おはようございます。
昨日朝にパリより帰り、午後よりクリニックFの外来を再開しています。
昨晩は、診療後に薬学部大学院の学生さんとレーザーの研究実験。
次の研究発表のためのデータも揃いつつあります。
レーザー医工学は、研究者にとっては宝庫のようなものですね。
様々な角度から、知的好奇心を満たしてくれます。
こちらはパリ滞在中に訪れた、Sainte chapelleのステンドグラス。
ルイ9世(聖王ルイ)が1239年から収集し始めたキリスト聖遺物を納めるために建設を命じたのですが、残念ながら聖遺物はフランス革命後に逸散してしまいました。
僕が初めてパリを訪れたのがまだ医大生だった1993年。
世界史・地理選択だったのでとても興味はありましたが、書物の上での知識しか持ち合わせなかった僕にとって、初めての欧州実体験。
このステンドグラスから差し込む光の美しさを観て、キリスト教文化の深さに大きく心が揺り動かされたのを思い出します。
以来、機会あるごとに訪れてきました。
あれから20年。
変わらないセントシャペルのステンドグラスに対して、
同じ図柄に関しても知識や理解力が高まり、受ける印象は全く違ったものになりました。
人間は絶えず変化するものなのだということを実感しましたね。