【経営者がゴルフをするメリットとは?】
おかげさまで昨日はたくさんの方からお祝いの言葉を頂き、とてもうれしい日曜日となりました。ありがとうございます。
ドラコンだけは外してしまいましたが、初めてのベストグロスでの優勝。コツコツ自分なりに練習した成果と、ツキや人にも恵まれラッキーでした。
先週ラウンドした鎌倉パブリックアウトコース1番では、この写真の通り緩やかな下りの317ヤード
なんと! ワンオンしたのです!
ちゃんと証人もいます(笑)。
そんなわけで、薬学の博士課程が終わりここ数ヶ月。休暇で行けるチャンスのある日は専らゴルフを楽しんでします。
工学博士過程→半年おいて薬学博士過程・・・と、博士号を取得するために約6年半我慢したゴルフ。
昨年8月クリニックから歩いて行ける距離にある赤坂にゴルフスクールが開いたのを機に、週一回診療前レッスンでリハビリを開始し、3月にコース本格再開。ここへ来てスイングがリセットされてきました。
とはいえ、ゴルフも来週まで。
7月20日からお盆明けまで、米国、欧州、オーストラリアの出張が続きます。
さすがに大陸を何度も横断するときはゴルフクラブは持ってゆけません。
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ゴルフは経営者がすべきスポーツの一つと言われています。
欧州では、経営者や貴族の子供達を、ゴルフハンディをシングルにするため小さな頃から教育するといいます。
平日スルーで回っても4時間はかかります。
その間プレイヤー4人での会話ができます。
どんなレベルのプレイヤーでもハンディキャップというルールの上で対等に戦えます。
ゴルフは18ホールの勝負がありますが、一つのホールで大きく失敗すると、次のホールでスコアを取り戻すことができません。
バーディやイーグルに期待することはまずアマチュアであれば無理だからです。
それぞれのホール内で、起こってしまったこと(OB、池、バンカー、林入)などをその責任を認識しつつ冷静に判断して、被害を最低限に留められるよう次のショットを選択する。
それが、例えばグリーンから遠ざかるような後ろ向きや横向きのショットであっても、安全性を優先しなければならない。
経営者には、こうした危機管理も大切なのかもしれません。
暑さや寒さなどの天候に対して、いかにきちんとした対応をしてくるかも大切だと思います。
僕の友人の経営者で常に良いスコアで回る人は、ゴルフにおいて想定される天候や事故に対する準備を怠りません。
以前にシングルプレイヤーの優秀な経営者と回っていた際、途中僕のドライバーのヘッドの重りが緩んでしまったことがありました。
そうすると、それを締める特殊な器具を彼が取り出し、ラウンド中に貸してくれたのはおどろきました。
全ての危機に関して準備をすることが大切なのですね。
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ちなみに僕はアンチエイジングをテーマにする医師として、40歳以上の患者さんにスポーツを勧めることがあります。
どんなスポーツがアンチエイジングに効くかと聞かれる際、必ず
「笑いながら会話のできる運動量をもつスポーツを選択することが大切ですよ」
と言っています。
つまり、額に汗する程度の運動量はとても大切なのです。
ゴルフやジョギング、あとはボーリングぐらいでしょうか?
それ以上心肺機能に負荷がかかるスポーツは、活性酸素が多く出てしまいますので、運動のメリットともにデメリットも多くなります。
40超えて激しいスポーツををやりすぎると確実に見た目が老けますね。
ゴルフは体が柔らかい若い時と、ある程度硬くなった中年以降ではスイングを変えなければいけません。
若い時は、一部の才能ある若者がひたすら努力することによって得られるスイングですが、中年以降にゴルフをスタートしても、練習の方向性さえ間違えなければ、上手いレベルに到達できるのも魅力です。
さらに経営者はディシジョンメイクを素早く行うということが必要ですが、こうした意思決定のスピードは男性ホルモンの低下とともに衰えてゆきます。
ゴルフはプレー中にクラブ選択から、芝の読みまで、多くの選択を強いられますので、これは脳に対して良い刺激を与えると思います。
18ホールも回ると記憶に残るような確実に良いショットが必ず出る。
これが脳内報酬系のドーパミンを出しますので、自分に対するご褒美のようなものですね。
これが、ゴルフでよく言われるフレーズ
‟仕事はいいんか?80台、家族はいいんか?70台”
とまで熱中してしまう要因になるのですよね。
ゴルフに対する言い訳をたくさん書いてみましたが(笑)、こうした目の前の快楽を我慢して、すぐに気持ちを切り替え、他の仕事に集中できるというのも優れた経営者の特徴だということで、今日のお話は締めておきましょう。