TakahiroFujimoto.com

HOME MAIL
HOME PROFILE BOOKS MUSIC PAPERS CONFERENCES BLOG MAIL CLOSE

BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

キエフ・オペラの「アイーダ」

この秋〜冬は、日本でも観たいオペラがいくつもあって、時間を見つけて出かけようと思っています。

週末の日曜日は、ウクライナ国立歌劇場オペラ(キエフ・オペラ)による「アイーダ」を、今日は横浜まで「カルメン」を観に行ってきましたよ。

それぞれのことを、ブログでも書いておきますね。

まずは、「アイーダ」。

ウクライナ国立歌劇場は、ホリショイ歌劇場、マリインスキー歌劇場と並ぶ旧ソ連邦三大オペラ劇場として知られています。

今年は10月9日のBunkamuraオーチャードホールを皮切りに、日本全国で35の公演を開催する予定で来日中です。

公演項目は「アイーダ」「カルメン」「トゥーランドット」「ボリスゴドゥノフ」。

それぞれ古代エジプト、スペイン、中国、ロシアの物語。

すでに、「トゥーランドット」「ボリスゴドゥノフ」は終了し、今回の「アイーダ」と、「カルメン」をもう1公演づつ残すばかり。

この公演、中でも特に僕の大好きなヴェルディの「アイーダ」を、とても観たかったのですが、どうしても予定が合わなかったのです。

唯一時間の合った日曜日、神奈川の相模大野まで一時間かけて行ってきましたよ。

相模大野の駅で小田急線を降りるのは初めてです。大きな公園もあり、とても暮らしやすそうな街でした。

こちら会場となったグリーンホール相模大野。

オペラ「アイーダ」ですが、多分数百回は通して聴き込んでいて、それこそ台詞の一言一句、さらに半音階メロディーがずれても、その違いに気付いてしまうくらい、僕は大好きなのです。

今年は5月にもこのアイーダをロンドンのロイヤルオペラハウスでも観たことはブログでもご報告しましたよね。

先日ヤマハより出版となった僕の著書にも、思い入れのあるアイーダの「凱旋行進曲」を収録してもらいました。

キエフオペラの公演も、エジプトの将軍ラダメス役のアンドリィ・ロマネンコの声こそ、公演の疲れか少しかすれていましたが、アイーダ役のオクサナ・クラマレヴァも、アムネリス役のテチヤナ・ピミノヴァも、実に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。

本当に良い演奏と舞台で感動してしまい、ついつい今日のカルメンのチケットも購入してしまったのです。

実はこのホールから相模大野駅まで約10分ぐらいの道のりなのですが、ちょうど道すがら、演技を終えたばかりの多くのウクライナ人と一緒になりました。今回のオペラだけで50人位のスタッフはいたでしょうから、数でも身長でも目立つウクライナ人たち。

何やら楽しげに話していましたが、言葉はわかりませんでした(笑)。

でも、この2か月の間、日本中をこのように旅してまわっているのですね。オペラ劇団の裏を見たようで、興味深かったですよ。

一昨日の公演の興奮まだ冷めやらぬうちに、今日は「カルメン」を観に神奈川県ホールに向かいました。

 


カテゴリー