さて、再びロシア出張ブログに戻ります。
「ニーベルングの指輪 神々の黄昏」
「ドン・キホーテ」
「ラ・ボエーム」
・・・と、ロシア・サンクトペテルブルグ滞在中に毎晩通ったマリインスキー劇場も、今日の「眠れる森の美女」で見納めです。
残念だなあ。
バレエ「眠れる森の美女 」をこの劇場で観劇できるのは、本当にすばらしい体験で、最も楽しみにしていました。
なぜなら、このチャイコフスキーを代表するバレエは、1890年にまさにこのマリインスキー劇場で初演が行われたからです。
110年前のことですが、タイムスリップしてその世紀の瞬間に立ち会ったような、不思議な気持ちになりました。
その110年前とたぶんあまり変わらないであろう、マリインスキー劇場の椅子です(笑)。
シンプルですよね。
名作「眠れる森の美女」だけあって、劇場は満員です。
早めに到着したので、幕が上がるまでの束の間、場内のお土産屋さんで記念品を探しました。
ショップにあった、バレエグッズの数々です。
僕はここで、マリインスキーバレエ団がイギリスで公演をした際のパンフレットを買いました。
英語によるパンフレットがそれしかなかったのです。
席に戻って、さあ、幕が上がります。
上がる瞬間は、本当にわくわくするんですよね。
バレエの表現力や技術レベルの高さはさすがにすばらしく、感動しました。
主人公のオーロラ姫は、第1幕で100年の眠りにつくのですが、再び目を覚ました時にお城の人々の洋服が100年の時の経過を物語るかのようにガラッと変わります。
演出も素晴らしいと思いました。
バレエが終わったのは夜の11時でしたが、まだ白夜ですのでこんなに明るいのです。
最後に写真を取りましたよ。
バレエなのでラフな格好です。