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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

Smooth Criminal Played by Two Cello Masters

ニューオリンズブログが続いていますが、僕は東京にいます。

今日は木曜日でクリニックFは休診日。昨年から木曜日は、工学部の大学院の研究室に行って、レーザー工学を勉強する日にしています。

医学とは違った工学のレーザーに対するアプローチには、毎回発見がありますよ。

ところで話は変わりますが、今日は最近感動した音楽の話をひとつ御紹介したいと思います。

クロアチア出身の2人のチェリスト Stjepan Hauser とLuka Sulicが、マイケル・ジャクソンの名曲「Smooth Criminal」を二つのチェロで演奏している動画を友人に教えてもらったのですが、これには衝撃を受けました。

クリニックFの患者さんには楽器を演奏される方も多く、チェロを弾かれる方も何人かいらっしゃいます。

チェロの音って音域が低くて、本当にいいですよね。

この動画は、チェロという楽器の音色にも、マイケルの曲にも新たな発見ができると思うのでお勧めです。

数々のヴァイオリンの名器を作り出したストラディヴァリ一家でも、1620年から1736年にかけて70から80挺のチェロを製作し、そのうち現存するのがわずかに63挺なのだそう。

つまり、ストラディヴァリウスのチェロは、現存が確認されている600挺のヴァイオリンの数と比較してもはるかに少なく、希少価値も高いということになります。

オークションに出ても、あっという間に落札されるのだとか。

ストラディヴァリウスのチェロは、このブログでもおなじみのピアニスト兼指揮者であるダニエル・バレンボイムの妻、イギリスの天才女性チェリストのジャクリーヌ・デュ・プレが使用し、後にヨーヨーマに寄贈された「ダヴィドフ・ストラディバリウス」が有名ですよね。

ジャクリーヌ・デュ・プレは、1987年に42歳の若さで中枢性脱髄疾患である多発性硬化症(MS)により、チェリストとしての才能を惜しまれながら亡くなってしまったのです。

この多発性硬化症は、アジア人よりも欧米人に発症が極端に多い病気。もう早くも20年近く前ですが医師国家試験的には人種によって罹患率が異なる病気の1つだったので、記憶に残っています(苦笑)。

ちなみにこの動画の二人が使っているチェロですが、動画を見てもらえば分かるように表版が黒のドライカーボン(カーボンファイバー)で作られているのです。

しかもかなりクール。

丈夫で軽いカーボンファイバーと言えば、F1の車体などを連想しますが、今は楽器にも使われるのですね。

スプルース(木の一種)でつくられた定番のチェロの表板とは、また違った味わいがあります。

知り合いの音楽家に聞いてみたのですが、アメリカでカーボンファイバー製のチェロが発売されてからというもの、その独特の音量と音色でファンが増えているのだそうですよ。

レーザー医療機器の世界もそうですが、楽器の世界でも新素材の技術革新がすごいのですね。


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