TakahiroFujimoto.com

HOME MAIL
HOME PROFILE BOOKS MUSIC PAPERS CONFERENCES BLOG MAIL CLOSE

BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

第11回JMECトータルアンチエイジングセミナー ルー・リード

おはようございます。

10月28日(月)はクリニックFの診療日です。

今日の都心部は朝から気持のよい秋晴れですね。

今年の10月には6つの台風が日本近郊にやってきたのだそうです。

雨の日が多かった印象があるので、昨日今日と久しぶりに気持ちがいいですね。

そんな東京ですが、現地時間10月27日にミュージシャンのルー・リードが亡くなったとの訃報が届きました。

「A Walk on The Wild Side」は歌詞の内容を知ってか知らずか、日本でも様々なところで流れ、カバーされてきましたよね。

ルー・リードの誕生日と僕の誕生日は生まれた年は違いますが、月日は一緒だと人から聞いたことがあります。

71歳。まだ若い。

ご冥福を心からお祈りいたします。

*********************

昨日は日本最大のレーザー輸入業者である株式会社JMECによる「トータルアンチエイジングセミナー」が開催されました。

JEMC社の扱う商品は、シネロン/キャンデラ社、ソルタメディカル社、ゼルティック社などなど、世界的にこの業界を支える米国トップレーザー企業ばかり。

Z1ルビーレーザー、ePlus(トリニティプラス、サブライム、モティーフIR)、サーマクールCPT、Vトラック、メドライトC6、クルスカなど、国内の著名な治療機器を多く扱っています。

これも海外レーザー企業の日本支社という立場ではなく、JMEC社が目利きの輸入代理店として、海外市場の魅力ある機器を選ぶことが出来る環境にあるからこそ。

心配されていた台風も前日に通過しましたので、出席者が約400人弱と国内最大規模のユーザーズミーティングとなりました。

代表世話人の谷野隆三郎先生からの

「一企業のセミナーではありますが、JMEC社の肩を持つのではなく、忌憚ない正直な発表をしていただきたい。」

という趣旨のお言葉から始まりました。

そのおかげか講演のドクターからも正直な活発な意見が沢山でて、非常に実りある講演になったと思います。

僕も一日会場にいて講演を聞いていましたが、とても勉強になりました。

ランチョンセミナーではソムリエの田崎真也さんによる「至極のおもてなし」の話も出ましたよ。

僕はといえば、第二部 「フェイシャル&ボディー」という講演枠で、山下理絵先生、青木律先生、石川浩一先生らとともに「照射テクニック&一押しの機器」というテーマのパネルディスカッションに参加させていただきました。

シミ、たるみ、ニキビ痕、毛穴、ボディーに対してディスカッションした後、それぞれ一押しの機器を挙げるというセッション。

話していてよくわかったことは、全く同じ疾患に対してでさえ、ドクターによって治療方法にも使用機器にもかなりのばらつきがあるということ。

例えば前日に行われた打ち合せでは、肝斑へのフラクショナルレーザー機器使用の可否について、意見が真っ二つに別れました。

特定の機器が仕事をしている訳ではなく、経験に基づいて機器をどのような条件で使用するかの工夫の方が、遥かに大切なのだということを改めて気づかされました。

コーディネーターの山下先生も赤チームと青チームというように分けていらっしゃいましたが、クリニックFや石川先生のクロスクリニックなど、国内でもレーザー治療を専門として、何台も機器を買い揃えているクリニック(赤チーム)と、地域の保険診療をベースに患者さんのためにレーザー光治療器を数台入れているクリニック(青チーム)とでは、治療の幅や機器の選択肢が違うのは当然のことです。

クリニックFでも、幾つかのフラクショナルレーザーやフラクショナルRFを併用利用した、ニキビ痕と毛穴治療の症例を供覧しましたが、こちらは一つの波長のフラクショナル機器では対応できない疾患でした。

自院にある機器で治療をして、クリニックの患者さんの満足度がある程度上がったら、

「さらに次世代のレーザー機器を買い増して、レーザー専門クリニックに舵を切る」

もしくは

「一定以上の治療技量が必要な患者さんは、専門クリニックに紹介する」

のどちらかを選択していくのが正解なのだと思います。

**********************

難しい話はこの辺りにして。

こちらの写真は、前日の打ち合せで出てきた赤と青に光る飲み物。

打ち合わせた先生方も、光治療の専門家ばかりでしたので、盛り上がりました。

氷を模したLEDが入っているのですね。

こうした機会を与えていただいた関係者の方々に、篤く御礼申し上げます。


カテゴリー