藤井聡太四段の連勝記録はすごいですね。
僕も小学生の時に将棋が趣味で、夏休みの公民館での将棋教室の、最後の将棋勝ち抜き戦で優勝したことがあります。
将棋は戦略や空間把握能力を高めますので、子供の教育にはピアノと並んで良いのだと思います。
今も栄一作の将棋駒を持っていますよ。笑。
谷川、羽生、藤井と、これからは三人の天才が並べられて比較されるのでしょうが、僕の記憶に残るのは、29歳で膀胱癌で亡くなった村山聖九段です。
昨年松山ケンイチさんが主役をやり映画にもなりましたが、実は僕と同い年。
小児の頃から腎臓病気と闘いながらの命を削るような将棋は、感情移入したことが多々ありました。
ところで、将棋は男女の違いが最も顕著に現れる頭脳戦であると聞いたことがあります。
もちろん女性棋士もいますが中堅の男性の棋士の中に埋もれてしまう。
性差による脳の構造の違いもあると思うのですが、ふと思いついて、医学論文を検索してみましたが、残念ながら将棋は無かったのですが、チェスでは一つ見つけました。
Psychological Scienceという雑誌に2006年に掲載されたチェスの男女比較についての論文。
Sex Differences in Intellectual Performance
Analysis of a Large Cohort of Competitive Chess Players
Christopher F. Chabris, Mark E. Glickman
http://journals.sagepub.com/…/10.1…/j.1467-9280.2006.01828.x
チェス界でのグランドマスターの99%は男性であり、その違いを統計解析したものです。
こちらの結論は、チェスを趣味とする人の数が、圧倒的に男性の方が多く、もしも同じ条件であれば、統計学的に有意差はないというものでした。
果たしてどうでしょうか?
僕個人の考えとしては、将棋の男女の強さの違いは、闘争心の強さと、趣味へのハマりやすさ(つまり持続力と特定の期間内での集中力)の違いじゃないかと思っています。
定期的に生理のような女性ホルモンの周期をベースにもつ女性と、他人との競争心を持ち、自分の能力の高さを証明したがる男性ホルモンをベースに持つ男性でと比較すると、もとからして男女は同じ哺乳類でもクジラとライオンぐらい考え方が違うのだと思いますが、お互いの資質を生かしていけるといいですよね。