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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

医師が経営学を学ぶと言うこと

昨晩は診療後に、僕がMBAを取得した時の面接官だった喜多さんにお会いしました。

クリニックから歩いて行ける距離にある、紀尾井町のオーバカナルにて。

もう10年以上前の話になりますが、MBAを取得することが無かったら、自分のクリニックを売却したり、国内外で医療以外の事業を始めたりすることは絶対になかったと思います。

僕のようにレーザー機器を扱う医師が、経営学を学んで良かったと思うことは、「コーポレートファイナンス」という、クリニックの現在価値を瞬時に把握するツールを得たこと。

例えば、クリニックの成長のステージで、どの価格のレーザー機器を、どのタイミングで投資したら良いのか? ということを、理論を後ろ盾にすぐ理解できるようになったのです。

喜多さんは、フランスのENPC MBA ParisでMBAを取得されています。

商社などのいくつかの職を経た後、現在は英国のバッキンガムシャー・ニュー大学のMBAプログラムを国内で立ち上げる仕事をしていますが、昨晩は僕をその大学に客員教授として来ないか? という有り難いお話を頂きました。

幾つかハードルはありますが、MBAプログラムを東南アジアに持って行くといった、将来的な展開も含め、微力ながら僕のできる範囲でご協力させて頂くことになりそうです。

Buckinghamshire New Universityは科学と芸術の教育機関として1893年に設立され、現在までに120年以上の歴史を積み重ねてきた英国国立大学です。

今回は、MBA top-upという、PGD(Postgraduate Diploma)取得者が、論文を追加提出し合格することでMBA学位が取得できるという制度を利用し、9ヶ月の授業および論文提出で英国のMBAを発行すると言うもの。

医学の論文博士に似たシステムですね。

キャリアを止める必要も無いですし、日本でMBAの授業が受けられるのは魅力ですが、僕はこのプログラムを海外に輸出することに興味がありますね。


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