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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

東京大学カードと慶應義塾大学カード

東京大学カードと慶應義塾大学カードというものが存在するのですが、ご存知ですか?

どちらも卒業修了資格を有するものにしか発行されないのです。

カード

僕は慶應義塾大学経済学部中退ですが中退者には資格がなく、薬学系研究科を修了して初めて持つことができました。

2枚とも持っているのは僕の密かな自慢です。笑。


慶應義塾大学と 共同研究

今日は慶應義塾大学の形成外科の貴志教授の教室へ。

1慶応

薬学系研究科の博士論文の副査をしていただいた際に、
僕の研究にご興味を持っていただいたのです。

慶応2

フラクショナルレーザードラッグデリバリーの大学との共同研究が始まります。


101歳の祖母と

101歳の祖母と。

昨年は何度も体調を崩し心配しましたが、無事に3つ目の博士号の学位記を見せる事ができました。

祖母_1

祖母_2

祖母_3

祖母は80歳まで鎌倉で一人暮らしでしたが、もうすっかり呉の人ですね。


休診日の今日は現在実家のある呉へ

休診日の今日は現在実家のある呉へ。

101歳の祖母と両親に薬学博士の学位記を見せに来ました。

広島_1

広島_2

広島_3

広島_4

広島_5

クラスJが内側席しか空いてなかったので、迷わず普通席窓側で。

南アルプス山脈が綺麗に見えました。

冬山は遠くから観ると美しいですが、本当に厳しい場所の代表ですね。

雪崩事故の話を聞くと心が痛いです。


薬学博士 博士(薬科学)受け取りました

しかと受け取りました。

専門違いの薬学の分野に飛びこみ、20代の学生さんに混じってレーザーの研究を3年間続けて来ましたが、最初は化学やら薬学の英文論文も満足に読めず、医薬での学問の捉え方の違いに衝撃を受けました。

授与

まだまだ高みには程遠いですが、漸く医学 工学に次いで、薬学の研究立証の考え方も理解できるようになりました。

今後、この経験を人生に活かして行きたいです。


三つ目の博士号 薬学博士論文 フラクショナル・レーザーアシストとリポソーム併用によるドラッグデリバリーについて

3年間研究在籍していた慶応義塾大学大学院薬学系研究科での研究を終え、

医学博士(東京大学2004年)

工学博士(東海大学2013年) に次ぐ

僕の3つ目の博士号である 薬学博士

博士(薬科学) (慶應義塾大学2017年)を受理することができました。

 

ここに至るまで、思わず涙が出るほどつらい経験もしました。

その分本当に嬉しいです。様々な局面で支えてくださった方々のおかげです。

ありがとうございました。

***

僕は小学生の頃から理科が大好きな子供でした。

父親は文系の研究者でしたが、理系の研究者という職種が存在すると気づいたのは、小学3年生の頃だったような気がします。

当時、千葉の放射線医学総合研究所(放医研)に勤めていた理学博士の叔父の研究室に遊びに行かせてもらって感激したのです。

思えば、将来博士号を取るという事を明確に意識したのがこの時でした。

物理 化学 生物 は理系の主要な三部門です。

新たな理論を立証する手法は、それぞれの学問で異なります。

物理であれば数式で

化学であれば化学式で

生物であれば図表で

証明することが必要になりますが、

レーザーを軸にし、工学(物理学) 薬学(化学) 医学(生物学) の三分野の博士号を取得した医師は世界にも他にいません。

人生においても、研究においても、経営においても、他人とはひと味違った、またはちょっと角度の異なるオリジナルなものを作り上げたいというのが僕の常なる目標でありモチベーションですので、転んでしまった時もとりあえず立ち上がりひたすら信じる道を進んできたな、と思います。

***

フラクショナルレーザー機器を用いたドラッグデリバリーの論文は英文で2報書くことができました。

スライド42

一本目の論文は、レーザー医学の世界のトップジャーナル。Lasers in Surgery and Medicine誌に載せることができました。

生体に薬を入れる手法は大きく分けて三つあります。

経口 経静脈 経皮 (経肺というルートも考えられます)

ですが、この論文は、経皮の薬剤吸収を促進する方法です。

今回の僕の論文は、リポソームを薬剤トランクのように用いて、フラクショナルレーザーをアシスト照射することで薬剤の皮下への導入を増やそうというもの。

スライド43それまで、経皮の薬剤吸収の促進と制御方法には上記二つの手法がありました。

こちらのフラクショナルレーザー機器を物理的な手法とすれば、以下のようにより有利に薬剤をコントロールして皮下に導入できることとなります。

スライド44皮下に導入するフラクショナルレーザーとしてはCO2の波長を選択しました。

この波長は照射後の皮膚が乾燥し、薬剤が浸潤しやすい状況を作るからです。

スライド45波長を決定して、残りの3要素のパラメーター

パワー 照射密度 照射時間をコントロールして実験を行いました。

スライド46

リポソームに内封させる薬剤としては、

低分子モデル 分子量376 5CF

低分子タンパクモデル 分子量6000 インシュリン

ワクチンモデル 分子量 45000 OVAアルブミン

と、大きさの違うモデル薬剤を用いて、それぞれ実験を行いました。

スライド48

どのモデル薬剤を用いても、パワー依存性、照射密度依存性、パルス幅依存性に薬剤導入が増すことが確認できました。

こうしたフラクショナルレーザーを用いた薬剤導入で最もメリットがあると思われるのは

〇針を使って日々インシュリンを導入しなければならない糖尿病患者

〇予防接種のためにワクチンを注射する小児

〇組織内圧が高く、そもそも注射が難しいケロイド患者

などが想定されます。

さらに、フラクショナルレーザーで開ける穴を調節することで、さらに大きな、例えばメラノサイトのような細胞を導入できるようになります。こちらはドラッグではなく、セル(細胞)デリバリーとしての応用です。

白斑や薄毛の治療などにも大きな福音となるでしょう。

***

二つ目の論文は、リポソームに用いるペプチドを、温度応答性に構造変化する変形性のペプチド組み込むことで、崩壊のタイミングをレーザーでコントロールするというもの。薬学のジャーナルに載せることができました。

スライド60

スライド61皮下に温度応答性のリポソームをしばらく沈降させて、必要な時間にレーザーを照射して皮下温度を上昇させることで薬剤放出をさせることができるのです。

実際にクリニックFでは、フラクショナルレーザーを使用したのちにこうした効果的な薬剤を塗布することで、肌を入れ替える施術を行っています。

難治性のニキビ跡や、初老期の表皮の細かいシワなどの肌を、脱皮させ、生まれ変わらせることができますよ。


薬学博士論文の製本

薬学博士論文の製本の為にとりあえず10冊分。

印字して製本に出しました。

論文

100ページを超える博士論文なので、この厚さです。

このうち一冊は国会図書館に、もう一冊は大学図書館に保存されます。


3つの理系の博士号を10年間という最短の期間で取得

昨日の薬学博士学位審査会では、厳しい質問もいただきましたが、無事に合格が確認できて本当に安心しました。

医学、工学、薬学の博士号は、生物、物理、化学の理系三分野の代表する博士ですが、それぞれの分野で論文の構築や理論の実証方法が全く違います。

レーザーを軸に研究を進めていくうちに、臨床写真を並べるだけの発表ではなく、より違った分野での理論的な科学的立証の手法を学びたいと思い、分野を変えつつコツコツと研究方法を学んできました。

決して安くはない授業料を払いながら自己投資をして、期間を決めて新たな分野を学ぶという作業をすることで自分を追い込むと、最後は火事場の馬鹿力が出せるように思います。

今回の薬学大学院在学期間は、年に20回以上も海外講演が続き、時間的体力的な制約もありました。

さらにレーザードラッグデリバリーのファースト論文は論点は良かったのですが、類似する論文が全くなかったために4度も再投稿させられ、さすがに諦めかけたこともありました。

昨年11月と今年2月に2本の論文がトップジャーナルに通過し、英文論文3報を持って学位審査に臨むことができました。

博士論文のクオリティは、2004年に書いた東京大学での医学博士論文の質をはるかに超えるものだと思います。

3つの理系の博士号を10年間という最短の期間で取得できたのは、アカデミックな分野で適時適切なアドバイスをくださった教授をはじめとした、僕のメンターたちのおかげです。

ありがとうございました。

今後学んだことを日々の臨床や、医療系コンサルタントの仕事に役立ててゆきたいです。


博士請求論文提出

たった今、博士請求論文提出してきました。

内容はレーザードラッグデリバリー。

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2月末の学位審査会までハードルがいくつかあり、ストレス続きですが、アカデミック分野で医学、工学に続く人生3度目の勝負。

諦めずに最後まで頑張ります。


Merry Christmas!

Merry Christmas!

今日は朝一で登記所ヘ。

これから慶應義塾大学薬学部 研究室で打ち合わせの後、クリスマスFの外来に向かいます。

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東京プリンスホテルは模様替えですね。


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