ディレイなく帰国できたので、今日は世界に通用するピアニストの一人辻井伸行さんのコンサートに行ってきました。
渾身のラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 聴かせていただきました。
初めてオーケストラの後ろのP席に座りましたが、演奏が目の前でテレビ目線で見ることができてとても良かったです。
盲目のピアニスト辻井さんが米国を代表するピアノコンテストのヴァンクライバーンで優勝して話題になったのはもはや10年前。
今回も円熟した演奏でしたが、演奏会終了後に、辻井さんが言った一言。
「ここまで来られたのは、支えてくれた両親や先生方、応援してくださる皆様のおかげです。
さらなる高みに向けて一層努力したいと思います。」
30歳でここまで完璧な演奏が出来るのに、さらなる努力をする。
自分も頑張らないとなあとつくづく思いましたよ。
世界レヴェルのピアノ演奏が出来る日本人は、例えばクラシックだと内田光子さんとか、分野は違えど、ジャズの上原ひろみさんとかだと思いますが、辻井さんは間違いなく世界のピアニストの歴史に名前を刻む人ですね。
彼を次ぐ若手は、現在20歳の藤田真央さんだと自分では思っているんですが、こうしてピアニストが育っていくのをみるのもクラシックファンの楽しみの一つですね。