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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

エムスカルプトの取材

本日も電磁場により筋肉増大することで痩身を図る医療機器のエムスカルプトの取材が二件ありました。

取材に答えていると、筋肉運動することがどのようなメカニズムで痩身に繋がるのか、答えなくてはならなくなります。

痩身には、成長ホルモンと、インシュリン、カテコールアミンが関わることはわかっていましたが、特に近年、痩身効果に深く関わっていることがわかってきた物質が、インターロイキン6と心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)なのですよね。

痩身

こちらは2017年1月のFuture Lipidologyの論文に掲載されているとってもわかりやすい図です。

痩身とは脂肪細胞に蓄積されているトリグリセリドを細胞内より取り出し、グリセリンと遊離脂肪酸(FFA)に分離すことに他なりませんが、こちらに深く関わっているのが「ホルモン感受性リパーゼ(HSL)」です。

ホルモン感受性リーパーゼを制御しているのが、4つのレセプターです。

運動をすることが、図の通りαおよびβレセプターの機能調節を行い、脂肪溶解を促進するANPを増加させ、脂肪細胞のインシュリンへの感受性を上昇させるのです。


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