安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領との首脳会談が終わりさきほど記者会見もありましたね。
金曜日ということを差し引いても今日の都心の渋滞はいつにも増してひどいように感じますが、プーチン渋滞でしょうか。
今夜遅く今年最後のアメリカ出張のため、羽田国際線ターミナルに向かう予定なので、道路状況を考えるとスケジュール通りに行くか少々不安です。
北方領土問題について連日取り上げられていますが、個人的な見解としてはプーチン政権の間、北方領土が一島でも二島でも日本に返還されることはまずないと考えます。
プーチン以降もそうではないでしょうか。
自由に行き来する権利を得ることはできるでしょうが、返還となれば話は全く別です。
メディアでは北方領土の問題をアメリカによる沖縄返還の経緯と照らし合わせて論じている場面も多くあるようですが、そこにも違和感を感じます。
アメリカとロシアとではそもそも考え方が全く異なるわけですから、むしろアメリカがとった手段に対して逆手を考えるほうが良いように思うのは僕だけでしょうか。
とはいえ、北方領土を絶対に返すつもりがないからこそ、政治的な部分と違い、経済的な部分ではロシアに今あらゆるチャンスがあり、安倍政権もそこを理解したうえで交渉に臨んでいるのであろうと感じてしまうのですよね。
本音と建て前。とてもわかりやすい。
世界の警官になろうとしたアメリカを、ヨーロッパ、特にロシアは、そして中国は、ずっと見てきた。
それが長い間どういった思いであったかと思うと薄ら寒いような気持ちにすらなりますが、混迷を極める中国に比べればクリミア問題を鑑みてもロシアの秩序は整っています。
トランプ政権が現実となり、今あらゆる経済人はもう一度ロシアへのアプローチを精査しているところでしょう。
ロシアという国は、芸術面では特に、僕の大好きなものが沢山生まれた国でもありますから、非常に興味深いですね。