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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

エリック・カルメンとラフマニノフ

おはようございます。

今日9月13日(火)もクリニックFの診療日です。

クリニックFは通常木曜日と日曜日を休診日といているのですが、最近は木曜日しか来院できないという患者さんの問い合わせも多いので、今週はイレギュラーで、明日14日の水曜日はお休みを頂き、15日木曜日に開院します。

クリニックを小さく作っておくと、こういうとき小回りが利きます(笑)。

木曜日しかいらっしゃれない方は、是非クリニックまで一度御連絡・御相談ください。

今月は、来週21日~23日まで香港へ招待講演の出張。

再来週の29日~30日は、福岡の美容外科学会の招待講演のため休診とさせていただく予定です。

ご迷惑おかけしてしまいますが、どうぞよろしくお願い致します。

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昨晩、古いCDを整理していたら、エリック•カルメンのCDが出てきました。

エリック•カルメンをご存知ですか?

「ALL BY MYSELF」という歌がとても有名ですよね。

1975年の曲ですが、その後30人以上にカバーされましたので、聴いたことがある人も多いと思います。

フランク・シナトラや、セリーヌ・ディオンのカバーが特に有名になりました。

When I was young, I never needed anyone.

Makin’ love was just for fun.

Those days are gone.

Livin’ alone, I think of all the friends I’ve known.

But when I dial the telephone, Nobody’s home.

All by myself, Don’t wanna be, all by myself anymore.

All by myself, Don’t wanna live, all by myself anymore.

Hard to be sure, Some times I feel so insecure.

And love so distant and obscure, Remains the cure.

[Instrumental Bridge]

All by myself, Don’t wanna be, all by myself anymore.

All by myself, Don’t wanna live, all by myself anymore.

When I was young, I never needed anyone.

And makin’ love was just for fun.

Those days are gone.

All by myself, Don’t wanna be, all by myself anymore.

All by myself, Don’t wanna live, all by myself anymore.

(Fade out) All by myself, Don’t wanna be….

とまあ、歌詞をみると「もうこれ以上、ひとりぼっちで居たくない」

という様な内容です。

僕はこの曲がとても好きだったので、いや懐かしいなあと聴いていたところ、ふとこの旋律には聴き覚えがある!!

と気づいたのです。

それも僕の敬愛するロシアの作曲家。

セルゲイ•ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第二番第二楽章」。

映像を用意しましたが、このキーシンの演奏する画像の1分20秒あたりからです。

サビは別の旋律ですが、曲の始まりの部分の旋律は全く同じですよね。

ラフマニノフの特にピアノ協奏曲第二番は大変難しい大曲ですし、その美しい旋律には特別な思い入れもあります。

どちらもとても好きな曲だったのに、聴き込んでいた時期が違ったので、今まで全く気づかなかった...(汗)。

調べてみると、これはかなり有名な事実らしく、英語で調べてみると

「The Eric Carmen song "All By Myself" borrows a melody from Rachmaninoff’s 2nd piano concerto. Another Carmen song, "Never Gonna Fall in Love Again", is based on his 2nd symphony.」

・・・との文章が沢山ネット上にありました。

この文章によると、「Never Gonna Fall in Love Again(邦題:「恋にノータッチ」)もラフマニノフの交響曲第二番の旋律が参考にされているのですね。

確かに聴いてみるとその通り。

知らないのは自分だけだったんです(苦笑)。

それにしても、無限にある音の組み合わせの中から出来上がる美しい旋律は、「奇跡」の様なものだと思いませんか?

たとえば、僕の得意な理数の分野を用いて考えてみると

「神がアイザック•ニュートンやゴットフリート・ライプニッツを造らなくても、おそらく誰かが微分積分は発見したであろう」

と言われているのですが、事実、日本でも17世紀に江戸時代の関孝和らの和算家達が、全く独自の考え方から微分積分に近い学問を作り上げています。

アインシュタインがいなくても、誰かが光の速度だけは絶対的なもので、どの空間でも一定であることを証明し、きっと一般相対性理論を導いたでしょう。

しかしながら、音楽や芸術は唯一無二のもので、神がモーツァルトやチャイコフスキーを造らなかったら、彼らの生み出した美しい旋律はこの世に存在することはなかったのです。

考えてみれば、旋律は、過去の知識や学問の集大成の様に複数の集団の脳から系統だって導きだされるものではなく、一人の頭の中で唐突に組み上げられて出来上がるもの。

同じものは二度と出来ないのです。

そう思うと凄いことですよね。


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