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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

バミューダからの帰国

006 さて、三日間開催された、コントロバーシーズ&カンバセーションズも終わり、バミューダからの帰国となりました。

047滞在したフェアモントホテルともお別れです。

045多くの国旗が飾られてあり、綺麗な朝焼けが見えました。

帰国する日に利用したタクシーの運転手さんが、バミューダについての皆の知らない観光地や歴史。バミューダで開催されるアメリカPGAツアーなどの興味深い話を沢山してくれました。

002このドライバーさんに最初に会ったら、滞在中別の楽しみ方ができたかもと思いましたよ。

ちなみにタクシーから見えた砂浜。

今回の滞在中には残念ながらビーチには行けませんでしたが、次があるかもしれませんしね。

068バミューダ空港でのアメリカンエアライン。

0691行きの空港は、暗くて土地がほとんどわかりませんでしたが、こんな感じの場所でした。

そして、このバミューダ島で、アメリカに入管ができるのには驚きました。

空港のゲートをくぐればその場でアメリカの通関が終わるのです。

001 ニューヨークJFK空港では国内線扱いで乗り継ぎができました。

004 JFKから成田まではJALでした。

多くのレーザー治療について学び、ディスカッションした地球の裏側。バミューダ諸島での新国際学会周遊記の報告を終わりますね。


クィーン・エリザベスのドル紙幣

013_2

こちらはバミューダドル。

アメリカドルと等価のドルですが、バミューダでしか使えません。

バミューダではアメリカドルも通常使うことができますが、お釣りや、キャッシュディスペンサーだと、このイギリス女王のドル札が出てくるのです。

014ドル紙幣にエリザベス女王の顔とはなんとなくしっくり来ませんが・・・色鮮やかで綺麗ですよね。


コントロバーシーズ最終日と冷や汗

コントロバーシーズ最終日には、

「レーザー/光治療器の新技術に対するFDAの対応」

「レーザー/光治療器の副作用 どのようにすれば安全に効果的な治療ができるのか?」

「血管病変に対するレーザー治療機器」

「PDT療法」

といった演題が討論されました。

効果と副作用は紙一重。火傷をする寸前ぐらいのパワーで照射をすれば、おそらく最大の効果が得られるのですが、そのぎりぎりの調整はベテランでも難しい。火傷をしてしまっては元も子もありませんので、どこまで攻めてどこまで守るか、各国の医師も悩むところのようです。

多くのことも学ばせてもらって、今年のコントロバーシーズも幕を閉じました。

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最後にすこし、バミューダの街を御紹介しましょう。

バミューダには、大きな都市が二つあります。

ひとつは空港の近くにあるセントジョ-ジという都市。もうひとつは島の中央部に位置するハミルトンという都市です。

032_2滞在の最終日でしたので、このハミルトンに夕食に出かけてみることにしました。

036 場所は、ホテルで聞いた、お勧めのシーフード料理店。037_2

039実はこの日は疲れが出たのかお腹の調子を壊していて、好物のロブスターを前にしても冷や汗。

笑顔が引きつっていますね(苦笑)。


別荘地と大学

006バミューダは、NYから2時間半という立地もあり、リゾートとして多くの別荘が建っています。

英領バミューダは、タックス・ヘイブンとして世界的に知られていますが、2005年には一人当たりのGDPが世界で最も多い地域になりました。

平均住宅の価格は1.4ミリオンだということですので、日本円にすると1億3千万円ぐらいでしょうか。

景色の良いところにはたくさんの綺麗な家が並んでいました。

048 ついでにこちらはバミューダ(単科)大学の正門です。

この島には大学もあるのです。


バミューダ・ショーツ

026 そうそう、バミューダといえば、思い出すのがもうひとつ。

「バミューダ・ショーツ」というズボンがありますよね。

膝よりも少し短めの半ズボンのことです。日本では「バミューダパンツ」といいますが、これは和製英語。

ショーツは意味通り、「Shorts」のことなのだとか。

バミューダではこのバミューダ・ショーツに長い靴下と合わせるのが正装なのだそうです。

正装をしていたホテルマンに頼んで、一緒に写真を撮ってもらいました。


島のディナー

1609年にイギリス人が初めて入植した、バミューダ諸島の中でも最も西北にあたる島。

古い街の面影が今も残っています。

065_2さて、そんな街中を抜けてディナーのお店に向かいます。

066 こんな建物に周囲を囲まれた中庭のような場所を歩いて、先のお店を目指します。

これらの建物を造っている石はライムストーン・・・つまり石灰岩なのだそうです。

サンゴ礁からできた島ですものね。

074 いよいよお店につきました。

069 中はこんな感じ。世界の国旗が飾られています。

072食事はバーベキュー。

たっぷりの野菜と、マグロと牛のステーキをいただきました。

070_3 お店の中には娯楽室もありましたが、ビリヤード台とピンボール。

なんともレトロな感じがよかったです。


クルージングでレーザー談義

コントロバーシーズ二日目。

この日は

「次世代 ボトックス」

「発光ダイオード(LED)治療器」

「スキンタイトニング機器の比較」

「5年後のレーザー/光治療をどう予測するか?」

といった討論がなされました。

勉強になったことも多く、クリニックFでの今後の診療に取り入れていこうと思ったものもいくつかありましたよ。

午後は、ソルタメディカル社主催によるクルージングに御招待頂きました。

フラクセル、そしてサーマクールのユーザードクターを対象としたソルタメディカル社による粋な計らいです。

午後1時半に学会会場のフェアモントホテルロビーに集合。ホテルの乗り合いバスに乗りこみ、湾に下りていきます。003

海が見えてきました。

005今までは山の上にあった学会会場のホテルに缶詰で、海は遠くに眺めるだけだっただけに、湾が近づいてくると、皆、そわそわ、なんだか興奮し、徐々に盛り上がり、歓声が上がってきます。

こういうアメリカ人の明るいところ、やっぱり好きだなあ。

006 用意されたヨットは、3艘。

007 こんな二艘船のヨットがいよいよ出港します。

ソルタメディカル社のCEOであるファニング社長御夫婦もクルージングに参加して、ホストとして盛り上げます。

ちなみに彼が初めて当時のサーメージ社の社長に就任して東京に来た時のブログや、フラクセルのリライアント社と合併してできた、ソルタメディカル社の新社屋を訪ねたブログもお読みください。

久しぶりの再会に、話も盛り上がりました。

004バミューダの湾の中は、沢山のモーターボートが係留してあります。

010さて、満を持して出港です。

この写真のように、それぞれ皆、胸に名札のシールを貼ります。

018ふと後ろを振返ると、学会会場のホテルフェアモントが丘の上に見えます。

薄いピンク 色の建物、わかりますか?

017ロックス・アンダソン教授とも同じ船でした。

ちょうど一年前にアンダソン先生のハーバード大学を訪問しましたが、こんなラフな格好のアンダソン先生を見るなんて初めて。不思議なかんじでした(笑)。

028 皆船の上でリラックスしながらも、本職のレーザー談義に花が咲きます。

037出航して30分ぐらいすると、小さな島がいくつかある場所につきました。

025 この場所でヨットを停泊させて、シュノーケリングをしようというのです。

僕はシュノーケリングができるなんて聞いていなかったので、びっくり。

防水カメラを持ってくるんでした。

ふと前を見ると、アンダソン先生は袋から、シュノーケリングセットとフィンを取り出しています。

思わず 

「ご自分のを持ってこられたんですか?」

と、聞いてしまいました。

「そうなんだよ。やっぱり自分の道具じゃないとね!」

実はシュノーケルは趣味の一つなのだそうです。

013 ピンクの服のツアーガイドさんが、シュノーケリング中の注意事項を話します。

ヨットには約30人分のシュノーケルが常備してありました。バミューダの海を1時間ぐらい泳ぎましたが、熱帯魚がいて珊瑚もある、とても綺麗な海でしたよ。

海でぷかぷかと浮かびながら飲んだビールがとっても美味しかったです。

049 皆が海から上がると、ヨットは、バミューダ諸島の北西端のRoyal Naval Dockyard港を目指します。

以前、ギリシャロードス島で開催されたヨーロッパ皮膚科学会の時に利用したロイヤル・カリビアンクルーズ社の大きな豪華客船が停泊していましたよ。

060 船が港に着いたのですが、またこれが綺麗なところなのです。

コバルトブルーの海。

うーん。天国のようでした。

055こちら(左)が今日のヨットの船長さんです。

実際に見たことはないですが、ヘミングウェイの「老人と海」の 主人公のような人だと思いました(笑)。

062 ヨットを見送り、街の中に入ってゆきます。

このバミューダ諸島は、1500年代からヨーロッパ人によりその島の存在が知られていました。1609年にイギリス人が初めて入植した場所が、この西北にあたる地。

古い街の面影が残っています。

そして、今年は偶然にもイギリス入植400年という、記念の年だったのです。

長くなってしまったので、続きは次のブログで…。


No Pain No Gain?

070_2レーザー施術中、痛みがなければ何も得られないんでしょうか?

というスライドがありました。

皆、痛みを堪えるために、様々な工夫をしている、というこんな画像が映し出されます。

ボールを握ったり、看護士さんに手を握ってもらったり、 やることは古今東西同じですね。

うちでは特殊な麻酔を使用しますので、こんなボールは使っていませんけれど(笑)。


フラクセルとサーマクールの新機種デビュー

063 さて、学会内でソルタ・メディカル社の技術者であるレン博士に再会しました。

彼はレーザー工学医学会の中でも指折りの優秀な技術者。

以前のブログ、レーザー機器の進歩にかかわる重要人物でも彼のことを書きましたよね。

そもそもフラクセルの理論を作り上げたのは彼の功績なのです。

そんな彼がまた新しい技術を投入しましたよ。

065NEWフラクセルがリリースされたのです。

「Restore More(フラクセル・レストア・モア)」。

実はこのコントロバーシーズが、事実上この新しいフラクセル世界リリースの日。

フラクセルを扱う世界中のディストリビューターも、この日までリリースに関連する情報をほどんど誰も知らなかったようです。

「フラクショナル・レーザー・リサーフェシング」という理論がこの世に出たのは2004年のダラスの米国レーザー学会でした。

僕もその時会場にいたのですが、画期的な理論に会場がどよめいたのを覚えていますよ。

その後、多くのレーザー会社が追従してこのフラクショナル機能を付加しましたが、ソルタ・メディカル社が販売する「フラクセル」は、その名が示すとおり、誰がなんといってもフラクショナルレーザーの元祖です。

ここからレーザーの新しい章が始まったのですから。

064 NEWフラクセルの特徴は、今まで使用してきた1550nmの波長に加えて、1927nmの波長をDUALに使用できるようになったことです。

レーザー波長の水の吸収率を考えると、もう少し侵襲度が上がった感じでしょうか。

あちらでつくられるパラメーターは白人用ですので、そのまま日本人の肌に適応できるかどうかはわかりませんが、どんな反応が出るのか楽しみですね。

9月にアメリカで販売開始。

日本に来るのは数ヶ月後だと思います。

また新機種を買わなければならないのか…。

と一瞬目の前が暗くなりましたが、現行の機種をアップグレードすることが可能だとのこと。ちょっと安心しました。

クリニックFも、11月頃に向けて早速アップグレードの準備をしないと。

さらに同社サーマクールもCPTシステムという新しいエネルギー・デリバリー・アルゴリズムを開発し、痛みが少なく、さらに効果が高い機器の構想がほぼ固まったとの発表もありました。こちらはパンフレットは上がっていませんでしたが、非常に興味ありますね。

クリニックFでは、新しいレーザーを入れてから日本人に合ったパラメータを再度決定しますので、「フラクセル・レストア・モア」や「サーマクールCPT」の臨床デビューが決まりましたら、またこのブログでご報告しますね。


ニキビ跡にはブリッジセラピー? eCO2?

050 コントロバーシーズの初日は、

「アブレイティブ・フラクショナルレーザーの比較」

「現在の脂肪溶解の機器のデータ検討」

「ニキビ・乾癬により効果的なレーザー/光機器がなぜ無いのか?」

「今日の最も優れたフィラー選択」

という四つの演題が検討されました。

中でもニキビ跡に効果のある、アブレイティブ・フラクショナルレーザーの比較演題は、興味深いものでした。

現在販売されており、真皮まで入り込むフラクショナル・レーザー機器はスライドの写真にある7機種。

ニューヨーク大学の臨床教授で、自身のクリニックもNYCに持つRoy Geronimus医師は僕も所属する米国レーザー医学会(ASLMS)の重鎮の一人です。彼は6つの指標によってフラクショナルレーザーを分類し臨床経験を述べていましたが、非常に勉強になりました。

どの機器が、どのような症例に優れているか?きっちりと情報をもらってきましたよ。

同時に、これらの機器による火傷や色素沈着などの副作用報告も多くなされていますし、ひどい副作用の写真も沢山提示されました。

さすがコントロバーシーズです。

結局、高侵襲型のアブレイティブ・フラクショナルレーザーは、単にメーカーから推奨されたパラメータで照射すれば良いのではないので、他のレーザー光治療器と比較して、照射する医師の経験の差が、効果に出やすい。

と結論されていました。

「良薬口に苦し」ではないですが、効果のある機器は当然副作用も大きくなります。

副作用をなるべく減らして、効果を最大限に引き出すことに、医師の経験と技術がある。

このあたりは、非常に納得です。

レーザー/光機器は、効果も高いですが、所詮は「道具」のひとつ。

同じ機械を使ったから、同じ効果が出るというものではありません。

どのように使いこなすかは、医者の腕にかかっているということですよね。

世界の最新レーザー情報 


コントロバーシーズ イン バミューダ

044翌朝目が覚めて窓の外を見ると、こんなに素晴らしい景色が見えます。

094 さっそく海に行きたいところですが、この「コントロバーシーズ&カンバセーションズ」という学会は、朝7時から始まるのです。

0477時前に会場へ行ってみると、もうこんな賑わい。朝食を兼ねて、久しぶりに会ったドクターたちに挨拶します。

この学会、もともとハーバード大学ロックス・アンダソン教授の門下生が始めたレーザー治療医師たちの同窓会のようなもの。

もう20年近く開催されています。

毎年8月に3日間リゾートホテルで開催され、医師たちがレーザー機器について本音で語り合う。

という趣旨の学会なのです。

067こちらの写真。ロックス・アンダソン先生です。ロックスが鋭い発言をすると、時に会場から拍手が湧きあがります。

048 「この機械はメーカーが言うほど効果がない」

「指示通りの照射をしたら、こんな副作用が起こってしまった」

「こんな新しい技術の機器を開発実験している」

「数あるヒアルロン酸などのフィラーやボトックスの商材の使用感の違い」

などなど。

普段はメーカーサイドから絶対に聞けない、しかもレーザーの専門医としては知っておきたい情報の宝庫なので、辺鄙なところで行われるとしても、僕の学会出席の優先度としては非常に高く、いつも楽しみにしている学会なのです。


フェアモントにチェックイン

JFK国際空港に戻った時には、ちょうどチェックインに間に合いました。

さて、アメリカンエアラインに乗り換えて、NYからバミューダまでは約2時間半。

041 バミューダ空港に到着した時は夜でした。

ちょっとピンボケしてしまいましたが、こんな場所でしたよ。

バミューダにはレンタカーがありません。

043 タクシーで会場のFairmont Southamptonについたのは日本を出発して24時間後。

夜も更けていました。


バミューダ諸島から

NYでトランジットしてバミューダ諸島にやってきました。毎年この季節に開催される「コントロバーシーズ&カンバセーションズ」というハーバード大学系の皮膚レーザー学会が、今年はこの地で開催されているのです。

日本を出発してから到着するまで、なんだかんだで約24時間かかりました。

本当に遠いですね。

僕のバミューダ諸島の知識は、バミューダトライアングルの話と、名探偵シャーロック・ホームズの話の中に出てくる、

「ワトソン君、僕はこの事件が終わったら2ヶ月ぐらいバミューダにバカンス行ってくるよ」

という台詞。

どんなところなのか興味を持ってきました。

NYから飛行機で約2時間半。大西洋上にぽつんと浮かぶこの島は、イギリス領ではあるのですが、独自の自治を敷いています。

パスポートのスタンプもバミューダ独自のものでした。

ちょうどこの時期、日本との時差は12時間。

日本の昼の12時が夜の12時。昼夜逆転して考えれば良いので、時計を合わせる必要がなさそうです。

地球上で日本と時差がピッタリ12時間という場所は意外と少ないんですよね。ある意味貴重な場所かもしれません。

ネットの環境は悪くはないのですが、写真をアップするのがあまりうまくいかないようなので、日本帰国後になってしまいそうです。

とはいっても、まだホテルの客室と会場を行き来しただけで、たいした写真はまだ撮れていないのですが・・・(苦笑)。

窓の外には、真っ白な砂浜。

今日の午後には行けるかな?


バミューダへ

クリニックFは、8月13日~18日までお休みを頂きます。19日以降の診療をご希望されている方は、メールで御予約承ることが可能です。

contact@clinic-f.com

まで御連絡くださいね。

さて、以前にも書きましたが僕はその間を利用して、ニューヨーク経由でバミューダへ行ってきます。

北大西洋に浮かぶ英領バミューダ諸島はこんな島です。

Bermudaこんなビーチが広がっているのだとか。

Bermuda_beach調べる限り、男ばかりで出かける場所では本来なさそうですが(笑)、どんな学会になるのか楽しみです。

また現地のIT環境が良ければ、状況のご報告しますね。


新国際学会周遊記

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