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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

カテゴリー:藤本院外日記

アーノルドベックリン「死の島」

アーノルドベックリンの死の島です。久しぶりに観ました。

世界に5枚存在しましたが、大戦中に一枚が焼失。

現在はスイスのバーゼル美術館、メトロポリタン美術館、ベルリン美術館、ライプツィヒ造形美術館に残っています。

フロイト、レーニン、クレマンソー、ラフマニノフ、ヘッセたちもこの絵を好んで飾っていたそうです。

この絵や作者のもつペシミズムや死のイメージは、多くの人に影響を与え、ラフマニノフは交響詩『死の島』を作曲しました。

特に有名な話はアドルフ・ヒトラーが、この一枚を手に入れて飾っていたということ。

ナチスの理想と共鳴したのでしょうか。

現在はヒトラーの所有の死の島は、ベルリン美術館にありますね。


メトロポリタン美術館

セントラルパークを横切ってメトロポリタン美術館まで。

もう半日近く美術館を歩いていますが、全く見切れません。

前に観た時よりも確実に作品が増えていますね。

こうした素晴らしい世界の美術品が集まるということは、列強国家の強い国力による略奪の歴史でもありますね。同じ戦負国であるドイツのベルリン博物館にも素晴らしい展示物が残っています。

日本は国力の全てを、先の戦争で使ってしまったんでしょうね。Met入場料30ドル=4650円。日本人は所有どころか、観ることも出来なくなってしまうのか。


自戒を込めて思うこと

米国レーザー医学会に参加して自戒を込めて思うこと。

僕も国内外の学会で幾つも講演を請負った事がありましたが、1人の講演者が多くの枠で何年も講演をやるから、同じ話を聞くことになり、つまらないのかもしれません。

1人が発表できる内容なんて沢山は無いので、演者を替えるか、演者が進化するしか無い。


舞台トゥーランドットとシャガールの絵

昨晩のトゥーランドットの美しい舞台とMETの両翼にある大きなシャガールの絵。

本当に素晴らしいです。

昨日の当日券。最前列が一席空いていたのですが、500ドル→8万円弱。流石に高いなと思って端の席にしましたが、思えば10年ぐらい前には同じ席が300ドル→3万円弱ぐらいでした。

インフレと円安で倍以上の価格。

ニューヨークに住んでる友人が、モヤシ一袋が700円で困ると言ってましたが、そうなっちゃいますね。

そうそうNYの地下鉄の初乗りも2.9ドルになってました。450円。


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