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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

音楽が脳に与える影響について

映画を観て感動し涙がでるのは、映像からの刺激なのか音楽からの刺激なのか?

今週金曜日に音楽が脳に与える影響について、渋谷のホールでクラシックコンサートの前に話をすることになっています。

音楽会の前なので、久しぶりにタキシードを着て話す予定です。(笑)。

音楽が脳に与える影響は非常に興味深いものです。

一般的に現代社会においては、視覚の刺激はすべての感覚情報の8割を占める傍ら、聴覚情報は1割強だと言われています。

嗅覚情報に至っては5%ぐらいでしょうか。

一方、視覚情報は視神経から「新脳」である大脳皮質に転写されて理解認識されますが、聴覚情報は大脳の奥にあり感情をつかさどる「旧脳」である「大脳基底核」にダイレクトに伝わります。

そのため、聴覚からの情報は視覚と比較して、大きく感情を動かすのです。

ではここで質問です。

素晴らしい「絵」を見て感情が動かされ、泣いたというご経験のある方はいらっしゃいますか?

映画を無音で見て、心の底から感情が動かされ涙した経験はありますか?

一方で、素晴らしい音楽だけを聞いて涙を流した経験がある方は多いのではないかと思います。

映画を観て泣けるというのは、ストーリーの論理展開を聴覚が理解し、音楽によって感動が増幅するからなのだとおもいます。

現代生活を送っていると、視覚からの刺激に心を奪われがちになってしまいますが、聴覚が私たちの情緒に与える影響は、実はとても大きいものなのです。


エルガーのエニグマ(謎)変奏曲の第9変奏

最近僕がハマっている、エルガーのエニグマ(謎)変奏曲の第9変奏。

アダージョ「ニムロッド」。

様々なヴァージョンの演奏動画を見つけました。

「エニグマ」とはギリシア語で、「謎かけ」「謎解き」といった意味で、この変奏曲には2つのエニグマが込められているのだそうですよ。

思えばビートルズが出てくるまで、イギリスには世界的に有名な作曲家がいませんでした。

シニカルで享楽を好まないイギリス人の文化的な背景もあったのだと思いますが、実際には17世紀に清教徒革命で議会を解散し、政権を引き継いだクロムウェルの影響だという説が有力です。

彼は演劇や音楽が人間を堕落させるとして、教会のオルガンを破壊し、これらの一切の文化活動を禁止したのですよね。

1660年王政復古後にイギリスに渡ってバロック期に活躍したヘンデルはドイツ人ですが、長い低迷期を迎え、イギリス人が音楽で活躍するようになったのは、組曲「惑星」の作曲家ホルストと、威風堂々とエニグマ変奏曲を作ったエルガーぐらいからですかね。

一変して現在は、オペラ座の怪人、ジーザスクライストスーパースター、キャッツなどのクラシック音楽の流れを引いたミュージカル音楽作曲家のアンドリューロイドウェバーや、その後世界の音楽に影響を与えたブリティッシュロックを作り上げるローリングストーンズ、ビートルズ、スティング、クイーン、エリッククラプトンなどの多くのミュージシャンを産み出すのだから、歴史とは不思議なものです。


連休中クリニックFは今日は外来ですが残りは暦通りです

おはようございます。

連休中クリニックFは今日は外来ですが残りは暦通りです。

1−2日は開院。

3−5日はお休みいただきます。

今週コンサートで聴いたフランク ヴァイオリン・ソナタ イ長調ですが、特に第4楽章が秀逸で、その後、何度も聴いています。

演奏家による聴き比べの動画を見つけました。

クラシックファンの楽しみは、この同じ曲の聴き比べだと思うのですが、ヴァイオリンとピアノの組み合わせは、オーケストラのように指揮者が率いるものではないので、名演かどうかは、ジャズのセッションのような、その瞬間、そのレコーディング会場と作り上げる偶然の要素が大きいです。

秀逸な演奏に出会うと、曲の解釈がガラッと変わり、大きな発見があったりすることもありますから、新たな演奏探しはやめられないのですよね。


2週間ばかり一度もクラシックを聴いていませんでした

米国、欧州出張より帰国し、2週間ばかり一度もクラシックを聴いていなかったなあと思い出しました。

音域の広いクラシックは、やっぱり本物か、きちんとしたオーディオスピーカーで聴かなきゃですね。

最初に選んだのはバレンボイムのベートーヴェンピアノ協奏曲第5番皇帝。

第二楽章が聴けば聴くほど好きすぎて何にも代えられない。


ハンガリーピアニスト、シフ・アンドラーシュコンサート

今日は診療後、来日しているハンガリーのピアニスト、シフ・アンドラーシュのコンサートの東京オペラシティ当日券売り場に走りました。

なんとか6人目に並ぶことができましたので、無事前から2列目のチケットを1枚手に入れました。

日曜日の横浜公演を聴いた音楽友達から、今回のシフの演奏は素晴らしいと薦められたのです。

ちょっと気軽に演奏会に行けるのは、都心でクリニックを開いている大きなメリットですね。

ピアノ_1

ピアノ_2

シフは欧州でハイドン、モーツァルト、べートーヴェン、シューべルトという、ソナタ形式を完成形に到達させたウィーン古典派の4人の巨匠の、最後の3つのピアノソナタを3公演に分けて弾くという試み「The Last Sonatas」をしています。

ピアノ_3

ピアノ_4

本日の公演は、「最後から2番目のソナタ」の演奏でした。

ピアノの新約聖書とも言われているベートーヴェンのピアノソナタの中でも最後から2番目の、第31番は僕のお気に入りの曲なのですが、シフの弾くベーゼンドルファーから奏でられた音楽はあまりに神々しく、涙が溢れそうになりましたよ。

いわゆる Gifted pianists は沢山いると思うのですが、聴き手も弾き手も年を経るごとに曲の理解や解釈が深まりますので、より多くの気づきがありますよね。

国内でここまでの演奏会を聴くことができたのは数年ぶりです。

素晴らしい体験でした。


ピアノコンサートへ行ってきました

工学部の教授に、昔の上司のお嬢さんがピアノコンサートを開くのだけれど、藤本先生クラシック好きでしょう、とお誘いいただきました。

コンサート_1

場所もクリニックF至近の紀尾井ホール。

コンサート_2

コンサート_3

まだ藝大在学中で若いのに聴いてびっくり。

ペトルーシュカが感動で涙モノでパワーもらいました。

このピアニストの名前、覚えておいた方がいいかもしれません。


今朝のBGMはシューマンの交響曲第4番

今日はクリニックFの診療日です。

ここ数ヶ月ずっと緊張を強いられていたのですが、先週ようやく解放され、ちょっと気持ちが楽になりました。

今日の朝のBGMはシューマンの交響曲第4番。

フルトヴェングラー指揮ベルリンフィル。

シューマン第4番の最高の演奏と言われている一枚ですが、僕は大きな仕事を終えて、気持ちを切り替える時に何故か聴きたくなりますね。


グラミー賞に内田光子さん

ピアニストの内田光子さんがこのアルバムで、二度目のグラミー賞を取られましたね。

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クラシックファンとしてはうれしい限りです。

 

 

おめでとうございます!

僕は2010年にアムステルダムのコセルトヘボウで内田光子さんのピアノ独奏を聴いたことがあります。

 
http://clinic-f.com/blog/international/post_1619/

 

演目は、ベートーヴェンのピアノソナタ27番と14番「月光」

 

そしてシューマンのダヴィット同盟舞曲集op.6

 

聴衆は皆スタンディングオベーションで応え、アンコールはバッハとモーツァルトでした。

 

 

こうした世界的なホールで日本人の演奏を聴けるなんて、同じ日本人としてとても嬉しく思ったのを思い出しましたよ。


JAL クラシックチャンネル「鳥」特集

大阪から帰京するときに聴いたJAL のクラシックチャンネルが、今月は「鳥」特集なのだそうです。

チャイコフスキー「白鳥の湖」、サンサーンスの動物の謝肉祭「白鳥」、ハイド弦楽四重奏曲67番「ひばり」、魔笛のパパゲーノの「私は鳥刺し」、オッフェンバック「ホフマン物語」の森の小鳥は憧れを歌う、に続き、最後の曲がストラヴィンスキーの「火の鳥」でした。

マリスヤンソンス指揮の音源でしたが、久しぶりに聴いた「Fire Bird」に鳥肌立ちました。

パリ・オペラ座の公演ののち、ストラヴィンスキーは一夜にして時の人となりましたが、本当に多くの伏線が織り込まれたすごい曲ですね。


父からフルートのCDが

米国出張から帰ってきてクリニックFの外来です。

年末になると、呉で大学教授(社会情報学)をしている父から趣味の自作フルートのCDが送られてきます。

今年17年目17枚目なのですが、制作に何カ月もかける編集まで入ったなかなかの力作。

親しい友人や親族に毎年配っていて、2017年はディズニー曲の特集だそうです。

cd_1

cd_2

父は高校生の時からフルートが趣味で小田原の交響楽団でソロを任せられるほどの腕前。

母との馴れ初めもフルートを教えてほしいと母がお願いしたことから始まったのですよね。

子供のころから家の中はクラシック音楽であふれていました。

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そんな僕ですが、実はフルート吹けます。

今日はクリスマスなので、院長室にフルートを持ってきて、クリスマスっぽい曲を久しぶりに吹いてみましたよ。


凛舟ってご存知ですか?

凛舟ってご存知ですか?

このような舟の形をしていますが、オーディオサウンドシステムです。

帆の形をした湾曲板により音を増幅・反響する弦楽器のような構造で、耳に聴こえない帯域の振動をも人に伝達することが可能な、世界初の振動・音響発生装置です。

ステレオスピーカーでもないのですが、あたかも弦楽器の生演奏を聴いているかのようで、音響の素晴らしさには衝撃を受けます。

舟も桐の原木からの切り出しで作られていますので、月10台限定の生産なのだそうです。

著名なアンチエイジングの先生から、藤本が音響機器と音楽に詳しいので、どういった使い方があるのか聞きにいったら良いとご紹介をうけたそうで、お貸出しいただき、一週間ばかり使ってみました。

確かに幅の広い周波数の振動は、聴覚神経や骨伝導を介して大脳辺縁系の旧脳領域にダイレクトにはたらきかけます。

1)副交感神経を高めてリラックス効果を上げること
2)幸せや安定を感じる脳内トランスミッターのセロトニンを放出させること
3)報酬系のドーパミンを介して痛みを抑えるβエンドルフィンを出すこと
は、RRバライアビリティ測定装置やファンクショナルMRI などの先行研究によりわかっています。

機器を見ると、二つの帆の形をした薄い振動板が、船体の甲板と針のように接触することで共振作用をうまく起こしています。

この振動板の湾曲と、ヴァイオリンの最も重要な振動響板の役割を持つ表板を彷彿させる「薄さ」が特徴的で、特殊な良い音を出すのでしょう。

こちらに数時間分のハイレゾ音源の楽曲も含まれていますので、クリニックのBGM などにもいいですよね。

僕の専門の一つである痛みマネジメントにも効果がありそうですので、ホスピスなどにも良いのかもしれません。

僕も、新たに作られた、医療施術や機器の、医療検証のご相談を受けることもしばしば。

医学、工学、薬学の研究をした科学者として、新しい医療機器や医療施術を、科学的手法を用いて医学的に効能を立証するという仕事を、過去10年で、十数社の企業とやってきています。

凛舟さんとは、今後どんな関わりになるかわかりませんが、色々自分なりに策を考えてみたいと思います。

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現在は、ポストマーケティング時代。

どんなに素晴らしいものでも、単に広告PRをして売れるものは、ほとんどありません。

ものづくりの国で、企業努力をしていない企業などありませんので、素晴らしいものが作られるのは当たり前です。

もちろんその後ろにどのような起業家の努力があるのか。

何を根拠・エビデンスにして立証しているのか。

特に高額商品の場合、価格に見合った価値が見いだせるのか。

といったストーリーも作る必要がありますが、
要は商材としての差別化が行われて、適切な時期にマーケットに商材が投入されているか?

というバランス感覚が大切だと思うのです。

世の中には経営の成功体験談がたくさんありますが、時と運が味方した経営モデルを、違う時に違う人が真似をしてうまくいくはずがない。

MBA的な知識で、経営の失敗率を下げる術は学ぶことはできますが、新しい商材が経営的に成功するかというのは別問題。

成功の法則は、存在しないのです。

科学的に独自の方法で立証した技術を、いかに効率よくマーケットに乗せるか、起業家と一緒に考えてゆくのが僕の好きな仕事の一つなのです。

これは、美容皮膚のために肌をメンテナンスしにくる自分の患者さんに対して、それぞれの予算と時間を考えて、最も適した機器のアドバイスをするという、クリニックFの患者さんへの個人コンサルタントをしていることで得られたバランス感覚なのだと思いますよ。


オープニングのピアノのアルペジオが印象深い

人生で初めて映画館で2回観た映画でしたが、こうして改めて聴いてみると特にオープニングのピアノのアルペジオが印象深い。

こんな和音聴いたことなかったですよね。

思えばワーグナーのトリスタン和音を初めて聴いた時のような衝撃でした。

もう一度観たいと思ったのは音楽が素晴らしい事もあったのでしょうね。


モーツァルト療法の和合治久教授

今夜は銀座でモーツァルト療法の和合治久教授と12月4日の講演会の打ち合わせです。

クラシック音楽と医学の関係。

楽しい会になりそうです。

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お問い合わせはこちらへ。

ユニバーサルミュージック社も協賛していただけることになりました。

モーツァルト音楽療法の権威・和合教授の新企画。“初耳学”級の衝撃?!日本人がヒアリング力が弱い理由

藤本先生の聴くだけでスッキリ」 シリーズ


ピアノの森26巻まで

昨晩深夜2時までかかりましたが、ピアノの森26巻まで読み終わりました。

久しぶりに読み応えある漫画でした。

主人公の一ノ瀬海がショパンピアノコンクールに参加するシーンなどは、ピアノ好きにはたまらないですね。

僕も40年来のクラシックファンで、分野としてはピアノ協奏曲が好きなのですが、同じ曲で30枚以上の違ったカップリングのCDを持っている曲もあります。

ソリストとオーケストラ、そして会場の雰囲気がまさにマリアージュして超名演になる瞬間ってあるんですよね。

コンサートなどで素晴らしい演奏を聴いた時の感動って、なかなか口では表現できないなあと思っていたのですが、こういう言葉を使うと共有できるのかと。

僕はそこがツボでした。

漫画に出てくる曲をユーチューブで探しながら、曲を聴きながら読んでいたので思ったよりも読むのに時間がかかりましたが、とても良い経験をさせてもらいました。

ショパンは20歳になる前に二つのピアノ協奏曲を作りました。

なんて早熟な天才なんでしょうか。

この二曲がショパンコンクールの最終審査に使用されるのですが、1810年に彼がワルシャワではなく、例えば日本の江戸時代に生まれていたら、この素晴らしい協奏曲を我々は楽しむことはできませんでした。

この僥倖に感謝しないとですね。


モーツァルト音楽療法の和合治久教授と対談

久しぶりに音楽関係のイヴェントで講演させて頂きます。

モーツァルト音楽療法で著名な和合治久教授との二度目の対談です。

とても楽しみです。

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ユニバーサルミュージック社 藤本幸弘のサイト
「藤本先生の聴くだけでスッキリ」 シリーズ

ユニバーサルミュージック社 和合治久教授のサイト
CD 癒しのモーツァルト~自律神経を整える4000Hz(監修:和合治久) Mozart


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