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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

理論ベースの工学博士論文構築 マドンナリフトの取材再び

おはようございます。

今日11月24日(土)は連休の中日ですが、クリニックFは通常診療です。

休診日の一昨日は、いつものように工学部大学院に行き、タングステンランプによる温度補正の追加実験および論文の修正をしてきました。

3年間工学的な考え方を学んできたつもりですが、実証ベースの医学博士論文と異なり、理論ベースの工学博士論文構築は本当に難しい。

レビューワーの意見も手厳しいですし、悩みに悩んで次の文章をひねり出すといった感じです。

こうして学んだ技術が未来のレーザー治療機器を生み出す可能性もあります。

なんとか結果を出せるように頑張ります。

大学院から帰ってきた一昨日晩と、昨晩、二晩連続して雑誌の取材がありました。

年始に向かって発売される雑誌ですが、もう年末ですよね。

僕の2012年度、一押しで選択した施術は今回もマドンナリフト。

2004年に初期型フラクセルがデビューして以来、過去20台以上のフラクショナルレーザーを実際に利用してきました。

現在クリニックFにも10台以上のフラクショナルレーザー機器を常備して、患者さんの肌により使い分けをしています。

それらの機器の中でもマドンナリフトに使用するDEKA社スマートサイドドットは、医学的にも組織の収縮能力が最も高くなるフラクショナルレーザー機器であり、こうした研究データも海外では発表されており、診療治療の際に参考にしています。

フラクショナルレーザーの特徴は、レーザー照射後の組織活性化、タンパク変性(壊死による)、組織蒸発の三つの性質が、波長ごとに異なること。

さらにたとえ同じ波長を選択した機器であっても、本体レーザー発振心臓部の構造や、スキャナの性能によっても施術後の違いがあらわれること。

これらの機器の工学的な違いを考慮したうえで、患者さんに適応し、肌のパフォーマンスを上げてゆくことが大切だと思っています。

OEMとして他社で生産されることも多いCO2レーザーの心臓部も、DEKA社では、工学的にも独自の技術で、CO2レーザーの本体から設計していることも確認しています。

この施術の名前は、米国レーザー医学会の同僚である、NYのDr.ブルース・カッツが歌手のマドンナの施術を行い、彼女から絶賛を受けたことにあり、アラフォー、アラフィフの肌の「ゆるみ」や「たるみ」そして、「肌の入れ替え」に関しては最もパフォーマンスが高い機器であると言えますね。

来年には、マドンナリフトを超える機械がデビューするのでしょうか?

楽しみです。

 


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