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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

トスカニーニ指揮シューベルト交響曲第八番「未完成」

おはようございます。今日もクリニックFの診療日です。

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今朝の音楽は、トスカニーニ指揮NBC交響楽団のシューベルト交響曲第八番「未完成」と第九番「ザ・グレイト」です。

1950年と1953年のカーネギーホールでの録音。

未完成は良い録音が多いですが、僕はこれが好きですね。

アルトゥーロ・トスカニーニ(Arturo Toscanini)は 1867年 明治維新の前年に、イタリアのパルマで生まれました。

パルマ音楽院の作曲科の学生のとき、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を観て、あまりの完成度の高さに作曲家になることを断念して、チェロ科に転科した、というエピソードが伝えられています。

楽譜至上主義かつ即物主義な演奏スタイルは、ロマンチストで変化を好むフルトヴェングラーと評価も人気も二分されましたが、日本人にはフルトヴェングラーのほうが知名度が高いでしょうか。

本来であれば日本でももっと評価されるべき存在なのだと思います。

1898年にミラノのスカラ座の音楽監督に、さらに1908年にはあの作曲家のグスタフ・マーラーの後任としてNYメトロポリタン歌劇場の音楽監督に就任し、まさに20世紀前半を代表する指揮者となりました。

注目すべきはトスカニーニが、生前のヴェルディやプッチーニと同じ時代に生きた指揮者であるということ。

「オテロ」の初演にチェリストとして参加した時にヴェルディの知遇を得たり、プッチーニの遺作となったオペラ「トゥーランドット」をミラノのスカラ座で初演していたりと、録音が残っているだけでも貴重な存在なのでしょうね。

ちなみに、トスカニーニの娘のワンダは、ピアニストのウラディミール・ホロヴィッツと結婚していますが、1932年にベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番『皇帝』で二人が共演したのがきっかけとなったのだそうですよ。


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