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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番

僕が来年3月2日に東京オペラシティで計画している「音楽は名医」のコンサート。

僕は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番の指揮をするつもりなのですが、

この曲は、浅田真央選手がソチオリンピックで使用した曲と言えば、わかりますでしょうか?

当時ロシアで最高のピアニストであり、指揮者であり、作曲家だったラフマニノフが、約2年かけて作曲し1908年にマリインスキー劇場で自ら指揮を振って初演した曲なのです。

おそらく交響曲第二番や、ピアノ協奏曲第三番、パガニーニの主題による狂詩曲と並ぶ、彼のオーケストラ曲の最高傑作の一つです。

僕は高校生の時からこの曲が好きで、今までに、かれこれ40枚近いCDを、さまざまな指揮者、オーケストラ、ピアニスト、録音年度で分けて買っているんですよね。

もちろん全曲口笛で吹けるぐらい(笑)覚えていますが、今回指揮をするにあたり、初めて譜面を読み、拍子が数小節毎に変わり、旋律を担当する楽器がコロコロ入れ替わり、ピアノ協奏曲なのに、ピア二ストをオーケストラの楽器の1つに迎え入れなければならず、ピアノ単独で走らせる時がほとんど出来ない、とんでもない難曲であることに気づきました。

とある音大出の音楽関係の方が、「ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番を素人が振るなんて、それは不可能ですよ。」といった言葉が今更ながら、胸に響きます。

ただし、高い山を登る喜びもあります。

毎日譜面を読み、指揮棒を振るうちに何となく曲の全貌が掴めて来ている気もするのですよね。

本番まであと半年あります。

頑張ろうと思います。

ラフマニノフ

https://www.youtube.com/watch?v=1uIe9Czvhcg&feature=share&fbclid=IwAR0wGpZJ2r5yqo-5sHDsn9OH-Dnl32z66Jj1JNwAZYYemd4-_PHhQY4QS5o


世界三大ピアノコンクール

世界三大ピアノコンクールというのをご存知でしょうか?

「チャイコフスキー国際コンクール (ロシア)4年ごと」

「ショパン国際ピアノコンクール (ポーランド)5年ごと」

「エリザベート王妃国際音楽コンクール (ベルギー)数年おき」

をさすのですが、第16回。

ピアノ_1

本年のチャイコフスキー国際コンクールでピアノ部門で第2位をとった、藤田真央君の特集された月刊ショパン。

届きました。

永久保存版にします。

ピアノ_2

僕自身はピアノを弾くのもあって、その層の厚さをそれなりに知っているつもりなのですが、特に近年のコンテスタントの技術向上は目覚ましく、世界三大コンクールでのピアノ部門で入賞は、日本人コンテスタントとしては数十年ぶりの、まさに世界に誇るべき快挙だと思います。

クラシックファンは、今真央君の話題で持ちきりです。

真央君の生演奏はなんども聴いてきたのですが、一度聴いたら、まさにその虜になってしまいます。

すぐに次が聴きたくなる。

僕は先週木曜日オペラシティで聴いたばかりですが、明日も銀座のヤマハに聴きに行こうと思っています。笑。

ピアノ_3

おそらく両利きだろうと思われる、左右の指が独立して動く高い技術を持っているとともに、押した鍵盤上で、止める指の位置もそれぞれの指をミリ以下で調整しているんではないかなあと。

その芸術的なセンスも秀逸なのです。

医学解剖学的には、5指を伸ばす筋肉は、伸筋と呼ばれていて、これらは前腕の中にあります。

人差し指から小指までを同時に伸ばす筋肉を総指伸筋と言い、ものを掴んだりする際に、指が独立して動きにくいように腱間結合されて、繋がっているのです。

ただし、親指と人差し指、そして小指は、独立した伸筋を持っていますので、それぞれを単独で伸ばすことができる。

つまり、中指だけ、もしくは薬指だけを伸ばすことは解剖学的には本来不可能な動きで、これらは幼少時よりピアノやヴァイオリンなどで、数限りない訓練をしてきた人だけが可能な指運動なのですよね。

僕も非常勤医師を採用する際などに手術手技をみたり、音楽演奏をみる際に、特に薬指の動きに注目するのですが、薬指を自在に操る人は、間違いなく器用ですね。

ピアノ_4

チャイコフスキー国際コンクールで、僕が記憶に残るピアノ部門入賞者は、1998年の第一位デニス・マツーエフ(ロシア)です。

デニスのラフマニノフピアノ協奏曲第三番は、賞をとった後に、一度サントリーホールで聴いたことがあるのですが、あまりに衝撃で、しばらく座席から立ち上がれませんでした。

ピアニストが賞をとったまさに旬な時期に演奏を聴くことができるのは、まさに僥倖の至りですね。

こちらのデニスのCDは、ホロビッツの名盤を超えた唯一の音源だと僕は思っています。

でも、藤田真央君なら、これを超える演奏ができるかもしれないなあと、密かに思っているのですよね。

https://www.amazon.co.jp/ラフマニノフ-ピアノ協奏曲第3番、パガニーニの主題による狂詩曲-ゲルギエフ-マリインスキー劇場オーケストラ-マツーエフ/dp/B07FPV2RXY/ref=sr_1_20?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%87%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%95&qid=1567468726&s=gateway&sr=8-20&fbclid=IwAR2Bsw46vWE3fS4Qw-FcyBvmAdAav-kDzBsdBoSseG1xa-Ucir_iJgJiyVY


音楽は名医

2020年3月2日開催

音楽は名医 第1回ラフマニノフ編

藤本ミュージックアカデミー主催

音楽は名医

まだ半年先なのですが、僕の研究している音楽が脳や身体に与える影響について、東京オペラシティにてトークショウとコンサートを開催させていただくことになりました。

まだ日本で紹介されていないような、欧米の最新の音楽関係の医学研究をダイジェストで紹介させていただきたく思います。

第一部では元宝塚トップスターの「和央ようか」さんをトークゲストに迎え、音楽や舞台芸術が体に与える影響についてシンセサイザーを用いながらトークをおこないます。

音楽の三要素「リズム」「メロディ」「ハーモニー」が脳に与える好影響について。

さらに、耳に聞こえない音(ハイパーソニック)や周波数の揺らぎ(1/f f分の1ゆらぎ)が身体に与える好影響について語るつもりです。

第二部ではラフマニノフのピアノ協奏曲第2番をリアルなオーケストラでお聴きいただきます。

この曲はピアノとオーケストラで世界最高峰の名曲であり、難曲として知られています。

幾重にも現れるその美しい旋律は、数多くの映画やCMに使用されています。

藤本は僭越ながら指揮をさせていただく予定で、現在、プロの指揮者に師事し、日々譜読みと指揮の練習を続けています。

ピアニストは事務所との契約の関係で、当日まで伏せておりますが、誰もが驚くサプライズゲストです。

乞うご期待。

チケットはイープラスで購入可能です。

どうぞよろしくお願いいたします。

https://www.facebook.com/events/929560404052557/


三大ピアノの聴き比べ

今日は三大ピアノの聴き比べ、弾き比べコンサートでした。

スタインウェイ&サンズ ベーゼンドルファー ベヒシュタインの世界三大ピアノで同じ曲を二曲づつ弾いていただきました。

ピアノ_1

ピアノ_2

ピアノ_3

ピアノ_4

ピアノ_5

聴き比べると、同じ楽器ながら、本当に音の響きが違うのです。

まさにワインのテイスティングのようでしたね。

楽しめました。


コバケンと藤田真央君のコンサート

休診日の今日はミューザ川崎にて日本フィルの演奏会へ。

コバケンと藤田真央君のコンサート。

公開リハーサルから本番まで観てきました。

コンサート_1

お渡ししなけければならなかったものがあり、リハーサル後に真央君の楽屋にちょっとだけお邪魔してきました。

ピアニストのリハーサル後のこんなラフな格好も珍しいですよね。

ファンの方も必見です。笑。

コンサート_2

コンサート_3

6月にチャイコフスキー国際コンクール第2位となり、本日はチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の演奏。

まさに凱旋公演でした。

コンサート_4

初めて真央君の演奏を聴いた時に、並外れた表現力に、確実に世界に行くだろうと思いましたが、世界規模のコンテストを終え、オーラを纏った本日の演奏もあまりに素晴らしく、ドーパミンやエンドルフィンによって、まさに脳が痺れる体験でした。

現在20歳。

日本のクラシック界の至宝となると思います。

必ず聴くべき演奏家ですよ。


『SIX』

ロンドンはウエストエンドで夜にもう一つ。

SIXを観に行ってきました。

SIX_01

SIX_02

70分で終わる短いショーなのですが、女性6名の歌手が歌い踊りながら順番に身の上話を語る、ミュージカル シカゴの最初の部分に近いようなミュージカル。

こちら今ロンドンで凄く話題になっているそうですよ。

地下アイドルを応援しているような感じで、ちょっと日本的でしたね。

衣装もダンスも斬新で良いですが、何よりロックもバラードもかなりの歌唱力。

こちらも楽しめました。


「アート」に興味ない人は “2つの大きな損” をしている

アートにも音楽にも同じことが言えると思うのですが、真、美、善を判断する感性を研ぎ澄ますということがいかに大切かわかりますね。

人間がジャングルに住んでいた時は、一歩先から害獣が襲ってくるかもしれないような状況で、五感の感覚が優れている人の方が命を永らえることができたのでしょう。

自戒を込めてですが、夜道をスマホを見ながら歩くような生活をしていては、感性がどんどん廃れていってしまいますね。

リアルな芸術や音楽に触れることでこうした感覚をブラッシュアップする事が、現代人には特に大切なのではないかと思います。

https://studyhacker.net/business-success-art?fbclid=IwAR1TqGy_qLM8QG4FgwAXEch4MhM6lkh_hzTHL45koO-pomZBcYT3DIniu7g

art


チャイコフスキー国際ピアノコンクール

祝 藤田真央さん チャイコフスキー国際ピアノコンクール 第2位。

20歳の才能が凄いです。

動画観ていて優勝するかと思いました。

今僕が最も注目している日本人ピアニスト。

こちらファイナルの演奏の動画です。

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https://tch16.medici.tv/en/replay/final-with-mao-fujita/


ロシア音楽の解釈 ラフマニノフピアノ協奏曲第2番ハ長調

仕事として選んだ医学と、人生最大の趣味であるクラシック音楽や舞台芸術。

この二者は理性と感性という、いわば僕の判断基準の両輪とも言えるもので、「医学と音楽のコラボレーション」をいつか実現したいと以前より思ってきました。

本年「藤本ミュージックアカデミー」を設立し、その足がかりがいよいよできつつあります。

これについてのご報告は新たに今月末行いたいと思っています。

オペラ_1

昨晩は今月2度目のラフマニノフピアノ協奏曲第2番ハ長調を聴きに行きました。

ご縁あって関係者席をお取りいただきました。

指揮者がよく見える、舞台裏側のP席です。

 

東京フィルハーモニー管弦楽団、ピアノのソリストは昨年開催された第16回グリーグ国際ピアノコンサートで第一位を取ったばかりの高木竜馬さん。

僕の好きな漫画「ピアノの森」のアニメ版で雨宮修平役のピアノ演奏でも著名ですよね。

オペラ_3

オペラ_4

先週は辻井伸行さん、さらに今週は高木竜馬さんと、今第一線の若手の二人の日本を代表するピアニストが、同じ6月にサントリーホールと東京オペラシティというまさに東京の2大ホールでこの曲を弾くというのも、何かの巡り合わせですかね。

***

今回の一柳富美子さんの解説には、社会主義国ソ連が自由主義国ロシアに転換して27年が経ち、体制激変の影響はこの10年で音楽業界にも及んでおり、それまでのロシア音楽の解釈はほぼ書き換えられる必要があると書かれていました。

確かに音大出身ではない僕にとって、曲や作曲家の知識は、LPレコードレーベルや、映画、日本語の著作に書かれた事ばかりでした。

オペラ_2

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は、といえば

曲が生み出された経緯については、1897年の交響曲第1番初演失敗により、うつ病にかかったラフマニノフが催眠療法のダーリ博士の治療によりスランプを脱し、立ち直って書かれたものというのが通説でした。

その話により僕も、ラフマニノフがいわゆる内気でナイーブな27歳の若者であった頃に作られた楽曲なのだ、というイメージを常々持ってこの曲を聴いてきたのです。

ですが近年の研究では、こんな風に云われているそうです。

「幼い頃から叩かれ慣れていたラフマニノフは、この失敗からもすぐに立ち直った。さらにこの作曲の時期は、新進気鋭のオペラ指揮者として八面六臂の活躍をしていて、決して病的な若者ではなかった事がわかった。

実際にダーリ博士の催眠療法は数回しか受けておらず、効果もほとんどなかったが、彼の律儀な性格により、この曲の被献呈者とされた。」

と。

うーん。

いわば常識と信じてきたことが覆されますが、これも音楽を学ぶ面白みの一つですよね。


帝劇ミュージカル「エリザベート」

3年ぶりに日本で公演されている帝劇「エリザベート」を取引先の企業にご招待いただき、観てきました。

ミュージカル「エリザベート」ですが、今までウィーン版、宝塚版、そして2回の帝劇版と観てきましたので、今回僕は4度目の観劇でした。

本当に素晴らしいですね。

心から楽しめました。

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「ブロードウェイ・ミュージカルとは違う世界観の作品を作りたい」とアメリカで作曲家として活躍していたハンガリー人のシルヴェスター・リーヴァイと、ミュージカルの翻訳や小説家として活躍していたドイツ人ミヒャエル・クンツェが共同で制作したもの。

物語は、オーストリア=ハンガリー帝国の皇后エリーザベトの生涯と死を描いたミュージカルですが、同時に中世から20世紀初頭まで欧州王朝を血族によって支配したハプスブルグ家の終焉を、トートという死神役を絡めることによって、時代背景とともに描き出しているのです。

エリザベートの息子ルドルフとの別れや、美へのこだわり、慰問の旅など、現在でも共感しやすいストーリー。

さらに、一度耳にしたら忘れられない美しいメロディ・・・と、このミュージカルが繰り返し上演され、愛されてきたのがよくわかります。

ちなみに1992年にこのミュージカルが初演されたのは、アン・デア・ウィーン劇場。

僕も何度か訪れたことがあるのですが、モーツァルトのオペラ『魔笛』の台本で成功したエマヌエル・シカネーダーが1801年に落成させた由緒ある劇場なのです。

この劇場は当時ウィーンに住んでいた、ベートーヴェンが、交響曲第3番「英雄」、交響曲第5番「運命」、そして交響曲第6番「田園」を初演したことで知られているのですよ。

歴史の重みを感じますね。


辻井伸行さんのコンサート

ディレイなく帰国できたので、今日は世界に通用するピアニストの一人辻井伸行さんのコンサートに行ってきました。

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渾身のラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 聴かせていただきました。

初めてオーケストラの後ろのP席に座りましたが、演奏が目の前でテレビ目線で見ることができてとても良かったです。

盲目のピアニスト辻井さんが米国を代表するピアノコンテストのヴァンクライバーンで優勝して話題になったのはもはや10年前。

今回も円熟した演奏でしたが、演奏会終了後に、辻井さんが言った一言。

「ここまで来られたのは、支えてくれた両親や先生方、応援してくださる皆様のおかげです。
さらなる高みに向けて一層努力したいと思います。」

30歳でここまで完璧な演奏が出来るのに、さらなる努力をする。

自分も頑張らないとなあとつくづく思いましたよ。

世界レヴェルのピアノ演奏が出来る日本人は、例えばクラシックだと内田光子さんとか、分野は違えど、ジャズの上原ひろみさんとかだと思いますが、辻井さんは間違いなく世界のピアニストの歴史に名前を刻む人ですね。

彼を次ぐ若手は、現在20歳の藤田真央さんだと自分では思っているんですが、こうしてピアニストが育っていくのをみるのもクラシックファンの楽しみの一つですね。


DUOMO広場でドボルザーク交響曲第9番 新世界

ミラノDUOMO広場でのスカラ座のチャリティコンサート。

会場がDUOMO広場になりましたので、DUOMO駅が封鎖されていました。

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ドボルザーク交響曲第9番 新世界。

久しぶりに聴きましたが、アメリカ大陸のジャズの影響を受けたとも言われるこの曲。全ての楽章が作り込まれていますね。感動しました。

本当にクラシック音楽は素晴らしいですね。


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