2011年5月に米国ボルチモアで開催されるCLEO(Conference on Lasers and Electro-Optics)という学会があります。
この学会は、レーザーおよび光学機器を使用する工学系の学会です。
今年の10月より通っている工学部大学院のレーザー研究室で、まずこの学会に演題を提出してみることになりました。
演題名は
“Cavity enhanced spectroscopy with dual-color, passively locked power build-up external cavity diode enhanced spectroscopy with dual-color, passively locked power build-up external cavity diode laser”
演題が通過するかはわかりませんが、工学博士号取得への第一歩です。
最近工学の勉強を始めてよくわかったことがあります。
医学の世界におけるレーザー治療の常識は、工学の最先端のレーザーの研究に比べて、おそらく数段階遅れているのです。
ディスカッションしているうちに、
「こんな工学のレーザー技術を医学に応用できれば・・・!」
と思うことがしばしば。
医学領域における皮膚レーザー治療機器は、高額なものでも2,000万円位なのですが、最先端の工学レーザー機器はその数倍から数十倍の価格です。
高性能なのも当たり前ですよね。
クリニックに置いてある、小さな机ほどのレーザー機器も、最新の技術を利用すれば、手に載るようなサイズになるのだそうです。
本当に勉強することばかりです。