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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

英語の本

少し前に友人に勧められた英語の本を読み始めましたが、これは震撼します。

シリコンバレーでは毎年1000の起業がなされますが、血液一滴で様々な病気を診断するというスキルを持つ企業Theranos。

巨額なマネーを集めましたが、実はこの起業は大きな嘘がたくさん含まれおり、シリコンバレー市場稀に見る、詐欺事件に発展しました。

しかも素晴らしい技術と報道を続けていたマスコミのオーナーが主要出資者の一人だったと。

本

医療ビジネスが他のビジネスと一線を画するのは、医師と患者との間の情報の非対称性です。

つまりもともと持っている知識の差がありすぎる。

医療分野やバイオ分野のスタートアップ企業は多くありますが、特に再生医療系、幹細胞系などには、明らかな「偽物」や、故意ではないけれど「研究者の思い込み」などが含まれている場合がありますよね。

難かしいのが、医学や生物学は100%の結果というものがない、必ず例外というものが存在することを前提とした学問です。

日本で言えば、STAP 細胞の事件様に、多くの専門家が見ても、本物か嘘かの見分けがつきにくいものがあります。

いくつもの起業から、いずれは本物が現れ、選ばれてゆくのだと思いますが、常に一定の確率で偽物は混じってくる。

スタートアップへの投資がない限り、その業界のイノベーションはない。

悩ましいところですよね。


話題になった本

おはようございます。

クリニックFの診療日です。

昨日は「祝賀御列の儀」パレードが行われましたので、クリニックFの周りは一都三県から集まった警備の方々が沢山いました。

今日は少し落ち着いた感じですね。

本

週末に読んだ二冊の本。

どちらも話題になった本ですよね。

麹町中学校はまさにクリニックFの学区内の公立校なのですが、日本の教育がこう変わるべきではないかという素晴らしい本ですね。

「美術、音楽、体育はそれぞれが人生の趣味であり糧になるので、点数評価すべきではない。」というのが心に響きましたね。

僕も中学校教育のために、体育が嫌いになりました。

AIについては万能感ばかりが議論されますが、所詮は機器です。

弱点を知っておき、AIに潰されない職業を選択するのも大切だなあと思いましたよ。


筋肉こそ金なり

前田拓摩先生との初の共著になる「筋肉こそ金なり」。

いよいよ年内に発売になります。

乞うご期待。

筋肉_1

筋肉_2

今日は最終原稿チェックと、裏表紙の写真を撮影。

大きな大会を10日前にした、まさにバキバキに鍛え上げた前田先生を横に、さすがに僕は脱げませんでした。(笑)。


健康を専門にした医師

僕は、病気の専門家ではなく、健康を専門にした医師になろうと最初の専門医を取得した2000年にふと思いつき、「健康な人」を対象とするレーザー医療を専門にすることにしたのですが、それから約20年。

しかしながら、外側からの若返りだけでは、健康な身体を維持することは難しい。

内面からサポートするために、病気に対する一般医学や生理学や生化学、栄養学などの知識も必要です。

21世紀になり超高齢化社会を迎えて、人生が60年から100年になるに従い、疾病構造が変化するとともに、約50年おきに医療に対するニーズが変化したと僕は思っています。

1900年までは、栄養不足、栄養素不足と戦い、勝利

1950年までは、細菌感染症と戦い、抗生剤で勝利

2000年までは、外科的に癌と戦い、一部勝利

2050年までは、活性酸素と戦う50年、進行中

2050年からは、遺伝子編集や再生医療が診療開始

そう、現在の医療のフェーズでは、まさに活性酸素をコントロールすることで、病気になりにくい身体を作るための医療の研究が進みつつある時期とも言えるのです。

疲れや老化と戦うためには、生体で作られる活性酸素の除去が何よりも大切です。

なぜなら、

体の酵素の酸化が「疲労」に。

体細胞の酸化が「老化」に。

遺伝子の酸化が「癌化」に。

つながるからです。

活性酸素には4種類があることが知られています。

それは、スーパーオキシド、一重項酸素、過酸化水素、ヒドロキシラジカル。

活性酸素は、35歳までであれば、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)すなわち、スーパーオキシドを除去する酵素によって多くの酵素で除去できる過酸化水素に変わり除去されますので、ほぼ問題ないと言えますが、35歳を超えるとSOD活性が低下しますので、いかにうまく活性酸素を除去するかが、健康で長生きするためには大切になります。

健康

一方で活性酸素が体に生じる原因は以下の5つ。

これをそれぞれ排除することで、健康が維持できると思います。

1)酸素を使ってATPのエネルギーを作るためにミトコンドリアで生成される活性酸素。

2)食材や毒物によって取り込まれる活性酸素。

3)体の過度な緊張によって発生する活性酸素。

4)過度なストレスによって発生する活性酸素。

5)紫外線によって皮膚に発生する活性酸素。

疲労や老化や癌化の初動となるのはやはりスーパーオキシドが体内に溜まること。

スーパーオキシドを除去するには、SODかビタミンCか分子状水素しかありません。

35歳を超えて、SODが低下した際に、いかに効率よくビタミンC、分子状水素を体内に取り入れるかが研究課題になると思います。

そして、35歳過ぎたら、いかにストレスが無い生活をするか。

もしくはいかにストレスを発散するか?これがいわゆるピンピンコロリに近い道です。

軽度の運動や、勉強などの軽いストレスは、むしろ体に良いと言われていますが、僕のお勧めは、音楽でも、舞台でも、舞踊でも、旅行でもよいので、好奇心を持って、一つでも多くの、新しいリアルな経験をすることだと思います。

聴いたことが無かったオペラに挑戦する。

美術館に足を運ぶ。

神社仏閣にお参り、お詣りに行く。

海外旅行でも、ツアーに乗るのはもったいない。

まったく知らない土地で、常にラゲッジロストなどの小さなトラブルや多くのジャッジを自分で行う、こうしたリアルな体験が大切なのだと思うのですよね。

なんでこんな話を書くかって?

それは次の本の草稿のための整理です。


アウトプット

今日はこれから大阪へ。

レーザー企業の開催するセミナーで、招待講演と座長職に行ってきます。

今週読んだ、このところ話題になっているアウトプット系の二冊の本。

アウトプット

ほぼ僕と同世代の2人が書いた本ですが、どちらもいい本でした。

日本の教育が最も遅れを取っている分野が、間違いなくアウトプット能力だと思います。

他人の文章を読んで、「僕も著者と同じように、こう思います」的な、他人の感情を理解し冗長に述べるような国語教育が良しとされてきた日本では、難しいんだろうなあ。

僕も論説が入る前の、読書感想文を書かされていた時の国語の点数は酷いものでした。

いや、うがった見方をするのなら、もしかしたら意見を主張する国民を作らない為の教育だったのか?

深い闇ですね。笑。

「読みたいことを書けばいい」の著書の中で田中さんも言っていますが、物事をアウトプットするためには、9割9分5厘6毛(笑)。

以上を、一次史料による下調べにしないと、他人にとって有益となる情報は発信できない。

さらに情報過多の時代、本物かどうかの取捨選択をしないといけませんが、科学論文にも沢山のフェイクがありますよ。

例えば、水素の効能や、幹細胞による肌の再生技術。

もちろん本物もあります。

でも、アカデミックの世界では、どうしても数が必要な場合がありますので、中には心眼で結果を導いてしまう人がいるんですよね。

これが、多くの商材の宣伝文句に二次利用されるから、意味のない理論がたくさんコピーされる。

ただ、論文を読み慣れて来ると、ディスカッションなどの理論構築の過程で、本物か、嘘か、だんだんわかって来るんですよね。

僕も科学者として、根拠を持って本物を追求し、発信したいと思います。


世界三大ピアノコンクール

世界三大ピアノコンクールというのをご存知でしょうか?

「チャイコフスキー国際コンクール (ロシア)4年ごと」

「ショパン国際ピアノコンクール (ポーランド)5年ごと」

「エリザベート王妃国際音楽コンクール (ベルギー)数年おき」

をさすのですが、第16回。

ピアノ_1

本年のチャイコフスキー国際コンクールでピアノ部門で第2位をとった、藤田真央君の特集された月刊ショパン。

届きました。

永久保存版にします。

ピアノ_2

僕自身はピアノを弾くのもあって、その層の厚さをそれなりに知っているつもりなのですが、特に近年のコンテスタントの技術向上は目覚ましく、世界三大コンクールでのピアノ部門で入賞は、日本人コンテスタントとしては数十年ぶりの、まさに世界に誇るべき快挙だと思います。

クラシックファンは、今真央君の話題で持ちきりです。

真央君の生演奏はなんども聴いてきたのですが、一度聴いたら、まさにその虜になってしまいます。

すぐに次が聴きたくなる。

僕は先週木曜日オペラシティで聴いたばかりですが、明日も銀座のヤマハに聴きに行こうと思っています。笑。

ピアノ_3

おそらく両利きだろうと思われる、左右の指が独立して動く高い技術を持っているとともに、押した鍵盤上で、止める指の位置もそれぞれの指をミリ以下で調整しているんではないかなあと。

その芸術的なセンスも秀逸なのです。

医学解剖学的には、5指を伸ばす筋肉は、伸筋と呼ばれていて、これらは前腕の中にあります。

人差し指から小指までを同時に伸ばす筋肉を総指伸筋と言い、ものを掴んだりする際に、指が独立して動きにくいように腱間結合されて、繋がっているのです。

ただし、親指と人差し指、そして小指は、独立した伸筋を持っていますので、それぞれを単独で伸ばすことができる。

つまり、中指だけ、もしくは薬指だけを伸ばすことは解剖学的には本来不可能な動きで、これらは幼少時よりピアノやヴァイオリンなどで、数限りない訓練をしてきた人だけが可能な指運動なのですよね。

僕も非常勤医師を採用する際などに手術手技をみたり、音楽演奏をみる際に、特に薬指の動きに注目するのですが、薬指を自在に操る人は、間違いなく器用ですね。

ピアノ_4

チャイコフスキー国際コンクールで、僕が記憶に残るピアノ部門入賞者は、1998年の第一位デニス・マツーエフ(ロシア)です。

デニスのラフマニノフピアノ協奏曲第三番は、賞をとった後に、一度サントリーホールで聴いたことがあるのですが、あまりに衝撃で、しばらく座席から立ち上がれませんでした。

ピアニストが賞をとったまさに旬な時期に演奏を聴くことができるのは、まさに僥倖の至りですね。

こちらのデニスのCDは、ホロビッツの名盤を超えた唯一の音源だと僕は思っています。

でも、藤田真央君なら、これを超える演奏ができるかもしれないなあと、密かに思っているのですよね。

https://www.amazon.co.jp/ラフマニノフ-ピアノ協奏曲第3番、パガニーニの主題による狂詩曲-ゲルギエフ-マリインスキー劇場オーケストラ-マツーエフ/dp/B07FPV2RXY/ref=sr_1_20?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E3%83%87%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%95&qid=1567468726&s=gateway&sr=8-20&fbclid=IwAR2Bsw46vWE3fS4Qw-FcyBvmAdAav-kDzBsdBoSseG1xa-Ucir_iJgJiyVY


青蓮院青龍殿にて送り火

昨晩は京都は青蓮院青龍殿にて送り火を。

藤本家は昨年103歳で亡くなった祖母の新盆でしたが、また天に帰ってしまいましたね。

京都_1

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「白仏」という辻仁成さんの小説をご存知でしょうか。

1999年にフランスのフェミナ賞外国小説賞を受賞した文学作品なのですが、この時期心に響きましたよ。

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いるいないみらい

診療と勉強とで煮詰まって読書に束の間現実逃避しているときにスタッフに撮られた写真。

これは今日三冊目ですかね。

本

トリニティで直木賞候補になっている窪美澄さんの「いるいないみらい」。

いよいよ発表は来週ですね。


本日発売のリシェス

本日発売の講談社リシェス28号。

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「トップランナー達は2つの世界で輝いている 趣味を極めた人びと」のコーナーで「医師」×「クラシック音楽」の領域でご紹介頂きました。

ありがとうございました。

宜しかったらお読みください。


早稲田大学おりじなる和三盆

今日はクリニックFの診療日。

雑誌取材や、打ち合わせ含め、忙しい日になりそうです。

実は僕の人生、今までなぜか早稲田大学にあまり縁がありませんでした。

昨日お会いした早稲田大学ビジネススクールの川上智子教授にいただきました。

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早稲田大学と名前が入った和菓子、綺麗です。

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川上教授は「ブルーオーシャン戦略」の著者W・チャン・キム氏のいわゆる愛弟子で、新たに作られるマーケットの意義のお話を伺う事が出来ました。

良いご縁を頂きました。

こちらの初版本は、ちょうど僕が14年前に、医師としては古い頃にMBAを取得した時に発刊されたので、医学系の経営学の講演のときに良く引用させていただいた思い出の書です。

新刊「ブルーオーシャンシフト」という本が昨年出されたという事をお聞きしたので、さっそくamazonで発注しました。

読むのが楽しみです。


新しい週

新しい週が始まりましたね。

今日もクリニックFの診療日です。

来週はまたフランス・イタリア出張ですので、今週いっぱい頑張ります。

トランプ大統領訪日のため、都内は厳戒体制です。

警察検問は仕方ないけれど、首都高止められるのは痛いなあ。

昨日届いた本。

週スタート

素領域理論は湯川秀樹博士が中性子理論の次に提示した理論。

読み応えあります。

顧問企業の研究で、電磁気学の礎となるマクスウェル方程式を再度学ぶ必要が出てきたので、訳書を買いましたが、今まで買った本の中で一番わかりやすいかも。

山崎豊子は白い巨塔に影響受けて、未完の最後の長編を再読しました。

白い巨塔は今や現代の忠臣蔵とも言える壮大な医療物語。

原作から50年経ってますから、全く現実にそぐわないところもありましたが、10時間ではそれぞれの人物像が全く見えてこないですよね。

一言で言うと端折りすぎなのかなあ。

岡田財前は、演技力があるだけに、もう一度脚本変えて撮り直してもらいたい。


サン=テグジュペリ「人間の大地」

同世代のお友達で、日本を代表する遺伝子学者の一人でもある相澤先生のおすすめの書を買って早速読んでみました

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リヨンで生まれた、星の王子さまの著者サン=テグジュペリの本ですが、飛行機乗りの世界観が素晴らしい。

宮崎駿が紅の豚のインスピレーションを貰ったと語っていましたが、他の著作も読んでみようと思います。

リヨンから帰ったばかりなので、とてもいい機会でした。

44歳の時にマルセイユ沖で操縦していたロッキード機を撃墜されて彼は戻りませんでしたが、その機体が今世紀になってから発見されて話題になりましたよね。

ちなみにいま文庫本、いくらだと思いますか?なんと980円でした。

ちょっと驚きました。やっぱり小説は電子媒体ではなくて、本で読みたいものです。

それ以上の価値はありましたが。


自分ブランドのつくり方

お友達の三浦親子が自分ブランドのつくり方という本を書かれました。

この本、実は一年前に出版され、嗅覚のアロマセラピー、聴覚の音楽の、心と身体への医学的効能について、僕の著作の事にも触れていただいているのですが、手違いがあったようで、ようやく献本いただきました。

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良い本ですので、ご紹介しますね!


新国際学会周遊記

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