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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

欧州のように

フィンランドのように北欧を旅していると、高(福祉+税)国家が成り立つのは、人口密度が低く、かつ人口が少ない国家に限るといういう条件がよくわかってくる。

フィンランド、ノルウェー、デンマークはそれぞれ約500万人、スウェーデン900万人。

これは日本で言えば都道府県の人口。

あまり政治のことは言いたくないけれど、日本のように巨大な人口を抱えた国が、高福祉国家を目標とすること自体が、すでに理論破綻していると、政治家さんたちに気づいて欲しい。

戦後の行動成長期と違い、そもそもそれぞれの価値観が大きく変わってしまった日本人全てが満足する政党政策などあるわけがない。

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欧州のように、日本もいくつかに分国し、合州国制にして、主義の違う国家に個人が選んで住めるようにしたらいいのに、と思います。


ヘルシンキ

ヘルシンキに到着しました。

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欧州の中では珍しいアジア系のマジャール人の国から同じくアジア系のフィン人の国へ。

 

外交官を目指して文系学部受験の勉強していた大学受験現役時代と代ゼミの特待生だった時期。

 

代ゼミの武井正教先生の東大世界史と武井正明先生の東大地理の講義が面白くてたまりませんでした。

 

お二人の先生方は、今でもお元気なのかな?

 

夢のために、それはそれはよく勉強した記憶がありますが、今では、音楽や絵画を理解するときの教養や、海外の医師との会話のブレイクアイスとして大変役に立っています。

 
思えばある転機があって、医学部も一校だけ受験しようとふと思いついたのは共通一次の直前のちょうど今頃でした。

 

僕は理系の方が圧倒的に得意だったんですよね。今では医者は天職だと思っていますが、本当にあの時、医師になる事を思いついて良かったです。

 

人生万事塞翁が馬ですね。

 

人生結果がどうなるかわからない。

 

それゆえに、無駄な努力など無いのです。


フィンランド EADV

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フィンランドのサーリセルカで行われたヨーロッパ皮膚泌尿器科学会(EADV)に参加してきました。もともと極圏にあるこの街の人口は300人程度なのに、今回この学会のためにおそらく2000人近い皮膚科医が世界中からこの街に集まったのです。大変な賑わいとなりました。街にある3つの大きなホテルをすべて借り切った規模で行われましたが、そのホテル同士が遠くて、寒い中、防寒服を着込んでの移動にくたくたになってしまいました。

サーリセルカについたのは夜中でした。おそらくマイナス20度近かったのでは?? ホテルの会場の氷でEADVと彫刻がある前で写真を撮りました。ちなみに、この写真をとった後、いきなりデジタルカメラの液晶が割れてしまいました。写真は撮れるのですが、液晶で写真を確認できないのです。困ったなあ・・と感じるとともに、毎日いかに文明の利器に頼っているかを思い知らされました。

学会の行われたホテルの1つである、Hotel Riekonlinnaです。僕が泊まったビレッジから雪深い中、15分ぐらい歩いて到着します。学会が始まる8時前ですが、まだ日が出ていません。寒かったです。

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今回のEADVは、ドイツ人の医師による、炭酸ガスレーザーによるフェイシャルのリサーフェシング(肌の入れ替え)の演題が面白かったです。炭酸ガスレーザーによる肌の入れ替えは、欧米人のように色が白い人には非常に有効です。アジア人は色素沈着してしまうので、CO2リサーフェシングは出来ませんでした。アジア人にも使用できる肌の入れ替え機器であるフラクセルは画期的ですね。こちらではまだ使用する医師はあまりいないようです。

もうひとつ興味深かったのは、ボトックスによるフェイスリフト法です。技術を学んできましたので、ご興味のある方はクリニックまでご連絡下さい。アメリカ人は最先端の新医療機器の開発に興味を持ちますが、ヨーロッパ人は、自分の持つ道具を工夫して診療をする人が多く、そういった点では工夫上手です。

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同じ皮膚科の学会でもEADVはアメリカのAADとはずいぶん違った雰囲気です。アメリカの学会はレーザー会社などが前面に広告を出していて、もっと商業的な雰囲気なのです。展示場の中です。このような展示がなされます。純粋に医師が症例を検討するという感じで、雰囲気はヨーロッパのほうが好きです。言葉のほうも英語が共通言語なのですが、お互い第二言語なので、表現が易しく、むしろ聞き取りやすいですね。

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会場から出てみると温度計がありました。昼なのにマイナス13度です。

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一日目はがんばってスーツで過ごしたのですが、ギブアップして二日目からはスキーウェアで参加しました。学会参加証がスキーウェアの上で浮いていますね。(笑)ホテルの前ですが、ノルディックのスキーに興じる観光客などがいて、スキー場では無いのですが、さながらゲレンデです。

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樹氷というのでしょうか。写真では見えないのですが、ダイアモンドダストが輝いて、とても綺麗でした。

フィンランドはヨーロッパでは珍しい、アジア系民族の国です。たしか、ハンガリーのマジャール人と並んで、アジア系のフィン人の国家であると高校の時の地理の先生に習いました。

フィンランドといえばシベリウスの”フィンランディア“という交響詩が有名ですね。フィンランドは長い間スウェーデン内の自治領でした。そしてロシア軍の侵略によってロシア領となります。ロシア統治下でもしばらく自治は行われていたのですが、ニコライ1世、2世の時代になるとフィンランドの自治権は奪われました。そのためフィンランド内では愛国運動が起こり、その一環として歴史劇「いにしえからの情景」という劇が講演されるようになります。その中の交響詩として、フィンランディアという曲が作られたのです。

フィンランドはトルコと並んで、実はかなりの日本贔屓の国です。日露戦争で東郷平八郎が日本海海戦でバルチック艦隊を撃破したことがきっかけとなり、ロシア革命に乗じて1917年に独立をはたしています。今回の滞在では確認できませんでしたが、トーゴービールというビールが存在するという話しを聞いたことがあります。交響詩フィンランディアは、やはりカラヤンが上手いですかね。彼は5回録音していて、64年と84年。初期と最後の演奏が良いと思います。

日本でもその美しい旋律からコンサートに取り上げられることが多いです。ちょっと趣味の世界に走っちゃいました。

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ヘルシンキの上空です。拡大していただければわかると思いますが、照明が光る夜景がとても綺麗でした。

 


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