ニューヨーク最後の夜は、リンカーンセンターのメトロポリタンオペラでヴェルディの「椿姫」を観てきました。
ちょうど滞在日に公演があることがわかったので、日本から予約をしておいたのです。
幕が上がる前の舞台です。
今回僕は初めてここでオペラを観たのですが、舞台美術の素晴らしさに愕然としました。思わず溜息が出るくらい豪華! 幕がひとつ上がるたびに観客から自然と歓声が上がります。
主役のヴィオレッタはニューヨーク育ちのベテランソプラノ歌手のRuth Ann Swensonでした。
アルフレードはイタリア人のMatthew Polenzani。彼は大変な人気でしたね。
オペラは当然イタリア語でしたが、目の前に、英語の字幕が出ます。
この英語がまた、簡潔でわかりやすいんですよ。
今回のチケットは250ドルくらいでしたが、この舞台の豪華さと演者のクオリティを考えれば決して高くないと思いました。日本は高すぎるとよく言われますが、なぜそう言われてしまうのかよくわかりました。
舞台終了後は、観客がスタンディングオベーション。オペラで観客を惹きこむとはこういうことなのだと、感動しました。観ることができて、本当に良かったです。
椿姫の中でも特に好きな第一幕(誰でもそうでしょうが…。)の数々のメロディが、帰りの飛行機の中でもずっと頭の中で鳴り響いていましたよ。