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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

最高の医者とは

2007年07月08日(日) カテゴリー:経営学

Photo_19  今日は表参道で皮膚科・形成外科の開業医に向けたセミナーがありました。僕は講師の一人として呼んで頂き、自分の専門のレーザーとはすこし違った「メソセラピー」という学問の話をしてきたのですが、自分の出番がないときは他のドクターのお話を聞くことができてとても有意義な一日を過ごすことができました。中でも最後の演者 駒澤大学大学院 経営学研究科の山田勝教授のお話には非常に感銘を受けました。

山田先生がおっしゃったことの中でも特に心に残ったお話があります。それは、

「患者さんは世界一のお医者さんに診てもらいたいわけではない。自分のことを一番良く知るドクター、そして自分が一番良く知るドクターに診てもらいたいのです。」

という言葉です。

我々医師は、とかく医学と言う学問や、医療技術をとことん追求してしまうものです。つまりその分野を追求することが自分にとっても患者さんにとっても一番のことである、という「幻想」があり、世界一「優秀な」医者になることが立派なことである、と思いがちです。優秀な医師であることが患者さんにとって一番のメリットだと考えてしまうのです。

医療従事者にとっての「医療」の定義は、「患者さんに対する最新医療技術の応用」と言うことになるのだと思います。

でも、一人ひとりの患者さんにとっては、優秀であることが必ずしもその患者さんにとって最高の医師ではない、全く違うことがあるのだということを山田先生はおっしゃったわけです。もっと、人的な、感情のつながりや信頼関係を大切に考えて、この人だったら任せられるといったところから医師の選択が、そして診療がスタートするのである、と。

僕はこの話を聞いて、最近こういった人的なつながりがないがしろにされてしまうところから、医療に対する不信感が生まれてしまったのだろうなぁ・・・と思いました。

クリニックFのコンセプトは、アカデミズムに基いた、美容皮膚科領域における「最高のホスピタリティの提供」です。医療現場におけるホスピタリティとは突き詰めて考えると、豪奢な設備でもなければ、かしこまりすぎた接客でもないと僕自身は思っています。一歩足を踏み入れた瞬間「ウェルカム」という空気が流れ、適度にリラックスでき、親しみの湧くような誂(あつら)えがある。顧客の方一人ひとりのニーズに対して、適切な情報に基き最も合致した、世界最新施術を出来ること。山田先生のお話を聞いて、この軸をぶらさず、人とのつながりを大切にしながら、自分自身の専門であるレーザーという分野を追求していきたいと決意を新たにしました。


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