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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

62回の国際学会講演

2010年も残すところわずかとなりました。

思えば、僕がこのレーザー/光医学の世界に足を踏み入れたのは、2000年。東京大学大学院に入学した年でした。

医学博士号を取得した後1年ちょっと、東京大学医科学研究所で東大の教職員(大学助教)・・・国家公務員として働いていた期間があったので、この間はレーザーの仕事はお休みしましたが、いよいよ10年が経過しようとしています。

10年前までは、レーザーというと「シミやアザ取り」や「脱毛」のための機器という感覚でしたし、医学部のカリキュラムで習うことは全くありませんでした。

しかし、1999年にルミナス社がフォトフェイシャルを発表してから、肌全体を若返らせることが可能になり、美肌レーザー光治療の概念が全く変わったと言えます。

つまり、顔の施術に特化して考えると

●シミやアザなどの症状を治療するレーザー機器

●肌を若々しく保つためのレーザー機器

とに専門性が分かれてきたと言えるのです。

特にこの10年間は、後半の、美肌のためのレーザー/光機器が数多く販売されてきました。

若々しい肌に保つための施術が、研究機関や大学病院などの最新研究のバックグラウンドがついてきて、よりアカデミックになりました。

今のクリニックFにいらっしゃる患者さんは

45%が色素斑、ニキビ肌、毛穴などといったの症状治療のためにいらっしゃいますが、

残りの55%の患者さんは、若々しく肌を保ち、肌をメンテナンスするために、ジムやエステティックサロンに定期的に通うような感覚の延長で、リピートしていらっしゃる方々なのです。

肌を「きれい」にするとは、

●テクスチャー(肌触り)を改善する 「リサーフェシング」

対応機器:フラクセル3DUAL e2 マトリックスIR アファームMPX パール エコツー など

●透明感を上げる 「ホワイトニング、ブライトリング」

対応機器:オーロラ ライムライト SRA メドライトC6 など

●ハリを持たせる 「タイトニング」

対応機器:ポラリス リファーム タイタン スキンタイト など

●たるみを治す 「リフティング」

対応機器:サーマクールCPT ウルセラ など

この四つに集約されると思います。

では、肌を綺麗にに保つためには、どの位の頻度でレーザー光治療をすればよいでしょうか?

患者さんを観ていると、

20代の方は 「ホワイトニング」機器を

30代の方は 「ホワイトニング+タイトニング」機器を

40代以降の方は、「ホワイトニング+タイトニング+リサーフェシング」機器を

それぞれの予算に合わせて1~3ヶ月おきに、定期的に繰り返して照射することをお勧めしています。

僕はほぼ10年前より米国や欧州のレーザー学会に通ってきましたので、これら最新の研究には明るく、さらに国内以上に国外でのレーザー機器の講演のニーズが増えたために、2004年から数えて62回の英語での講演機会に恵まれました。

2010年 国際学会講演

2009年 国際学会講演

2008年 国際学会講演

2007年 国際学会講演

2006年 国際学会講演

2005年 国際学会講演

2004年 国際学会講演

並べると感無量ですね。

思い返せば、突然PCがクラッシュしたり、直前に講演依頼内容が変わったり、人に言えない苦労も色々ありました(笑)。

ちなみに僕自身も3年ぐらい前から大体2ヶ月おきにレーザーを照射しているのですが、昔のブログをみると、数年前の写真よりも、今の顔の方が若返っている気もします。

いかがでしょう(笑)?

世界最先端のレーザー情報がわかる

 


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