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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

藤本先生のスッキリ~美肌ショパン

こちらは雑誌やテレビなどで何度か取り上げていただいた美肌ショパンです。

予備実験では、女性10名に対して「このCDのうち好きな曲を繰り返し聴く」、もしくは「流して一枚のCDをすべて聴く」作業を1日1時間以上。

そして特にここが大切なのですが、「若いころの恋愛の楽しい思い出をショパンの曲に合わせて思い出しながら」10日間聴いてもらい、株式会社伊藤超短波社サイバースキンチェッカーを使用して肌年齢を測定したところ、なんとわずか10日間で、約10歳の若返り効果が観られました。

正確には10名の女性の実年齢が42.6歳、肌年齢機器による年齢が40.8歳であったのにかかわらず、10日間の実験後には肌年齢が30.9歳と9.9歳も肌年齢が若くなったのです。実年齢、肌年齢、実験後肌年齢をpaird- T 検定で比較すると、統計学的にP<0.03の有意差をもって肌年齢が若返ることが証明されました。自由度9で統計の優位差を出すのはかなりハードルが高いのですが、より人数を増やし、検証する価値があると思いました。

これは正直、予想を超える効能でした。

サイバースキンチェッカーは 「肌のハリ、水分量、油分量、色彩」の4点において肌年齢を測定しますが、それぞれ、肌のハリと水分量のパラメーターが上昇 油分量が低下 肌の色彩(シミやくすみ)のパラメータにはまったく変化がありませんでした。

音楽はあくまで脳の反応を引き起こすトリガーであって、より正確に言うと脳に対し直接的な作用があることはもちろん考えられますが、間接的に脳内の過去の記憶を引き起こす補佐をするものとしての役割も非常に高いと考えられます。過去にあった恋愛感情を思い出させることで、体内に新たなホルモンの活性化が起こったと考えることが自然でしょう。

ここにかかわるファクターはステロイド骨格を持つ性ホルモンの影響だと考えられます。女性ホルモンであるエストロゲンが上昇したことで肌のハリと水分量が上昇し。男性ホルモンであるアンドロステロンが減少することで油分量が適度に低下したことが、肌年齢を大きく下げたことにつながると考えています。

考察としては、現代の生活を続けると、仕事や生活などの多くのストレスにより女性は男性化してしまいます。一日一時間だけ、素の女性に戻ることを習慣づけてもらうことがいかに肌にとっても大切であるということですよね。

ちなみに同時に行った男性の4名では優位差は見られず。こちらも医師としては興味深い結果でした。

そして、シミやくすみなどの色彩のファクターは音楽ではよくなりませんので、レーザークリニックに通いましょう(笑)。

ちなみに楽曲はこちらです。こちらも1演奏家1曲に絞りましたので、ずいぶん悩みました。

ユンディリのマズルカ23番や、スタニスラフブーニンの幻想即興曲など、名演奏ですので是非聴いてもらいたいですね。

CD_4

1 舟歌 嬰へ長調 作品60/ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)

2 夜想曲 第2番 変ホ長調 作品9の2/マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)

3 練習曲 第9番 変ト長調 作品25の9 《蝶々》/ヤン・リシエツキ(ピアノ)

4 ワルツ 第2番 変イ長調 作品34の1/ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)

5 即興曲 第4番 嬰ハ短調 作品66 《幻想即興曲》/スタニスラフ・ブーニン(ピアノ)

6 バラード 第3番 変イ長調 作品47/クラウディオ・アラウ(ピアノ)

7 ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11 第3楽章/マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、クラウディオ・アバド:指揮、ロンドン交響楽団

8 マズルカ 第23番 ニ長調 作品33の2/ユンディ・リ(ピアノ)

9 即興曲 第1番 変イ長調 作品29/ニキタ・マガロフ(ピアノ)

10 ワルツ 第9番 変イ長調 作品69の1 《別れ》/アリス=紗良・オット(ピアノ)

11 バレエ《レ・シルフィード》 前奏曲 (編曲:ロイ・ダグラス)/リチャード・ボニング:指揮、ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団

12 子守歌 変ニ長調 作品57/エレーヌ・グリモー(ピアノ)

藤本先生のスッキリ~美肌ショパン


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