集英社marisol(マリソル)最新号:2020年1月号にて、シミ治療の特集でクリニックFがご取材を受けています。
シミ治療ではクリニックFでは、多くの機器を使いますが、今回取材を受けたのは、532nmの波長をもつキュテラ社のExcel Vのみの使用ということでした。
よろしかったらご覧くださいね。
カテゴリー: 藤本院外日記
集英社marisol(マリソル)最新号:2020年1月号にて、シミ治療の特集でクリニックFがご取材を受けています。
シミ治療ではクリニックFでは、多くの機器を使いますが、今回取材を受けたのは、532nmの波長をもつキュテラ社のExcel Vのみの使用ということでした。
よろしかったらご覧くださいね。
小学館 Precious(プレシャス) 最新号:2020年1月号 にて、ご取材いただいた、美顔器についての特集で、僕は工学博士としてその分類を行いました。
様々な美顔器がありますが、大きく分けると電磁波、電流、音波をエネルギーベースにした3種類に分類できますので、こちらご参考くださいね。
Ⅰ 電磁波をベースにしたもの
レーザー・光(IPL) 強い光エネルギーを組織に当てる
LED 弱く穏やかな光を長時間当て細胞活性化
遠赤外線 深部に深達する光で皮下加温
高周波(ラジオ波)高周波で体細胞を熱に変換し深部加温
Ⅱ 電流をベースにしたもの
マイクロカレント 微弱電流を組織に流し、細胞活性化
微振動 微弱電流で組織を細かく振動
導入・導出 イオン化した物質を皮膚導入・導出する
低周波 ゆっくりとした周期のマッサージ効果
EMS 電流による筋肉刺激
Ⅲ 音波をベースにしたもの
超音波 音波を用いて熱刺激やセルライト対策
HIFU(焦点集中超音波) 特定の深さに音波を照射、熱刺激に
このような感じでしょうか。
日本未公開の映画、エンゾ レーサーになりたかった犬とある家族の物語をJALの国際線の機内で見ました。
あるレーサーに買われた犬の物語。
僕も昔犬を飼っていたことがありますが、懐かしく思い出しました。
犬の感情が淡々と語られるのですが、とても良い映画ですので、JAL国際線に乗る方はぜひおすすめします。
犬の言葉をケビンコスナーが声優をしていますが、こらがまた良い語りなのですよね。
主人公が結婚する女性を演じるのがアマンダ・サイフリッドだったのです。
これを僕は、ラ・ラ・ランドに出ていたエマ・ストーンだと勘違いしてみていました。(笑)
エンドロールの際にRod Stewart の Have You Ever Seen The Rain https://binged.it/3579BeA が使われたのですが、以前この曲、あるきっかけで練習したことがあるのですよね。
懐かしく思い出しました。
13日発売のクリニックFの藤本幸弘と札幌ルトロワビューティークリニックvougeの前田拓摩先生との初の共著「筋肉こそ金(きん)なりMuscle is Gold」が完成しました。
乞うご期待。
今日のラフマニノフ音楽は名医。
ニューヨークから昨晩自宅に帰り、久しぶりに指揮棒を手に朝のルーチン振ってみましたが、楽譜は細かいところまで、ずいぶん覚えてきました。
ですが、「覚える」と「できる」は全く違うレベルですので、目標としては、年末までに全楽譜暗譜。
1月から3月2日までの約2月では、表現力演技力をつけようと思っていますが、果たしてどうなりますか。笑
受験勉強が得意だった友人たちは、写真のように教科書や板書を画像として記憶できる人が何人もいましたが、僕はそういうタイプではありませんでした。
単純記憶は本当に苦手で、基本は文字と理論からまず浅く広く理解し頭に本棚を作り、繰り返すことで理解を深め、本を納めてゆくというパターンでしたね。
今年はワインの知識やらブドウの味の違いやら、クラシック音楽の楽譜やら、今までとは違うものを覚えることになりましたが、様々な蛍光ペンや色鉛筆で何度も書き込み、繰り返して見ることで、必ず覚えられるという自信がつきましたね。
要は生活の中に繰り返して見る習慣を作ることなんだと思います。
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藤本ミュージックアカデミー主催
「音楽は名医」 第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編
脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと
企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)
第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)
第二幕
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)
東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)
https://eplus.jp/sf/detail/2986790001-P0030001P021001
家に帰ったら届いていました。
2019年の良い思い出になりました。
ワインの勉強楽しかったなあ。
ジャパンアーツ社のWebで、ピアニストの藤田真央さんと藤本の対談記事が紹介されています。
宜しかったらご覧くださいね。
医師として大先輩で、僭越ながらゴルフでは好敵手(笑)でもある池谷敏郎先生の新著、「末梢血管を鍛えると血圧がみるみる下がる!」を拝読しました。
国民の約三分の一が高血圧症もしくは予備軍と言われていますが、薬からではなく、栄養学的にアプローチしたのは流石です。
一般的には収縮期の高血圧ばかりを気にする方が多いのですが、医師は平均血圧、脈圧、脈拍を診ることで患者さんの全身状態を総合判断していますが、この点についても、とてもわかりやすく解説されていました。
お勧めします!
おはようございます。
今日はクリニックFの診療日。
夜の飛行機でニューヨークに飛びます。
あちらで数社の企業と打ち合わせ。夜はメトロポリタンオペラに日参する予定です。(笑)。
さて、3月2日の「音楽は名医」のコンサートに向けて、昨日の指揮練習風景。
初めての動画投稿です。
楽譜はずいぶんと覚えましたが、指揮のスタイルはまだまだだなあ。
もっと頑張ろう!
皆さまチケットよろしくお願いします。
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藤本ミュージックアカデミー主催
「音楽は名医」 第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編
脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと
企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)
第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)
第二幕
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)
東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)
https://eplus.jp/sf/detail/2986790001-P0030001P021001
本日はクリニックFは休診日なのですが、僕は指揮練習のためにクリニックへ。
本日発売の、リシェスRichesse 30号。
ピアニストの藤田真央さんと、クリニックF 藤本幸弘の対談させていただいた記事。
なんと見開き2ページにわたって掲載されています。
科学も解明始めた音楽の力について解説させていただきました。
藤田真央さんは今年の6月にチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で第二位を受賞されましたが、そもそも世界三大国際ピアノコンクールでの日本人入賞は約20年ぶりの快挙。
彼のピアノの美しい音色が、いったいどのような表現から出ているのか、ぜひお聞きしたかったのです。
とても良い記事にしていただきましたので、ぜひお読みください。
実はミュージカルCATSが大好きです。
すでに終了してしまいましたが、米国ブロードウェイでも英国ウエストエンドでも観たことがあります。
ただ、この演題に関しては浅利慶太さんの演出の日本の劇団四季での公演数が本年3月についに10000回を超え、世界に確固たる記録を打ち立てているのです。
横浜Catsシアターには6度も足を運びましたが、今回大井町のシアターでは初めて、猫たちに再会してきました。
今回も素晴らしかったなあ。
どの曲もシーンもよく知っていますが、特にスキンブルシャンクスが機関車を作り上げるシーンがあまりに画像的に美しく、毎回感動してしまうんですよね。
有名なミュージカルの映画化は、オペラ座の怪人、レミゼラブルとなされてきましたが、ついに来年1月に、このCatsの実写版が映画化され公開されるのをご存知ですか?
どのような映画になるかわかりませんが、僕としては来年の一番の期待の映画ですね。
「音楽は名医」コンサート秘話 その7 コンサート構成
おはようございます。
昨日は仏LVMH社が米ティファニー社を買収というニュース、びっくりしましたね。
クリニックFは昨年半蔵門に越してきましたが、学生街だった四ッ谷と異なりこの辺りはLVMHの日本支社含めファッション関係の企業も多くあるようです。
畑違いですが興味深くニュースを読みました。
こちらは、院内でたまにかかるDVD「The September Issue(邦題「ファッションが教えてくれること」)」です。
先日僕は初めてこのドキュメンタリー映画を観ました。
BGMとしても良くできているなあ、と感心しました。
そしてエンドロールで伝説のVOGUE編集長アナ・ウィンターが興味深いことを言ってました。
「あなたの強みは?」とインタビュアーに聞かれた彼女が「決断力」と答えるのです。
決断力には男性ホルモンであるテストステロンが関わっていますので、面白いこと言うなあ、と思いましたよ。
かくいう僕も自分の強みというわけではありませんが、仕事をしていて発奮するのは自分の決断力が冴えているな、と感じるときです。
自分の中でひとかけらの迷いもなく一つの道を決められる、一つの解を導き出すことができる瞬間というのは、どんな仕事であっても気持ちの良い瞬間です。
そのため、というのはいささか言い訳じみてるかもしれませんが(笑)、人に相談して何かを決めるということは僕の最も苦手としていることのひとつです。
そして、似たような理由で誰かとペースを合わせる、ということも苦手です。企業や病院勤めができないのは、そのためでしょう。
大型客船の乗組員のひとりでいるのではなく、いつ沈没してもおかしくない小舟でも、船頭でいたいと
とはいえ、一人でできることはたかが知れてますから、その決断を理解し形にしてくれる協力者、理解者が必要だということも、年月の中で何度も転び痛い目にあった後よくわかってきました。
***
前置きが随分長くなりましたが
2020年3月2日月曜日、新宿オペラシティでコンサートを開催するという決断をした後、次に決めたことがあります。
それはコンサートの構成です。
元々提案されていた構成案は、コンサートの二時間を一部と二部とに分け、どちらの部でもオーケストラが曲を演奏する、という、言ってみればクラシックコンサートの王道的なスタイルでした。
僕が担当するのはその中の二部の方で、一部はこうしたコンサート経験豊富な別の指揮者の方が立ち、タクトを振る、ということになっていたのです。
これによるメリットは、集客負担の軽減です。
一部で指揮を行う方と僕とで集客負担を二分にすれば、ホールを満席にするのも楽になる、というわけです。
しかし、今回の企画を話したスタッフ全員から「そんなコンサートやめたほうが良い」と反対された僕は、それぞれの反対する理由を聞いて、一部も二部もすべて自分で取り仕切りたい、という思いに至りました。
一部で自分の得意とする講演を行い、二部で実際の演奏を行う、というスタイルにしたいと考えたのです。
この案を通すのに、また何人かの反対に遭うこととなりました。
写真は 指揮を習っている福田滋先生 ラフマニノフをピアノとオーケストラの二通りバージョンで弾いてくれる逢坂愛先生と。
その8に続く
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藤本ミュージックアカデミー主催
「音楽は名医」 第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編
脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと
企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)
第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)
第二幕
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)
東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)
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ふるさと納税で、今年はビスポークの靴を注文してみました。
発砲スチロールで足形を取り、返送。
面白いですね。
おはようございます。
今日はクリニックFの診療日です。
VOCE 2020年1月号 美容医療特集にて、クリニックFの「エムスカルプト」と「スマイルアイリフト」が取材されていますので、よろしかったらご覧くださいね。
本シーズンのMETライブビューイングが始まりました。
寸暇を惜しんで、本年の第一回トゥーランドットを観てきました。
まさに、初回を飾るに素晴らしい作品ですね。
オペラは演出によって大きく変わりますし、そこが趣味人の楽しみでもあるのですが、ニューヨークメトロポリタンオペラのトゥーランドットの演出は、今年の6月に96歳で亡くなった演出家のフランコ・ゼフィレッリの豪華絢爛のものです。
ゼフィレッリはイタリア・フィレンツェ出身の映画監督、脚本家、オペラ演出家、政治家でもありましたが、まさに多才で天才的な人でした。
若き頃はマリアカラスなどの演出も行ったいわばオペラ界の生き証人でしたね。
18年よりジェームズレヴァインよりMET の音楽監督を引き継いだ、ヤニック・ネゼ=セガンもそうでしたが、この人もゲイを公言していたのです。
細部までの気づきとこだわりが凄すぎます。
プッチーニの遺作となった、オペラトゥーランドット。
内容はこのブログでも何度もふれていますが、中国皇帝の娘である氷の心を持ったトゥーランドット姫が、王家の血筋をもつ求愛者に三つの謎を出し、答えられなければ首を落とす。
というもの。
過去12名の王子が命を落としているのですが、姫に一目惚れした王家の血を引く主人公カラフが、国敗れて命からがらで逃げ出してきた国王であった父親や召使であったリューの反対を押し切り、挑戦することにします。
カラフは三つの謎を見事に解きますが、わがままなトゥーランドットは、「お父様、この異国の男と結婚したくない。」と言い出します。
困ったカラフは、氷の姫の心を愛で溶かしたい、それが手に入らなければ、自分が結婚するつもりがないと「夜明けまでに私の本名がわかったら、命を差し出す」というのです。
幕が変わり、ここで歌われるのが、カラフの有名なアリア「誰も寝てはならぬ」なのです。
パバロッティの歌ったものが本当に素晴らしかったですよね。
トゥーランドットの命で、召使のリューがカラフの名前を割らせるために拷問にかけられますが、リューは口を結び、自らの命を絶ってカラフに捧げます。
実はプッチーニが作曲したのはこのシーンまでで、あとは弟子たちが作り上げているのです。
この様子を見た氷の心を持ったトゥーランドットは「無償の愛」の存在に気づき、心を動かします。
夜明け前に、カラフは、もう私の想いは伝わった。
もう死んでも良い。
私の名前はカラフだと伝えるのですが、姫は夜が明けた後、北京の民を集め、「この男の名前がわかった。それは愛である。」と告げるのです。
この演出は、2015ー16年METライブビューイングでも放映されましたし、自身でも何度も観ているのですが、舞台装置が本当に素晴らしいのです。
何度観てもいい。
昨日も幸せな気持ちになりましたよ。
本当に舞台芸術、performance artsは人類の宝だなあと思います。
METライブビューイングは映画館で手軽に観られるオペラで1週間単位で毎シーズン10作品の放映が観られます。
何よりもビールを片手に持って診療後に観られる手軽さと、他の媒体よりも画像が大きいのもあって、略のない翻訳が素晴らしいです。
ぜひお勧めします。
今年の僕の注目は、フィリップ・グラス《アクナーテン》上映期間:2020年2月21日(金)~2月27日(木) ですね。
3月2日の僕のコンサート直前ですが、この作品は、時間を見つけて必ず観に行きたいなあ。
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藤本ミュージックアカデミー主催
「音楽は名医」 第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編
脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと
企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)
第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)
第二幕
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)
東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)
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今日は大学関係の会に参加。
忙しくて今は学生さんをみていませんが、僕も客員教授として登録されている、英国アングリアラスキン大学の副学長とビジネススクール長が来日していました。
偶然にも2人ともウェールズ人なのだそうです。
ラグビー惜しかったですよね。
明治記念館に久しぶりに来ましたが、良いところですよね。
講演の前に本日終了のバスキア展行ってきました。
クリニックの患者さんの作品が飾られており、ご招待券を頂いたのです。
ところが一般待ち180分。
招待券待ち1時間。
朝1番でやってきて、ようやく観終わりましたが、やっぱり芸術に触れると脳が刺激されますね。
「音楽は名医」 コンサート秘話 その6
2020年3月2日の会場として予約を入れた東京オペラシティコンサートホール。
座席数を聞くと
二階席まで合わせると1600あります
という回答が帰ってきました。
約2時間のコンサートを無名の自分が企画し、1600人の方に来ていただく
1年以上の準備期間があるとはいえ、身の丈を遥かに超えた、無謀すぎる挑戦にしか思えません。
けれどもう賽は投げられてしまった。前に進むしかありません。
年が明けた2019年2月。
意を決してスタッフにこの企画を伝えることにします。
海外出張や、診療他仕事のスケジュール調整を考えるとさすがに内緒にしておくことはできず、先に言わなければならなくなった、というのが本音のところです(苦笑)。
コンサートの方は指揮の練習や告知用ポスターなどの制作も出てきますので、こちらを一足先に表明することにしました。
まず、TVやラジオなどでの出演依頼を受ける際に僕と局との間に入ってくれるマネジメントスタッフ、そしてクリニック側のPRが同席したミーティングで、「実は・・・」と切り出してみます。
目の前でふたりの顔が固まり、一瞬どちらも目を見開き無言になった後、それぞれに異なる言葉で
「それは無理だ」
と言われました。
2020年3月2日?
カレンダーを見たら月曜日じゃないか。
年度末3月の月初の月曜日に、無名の人間が自費で開催するコンサートに一体だれが来るのか?
実力ある有名なピアニストが弾いてくれるとしても、その名前を当日まで出せないのなら、集客がうまくいくわけがない。
先生の慣れている学会やセミナーとはわけが違う。
いくらクラシックマニアで、クラシックに関する書籍や監修CDがあるとはいえ、医師が指揮を振るコンサートを誰が観たいというのか。
2時間という長い長い時間、日本が誇る大ホールでそんなに多くのお客さんを楽しませるなんて、無理に決まっている
そもそもこの企画を持ち掛けてきたのは誰なのか。
いったいどういった目的で持ちかけられた企画なのか。
持ち上げられてうまく話に乗せられているだけではないのか。
・・・・・
それはそれはもう、打たれ強い僕でもさすがに凹むひどい言われようでしたが、いずれも彼ら独自の意見というよりは、世間一般の方もきっと同じように思うであろう、極めて常識的な意見なのでしょうね。
聞いている内に、なるほど、それぞれをひとつひとつつぶしていかないとこのコンサートの成功はないのだな、と輪郭が掴めてきました。
その7に続く
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藤本ミュージックアカデミー主催
「音楽は名医」 第一回 セルゲイ・ラフマニノフ編
脳の活性・ホルモンの分泌に有効なこと、それは音楽をライブで聴くこと
企画・指揮 藤本幸弘(医師・医学博士)
第一幕
スペシャルトークショウ
「クラシック音楽をライブで聴くことにより脳に何が起きるのか」
(医学博士:藤本幸弘 トークゲスト:元宝塚歌劇団宙組トップスター 和央ようか)
第二幕
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第二番 作品18 ハ短調
指揮:藤本幸弘
ピアノ:国内外で活躍中の男性ピアニスト(当日発表)
東京オーケストラMIRAI(創立5年目の新進気鋭の新しいプロオーケストラ)
https://eplus.jp/sf/detail/2986790001-P0030001P021001
音楽を聴くことで、脳にどんな変化が起こるのかというフィンランドの研究論文をご紹介します。
トランスクリプトームってご存知でしょうか?
特定の状況下において細胞中に存在する全てのmRNAの総体を指す言葉なのですが、モーツアルトのバイオリンコンチェルト第三番、クラシック音楽を聴くことで、48名の血液を採取し、15名の対象実験を行う事で、音楽を聴くことで、遺伝子の活動すなわち、トランスクリプトームが変化したかを調べた研究です。
遺伝子の活動が増えたのは、主に脳内麻薬と言われる「ドーパミン」の分泌と輸送、神経細胞の新たな増殖などの変化で、この変化比率は、より高度な音楽の教育を専門に受けた人の方が高く、97の遺伝子でアップレギュレーションもしくはダウンレギュレーションが観察されたと。
音楽を聴くことによる作用は、音楽体験にもよるのですね。
今日はクリニックF診療前にこちらに。
早稲田大学ビジネススクールのマーケティング川上ゼミで小講演と学生さんとのディスカッションにきました。
思えば外交官になりたくて、文系受験生だった高校生の時に政経学部を受けに来て以来だなあ。
こういう位置関係だったのか。