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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

リポフラーレンジェルとアロマフラーレンクリーム

西嶌順子です。暑い日々が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

藤本院長が海外出張に行かれたので、今日は外来を務めています。

 

朝から患者さんの御予約を頂き感謝しています。

 

まだまだ至らぬところもありますが、丁寧な診療を心がけて一日一日頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

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診療の空き時間に、今日はスタッフに混ざりクリニックのロングセラー商品であるリポフラーレンジェルとアロマフラーレンクリーム作成のお手伝いをしました。

 

患者さんの数に合わせ、毎日必要な分だけ院内で手間暇かけて手作りしているクリニックFの化粧品は、新鮮であること、機能的であること、安全であることが自慢のラインアップとなっています。

 

防腐剤をぎりぎりまで減らし、最新の化学に基づいた美肌成分をたっぷりと配合しているため、とても人気があり、化粧品というよりは処方薬のようなポジションにあるのですよね。

 

またアロマセラピストが香りの調合を行っているので、作っていく過程でだんだんと室内が大好きなアロマの香りに包まれていきます。

 

本当に良い香りで、これが密かに私の楽しみとなっています。

 
強い抗酸化力を持つことで依然人気のフラーレンが高濃度で配合され、紫外線などで発生する活性酸素から強力に皮膚を守ってくれますので、まだお試しされたことのない方は、ぜひローションと一緒にお使いいただきたく思います。

 

使う方々が今よりもっともっと美肌になるよう、スタッフ一同日々心を込めて作成しています。


アンチエイジングにどうビタミンCを役立てるか

こんにちは。
金曜日と土曜日の外来を担当している宮下宏紀です。
今日も朝からおかげさまでフル回転していてこんな時間になってしまいました。
新しくできたフォトナ4Dのプレゼンテーションも好評でしたよ。
さて、また藤本先生のブログにお邪魔しています。
今日はビタミンCについて少しお話ししてみますね。
***
先日は株式会社ITOの伊藤忍社長に来ていただき、クリニックFでビタミンC含有化粧品の作成実習を行いました。
ビタミンCの奥深い話を聞けてとても勉強になりました。

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ビタミンCは英語でascorbic acidといいますが、これはa(抑制する)+scorbic(壊血病scurvy)、つまり壊血病を予防する酸性物質という意味です。

大航海時代に船員の死因第1位だった壊血病は実はビタミンC欠乏によりコラーゲン合成が行われず、血管壁が脆弱になっているため起こっていたわけですね。

ビタミンCの主な働きは抗酸化作用とコラーゲン合成で、そのいずれも美白やアンチエイジングには欠かせません。

ビタミンCは水溶性なので水相ではラジカルを補足して抗酸化作用を発揮しますが、脂質の相ではその効果を発揮しづらいという弱点があります。

そこで更なる活用のために、ビタミンCの一部に脂溶性の物質やその他の物質をつけてビタミンCの特徴を変えた前駆物質(プロビタミンC)の研究が進みました。

たとえば脂溶性のグリセリン(G)と殺菌作用を有するオクタノール(O)を修飾したGO-VCは、水溶性と脂溶性を併せ持つ両親媒性の性質に加えて、ニキビへの殺菌作用も有する優れたプロビタミンCです。

両親媒性なので化粧水のみならずジェル基材やクリーム基材としても利用の幅が広がります。

GO-VCやAPPSなどのプロビタミンCは、コントロール群に比べてメラニン産生を抑制する性質や色素沈着を抑える性質が報告されており、日常的な皮膚ケアに向いています。

またポストレーザーケアとしてのビタミンCの役割も欠かせません。レーザー照射後に増えるフリーラジカルを消去する抗酸化作用、皮膚の再生を助ける作用、炎症後色素沈着を抑える作用、照射後の熱傷対策として皮膚温を下げる冷却作用など複数の効果が期待されます。

今後は各種プロビタミンCの一番良い配合などを探っていければと思います。


ビタミンCとフラーレンの勉強会

2016年11月15日(火) カテゴリー:化粧品

今日は株式会社ITOの伊東社長にビタミンCとフラーレンをはじめとした化粧品の勉強会をして頂きました。

参加医師12名。

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勉強になりました。


レーザートレーニングセンターの反響

クリニックFをレーザートレーニングセンターとして開放する旨、昨日FBにポストを挙げたところ、直後から予想を遥かに上回るお問い合わせを頂きました。

ありがとうございます。

FB

驚きと喜び、そして「やはりこうした場が今、日本の医師にも求められているのかもしれない」と感じました。

僕自身は、50歳を前にこの先どんな道を往けばよいのかつらつらと思う中で、道のりのひとつにこうした取り組みをしばらく考えていました。

ほとんど慈善事業のような形で教育の在り方を僕なりに模索していく取り組みとなりますので、あまり肩に力を入れすぎず、無理をしすぎず、細々とでも長きにわたって継続していけるプロジェクトにしたいなと思っています。

途中で頓挫しては元も子もありませんからね。

ということで、とりあえずは1dayセミナーのような形で、春の学会が落ち着いたころに一度開催してみたいと考えています。

知識や技術の修練の場としてはもちろん、医師同士の情報交換や交流の場にもしていけたらいいですね。

開業医は孤独な職業でもありますから・・・

マイペースでコツコツやっていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。また、諸先輩方で講師を務めていただける方がおいでになりましたら、ぜひこちらもお声がけください。

よろしくお願いいたします。


The Fujimoto Training Center for LASER and Photo-medicine

昨年より取り組んできた案件が、そろそろスタートできそうです。

レーザー企業の方々の御協力も得られることになりました。

美容医療に興味のある医師で、ご興味がありましたら、ご連絡ください。

※The Fujimoto Training Center for LASER and Photo-medicine

「クリニックFをレーザートレーニングセンターとして開放します」

ここ数年レーザー医療及びEBMD(energy based medical devices)の進化は益々著しく、需要も飛躍的に伸びており、医療現場でも様々な科による関心や研究、応用が見られるようになりました。

しかしながら、こうした治療を新たに採用し、また独立・参入するための理論や実際を学べる機関が日本にはまだありません。

そもそも機器の導入に対し、この国では未だ高い壁が立ちはだかる現状があります。

世界最新機器の多くが未認可製品というカテゴリーにおかれ、それぞれの医師の個人輸入によってしか輸入をすることができないのです。

そのため、統一したクライテリアを設置・共有することが困難であり、開業医がそれぞれの個人で独自に判断、採用した理論の元展開されている状況があります。

こうした背景により、様々な問題が日々起きており、また業界全体をまとめ指揮を執り、次世代に知識や経験をつなげていく機関さえも存在しません。

課題多い日本のレーザー医療ですが、15年近く世界の学会や臨床・研究現場を実際歩いて思うことは、日本の医師というのはその繊細で正確な技術を持つ点で他国の医師を完全に凌駕しうる存在であり、またこうした機器を用いて行う医療を新規採用するにあたって必要な頭脳、研究心、忍耐力、勤勉さ・・・といったすべての要素を国民性として元々備え持つ稀有な人種でもある、ということです。

つまり、日本の医師には自然と備わっている競争力が、この業界にはある、ということなのです。

とはいえ、その競争力を磨きたくとも、実際の機器に触れる機会が限定され、知識や技術に関しても排他的な現状にあっては、次世代のマンパワーも育ちようがありません。

これまで様々な方からのお力添えあって機会を与えていただき、育ててもらった私自身の知識と、こつこつと仕入れてきた 日本最大規模の美容医療機器30台、それに伴う美容医療技術を、

日本のレーザー美容医療技術及び共有知向上のために開放し、これからのレーザー医療を担う医師およびメディカルスタッフのために役立てていけたらと考えています。

FB

1 レーザー及びメディカルエナジーデバイス診療の習熟及び
ディプロマの発行

2 fillerやボトックスなどの基本手技の習得

3 メディカルコスメの製作及び作用機序の習得

4 海外主要学会への入会・発表サポート

5 工学(PhD) 薬学(PhD) 経営管理学(MBA DBA)などの医学博士以外の学位の取得のサポート

6 自費診療を主とした経営コンサルタント

7 世界最先端の医療技術の情報提供

対象
専門医 もしくは 博士号 を取得しており、レーザー医療技術の習熟独立するまで最低3年間の期間を想定できる医師

https://www.facebook.com/FujimotomedicalLASER


スイスの国際香粧品学会ISFCC

明日から開催されるスイスの国際香粧品学会ISFCCの発表演題一つ目です。

ISFCC-1

 

紫外線から近赤外線までカットする能力を持った酸化セリウムベースの太陽光遮断剤の発表です。

発表演題二つ目です。

ISFCC-2

紫外線とブルーライトを遮断する能力を持った光線遮断剤の演題です。


特集 「プロビタミンCの機能と応用」

執筆にかかわった、FRAGRANCE JOURNAL 2015/9月号が届きました。

特集 「プロビタミンCの機能と応用」です。僕もこの分野の研究開発にかかわって15年以上。レーザー治療との相性もとても良いです。

下記抜粋して載せておきます。

是非機会がありましたらご一読ください。

〇百花斉放,プロビタミンCの時代…アイ・ティー・オー 伊東 忍

 
〇レーザー施術後のケアとプロビタミンC…クリニックF 藤本幸弘

 
〇新規ビタミンC誘導体のにきびへの効果…明和病院皮膚科・にきびセンター 黒川一郎


〇L-アスコルビン酸-2-リン酸エステルの臨床効果及び脂腺細胞でのNF-κBシグナル伝達減衰作用…池野皮膚科形成外科クリニック 池野 宏


〇新規両親媒性ビタミンC誘導体GO-VCの臨床効果…アイ・ティー・オー 永田 武・吉井 唯,おさめスキンクリニック 納 さつき,かおるクリニック 佐藤 薫,クリニックモリ 森 文子


〇 新規ビタミンC誘導体“3- グリセリルアスコルビン酸(VC-3G)”の有用性…成和化成 研究部 佐々裕介・勝山雄志・中村清香・吉岡正人


〇親油性を付与した水溶性ビタミンC誘導体:パルミチン酸アスコルビルリン酸(APPS)…昭和電工 事業開発センター応用化学品研究所 加藤詠子・井口里紗・佐伯夕子


〇新規高浸透性アスコルビン酸誘導体テトラヘキシルデカン酸アスコルビル(VC-IP)のトータルアンチエイジング素材としての展開…ニッコールグループ コスモステクニカルセンター 横田真理子・矢作彰一


〇アスコルビン酸リン酸エステルナトリウムの香粧品への幅広い有用性…DSMニュートリションジャパン パーソナルケア部 淵端三枝


世界初の水系のUVカット原料 アクアセリア (AQUACERIA®)

僕は、レーザー美容医療を15年続けていますが、同じ年数、医薬化粧品の原材料につていも研究しています。

強力な抗酸化剤であるフラーレンや、

APS APPS GOVCなどの特殊加工されたビタミンC誘導体、

さらに

TPNaなどの水溶性ビタミンE誘導体が僕の研究対象でした。

クリニックFでは http://clinic-f.com/Cosmetics.html

①APPS+Eローション

②リポフラーレンジェル

③ビタミンクレイジェルGO-VC

④AF(アロマフラーレン)クリーム

と4種類の医薬化粧品を主に処方していますが、ここにサンスクリーン剤を加えたいと常々思ってきました。

サンスクリーン剤として使用されてきた原材料は、酸化チタンや酸化亜鉛などの酸化剤であり、日焼け止めを塗るとべっとりとした感覚が嫌で使いにくいという声もよく聞きました。

そんな中、昨年アクアセリアという原材料に出会い、現在、メーカーと共同研究を続けています。

本年開催の国際学会にも研究のアブストラクトを提出したところです。

******************

アクアセリアの特徴は、

①世界初の水系のUVカット原料

②無機物であるレアアース(希少土塁)の一種、酸化セリウム(Ce02)別名Ceriaをナノ化させて、独自の特許製法でセリアに白金コーティングを施すことにより水への分散が可能になり、同時に高い抗酸化力を持つことに。

③従来の油性製品で酸化チタン、酸化亜鉛から進化し、水性製品を可能にする第3の紫外線反射剤。

④AQUACERIA 1(One)は、セリウムの持つ高い紫外線遮蔽効果を維持したまま水性化しているため、従来の紫外線散乱剤(酸化チタンなど)と比べてもその対応する紫外線波長の幅は格段に広く、UV-BだけではなくUV-Aも遮断することが可能。

⑤補助剤として紫外線吸収剤などの併用の必要が無いため、完全なノンケミカル処方が可能。

に集約できます。

特に僕が注目しているのは、今までのサンスクリーン剤よりも長い波長。

たとえば、ブルーライトなどに対して遮断する能力が高いことです。

この開発会社とは、さらに、近赤外線を選択的に遮断することが出来る新たな新素材を研究中で、こちらもさらに楽しみです。


Health Science 新たなビタミンC(GO-VC)の論文が通過しました

2013年06月03日(月) カテゴリー:化粧品

The Quarterly Journal of Japan Society of Health Sciences
日本健康科学学会の学会誌「Health Sciences」誌(Vol.29 No,2 P95-98)に、昨年より研究に取り組んでいる新規ビタミンC「GOーVC」の論文が通過しました。

「新規両親媒性アスコルビン酸誘導体の化粧品への応用」です。

よろしかったらご覧ください。

Govchealth_sciences_2


フレグナンスジャーナル誌に論文が載りました 新規ビタミンC GOVCについて

2013年05月17日(金) カテゴリー:化粧品

おはようございます。

今日5月17日(金)はクリニックFの診療日です。

今日も東京は晴れましたね。気温・湿度共に5月らしい気持ちのよい天気となりそうです。

引き続き紫外線に気を付けてくださいね。

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今朝、クリニックに来てみるとフレグナンスジャーナル誌5月号が届いていました。

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こちらには、先日の日本形成外科学会ランチョンセミナーで講師をさせて頂いた、全く新らしいジェルに配合が可能なGOVC(グリセリルオクチルアスコルビン酸)についての僕の論文が掲載されています。

原材料としても非常に興味のある新素材。

おそらく数年以内にほぼすべてのジェル商材に、このビタミンCが配合されると思いますよ。

Img_2334

ご興味ある方は是非ご覧くださいね。

昨日は休診日の木曜日。朝から大学院に向かい、その後東京にとんぼ返り。雑誌の取材や企業の方を交えた会食など忙しい一日を過ごしました。

明日の夜からドイツとなりますので、どうしても出発直前は慌ただしいですね。今日を含め二日間で日本で行わなければならないことをきちんと終わらせてゆきたいと思います。

明日の夜までは診療で四谷におりますので、お急ぎの方はご連絡ください。



ニキビ跡の治療を補助する 画期的な新型ビタミンC  

2012年11月27日(火) カテゴリー:化粧品

おはようございます。

今日11月27日(火)もクリニックFの診療日です。

今日は、久しぶりに化粧品のお話です。

クリニックFには引き続きニキビ跡のより効果的な治療法を求めて、全国各地はもちろん、時に海外からも患者さんがやってきます。

フラクショナルレーザーの進歩により、より現実的にニキビ跡が良くなっていくのを患者さん自身もご実感されますので、治療に通うのも楽しくなってくるようですね。

そうした姿を見ると僕も嬉しくなります。

フラクショナルレーザーによる治療は、肉眼ではほとんど見えない無数の穴を肌に空けていき、皮膚自体を若返らせていくという方法をとるわけですが、治療直後から穴がふさがるまでの間、何を皮膚に乗せて皮膚を保護するか、そしてどんな栄養を経皮吸収させるのか。

これは僕にとっても長年の課題でした。

○皮膚への刺激を考えると、ローションやクリーム、乳液よりもジェル・タイプが望ましい。

○そしてこのジェル基材に、ビタミンCやフラーレンといった皮膚の再生と抗酸化を補うものを有効成分として、皮膚に確実に効果のある量を均衡を図りながら入れたい。

○しかしながら、ジェルにビタミンCを入れるとアルカリに傾き、pHを弱酸性に安定させられない。

こうした課題がざっとあるわけですが、いずれのポイントをすべてひとつでクリアする、ということができなかったのです。

それが、今回すべてクリアできるジェルを製造・処方できるようになりました。

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ご覧のように、爪が立ってきれいな器材です。

肌のコラーゲンを作るため、さらにニキビの原因を除去するために、高い抗酸化能力を持ち、コラーゲンの構成要素ともなるビタミンC(アスコルビン酸)が利用されてきたことはよくご存じだと思います。

ビタミンCは体内のタンパク質を構成するアミノ酸の1つであるヒドロキシプロリンの合成に必須であるため、これが欠乏すると組織間をつなぐコラーゲンや象牙質、骨の間充組織の生成と保持に障害を受けるのです。

コロンブスの大航海時代、船に乗って数か月経過すると、体から出血して死に至るという壊血病という病気が流行りました。

この壊血病(英: scurvy 独: Skorbut)を治療するために発見されたのが、レモンなどの果汁に含まれるアスコルビン酸(ビタミンC)でした。

スコルビックに否定冠詞のAをつけたというわけです。

アスコルビン酸の肌への効能は、

1.抗炎症、抗酸化作用

2.抗ニキビ作用

3.コラーゲン新生作用

4.抗しわ(細胞外マトリックス構築作用)作用

5.美白(メラニン生成抑制による)作用

6.テロメア遺伝子短縮化抑制作用

などととても多く、化粧品に配合したいファーストチョイスの原料なのですが、このアスコルビン酸は、安定しにくい物質で、様々な複合体や前駆体が化粧品に使用されてきました。

90年代には「アスコルビン酸グリコシド」という化合物が使用されました。

しかしながら2000年度の日本皮膚科学会で、アスコルビン酸を分離、活性化させるためのグルコシダーゼが人間の肌にはないことが指摘されます。ラットの肌にはグルコシダーゼがありますので、動物実験ではよい成績が出ていたのです。

その後2000年に入ってから、「リン酸型ビタミンC(APS)」という物質が注目を浴びました。これは(VC-phoshate Na)というもの。真皮層に入る際に、リン酸基が外れて活性化しますので、ニキビの肌の治療に非常に効果がありました。現在でも使用している施設があるようですが、ナトリウムやマグネシウムを含んだ、化学的には塩の形をしているため、乾燥感が強いのです。

この弱点に注目したのがAPPS(VC-phoshate Palmitate Na)や、VCP-IP(VC-phoshate isopalmitate Na)のような脂質エステル化したビタミンCです。上記のAPSに飽和脂肪酸であるパルミチン酸を加えたものがAPPS。上記のAPSに飽和脂肪酸であるイソパルミチン酸を加えたものがVCP‐IP。というわけです。

しかしながら、これらの器質も安定性が悪かったり、ナトリウムを含むために処方が難しかったりしました。

これを改善したのが新型ビタミンC。

ビタミンCの器質をグリセリン構造としており、クリニックFでもテストをしてきたのですが、これが化粧品の器材としては非常によいのです。

すでに何人もの患者さんにお使いいただいていますが、結果は上々。ニキビ跡の患者さんだけでなく、マドンナリフトでアンチエイジングを図りたい方や、RF系の機器を使用されているアトピー性皮膚炎の方などにも好評を頂いています。

何より、ローション→ジェル→クリーム・・・といった化粧品の工程を踏むのがめんどくさい、という方にも、ひとつで手軽にアンチエイジングもできるということで、楽なようですね。

これまで院内で処方し作成している化粧品は、すべて患者さんのみにお出ししてきましたが、今回このジェルに限っては化粧品会社さんとコラボレーションを組んで一般販売をさせていただくことができるよう今準備を進めています。

ネーミング含め、また詳しいことが決まりましたらご報告しますね。


全く新しい化粧品器材の開発

2012年11月06日(火) カテゴリー:化粧品

おはようございます。

11月6日はクリニックFの診療日です。

昨日の早朝ジャカルタから帰りましたが、夜は元々打ち合わせ予定だった薬学系研究者仲間との打ち合わせ。

全く新しい化学的な組成を持つ化粧品素材の二つの提案と、その医学的メリット、および経営的展開についての相談を受けました。

新技術と謳われるものは、毎年の様に発表されますが、自分の医学的知識に照らし合わせると、これは!と言えるものは正直100に1つもありません。

しかしながら、新素材において、開発者が気づいていない新たに応用できる視点があるのも事実。

これに気づくのは楽しいですね。

クリニックという箱の中で、数多くの機器のなかから、自分の患者さんに最も適合する機種を使用して、肌のパフォーマンスを引き出すことが僕の仕事ですが、診ることの出来る患者さんの数も限られています。

レーザー照射後に使用する医薬化粧品にもこだわりがあります。

化粧品の素材の基本は、

抗酸化 

紫外線の除去 

保湿 

抗糖化
であり、

さらにこの4つの働きに加え
可能であれば
組織の再生
の要素が入れば確実に合格点です。

しかし、これらの要素をすべて満たすことはまず不可能で、特に組織の再生は化粧品ではなく、医学の分野に属するもの。

一般売りの化粧品に入れることが出来る製剤や濃度では、販売が出来ないのが常。

僕がクリニックの患者さんに対して、独自の医薬化粧品を提供しているのはそのためです。

今回提案された薬剤は、抗酸化 および 保湿 そして 組織の再生
について、パラダイムシフトに近い技術進化がみられます。

ヒントをいうと、今まで科学的には塩

→塩(えん、Salt)とは、広義には酸由来の陰イオン(アニオン)と塩基由来の陽イオン(カチオン)とがイオン結合した化合物

であったある抗酸化物質を、グリセロール化したことにより、効能を増して、さらに化粧品商材としても透明感のあるジェルを作ることができるようになったものです。

早速僕の既存の商材との相性をみて、さっそくクリニックFの医薬化粧品に取り入れてゆきたいと思います。


フラーレンがGoogleに

2010年09月04日(土) カテゴリー:化粧品

今日のグーグルのトップページを見ていたら、グーグルの真ん中のOが「フラーレン」になっていました。

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今日はフラーレンが発見されて、25年なのだそうです。

フラーレンは、クリニックFでも化粧品の中に使用している抗酸化剤。

今年のマイアミでの米国皮膚科学会(AAD)の僕の3つの発表もフラーレンとレーザーについてでした。

多分今日限定ですが、綺麗なアニメーション入りですので、よろしかったら見てください。


肌内部のコラーゲンが減っている?

2010年04月02日(金) カテゴリー:化粧品

クリニックで患者さんと世間話をしていると、その延長でよく聞かれることに、「コラーゲン」についてがあります。

「コラーゲン入りサプリメント/化粧品は効くのか?」

とか

「水炊きやすっぽんを食べると、コラーゲンはほんとに増えるのか?」

とか

「そもそもコラーゲンって年をとると、どうしても減ってしまうもの??」

・・・etc。

コラーゲン入りサプリメントや化粧品についての話は、その道の専門家にまかせるとして(笑)

レーザー専門医としての僕の意見なのですが、肌のコラーゲンが減っているという状況を分かりやすく説明すると、

「加齢によりコラーゲンの原材料となるアミノ酸が減ってしまっている」から

ではなく、

「原料は豊富にあるけれど、コラーゲンを生産する皮膚細胞内の工場が怠けている」から

なのです。

肌の下のコラーゲンを増やすためには、肌の中のコラーゲンを作り出す線維芽細胞を何らかの形で刺激して、コラーゲンを合成させる経路(細胞内の工場)を働かせるしかないのです。

ここ数年の論文では、どの波長のどの光が、肌の中でコラーゲンやエラスチンを実際に増やすのか検討されていますし、実際にそのメカニズムが解明されつつあります。

コラーゲンやエラスチンを増やすレーザー光治療を繰り返して行うと、肌の中がしっかりと充実するので、頬の位置が高い、より若い時の顔に近づくのがわかります。

レーザー・光治療器は、光という電磁波の力によって肌の下のコラーゲンを作り出す線維芽細胞を活性化する、唯一証明された、最も有効な手段なのです。

言ってみれば、怠けて眠りこけている“工場長”をまばゆいレーザービームを当てて覚醒させ、きちんとこつこつ働くようお尻をたたく役割を果たすのです。


香りのハーモニーを楽しむクリーム

2010年02月12日(金) カテゴリー:化粧品

クリニックFの新クリームであるAF(アロマフラーレン)クリームのパンフレットができました。

Afこのクリーム。

強力な抗酸化力と保湿能力を併せ持った高機能コスメ。

クリニックFでも大人気だったナノラディエンスクリームの後を継ぐだけあって、フラーレンをベースにした処方にはこだわったのですが、

今回は、クリニックFに勤務しているプロのアロマセラピストたちに、香りの処方をお願いしました。

香りは時間とともに蒸発してしまいますが、そのスピードはエッセンシャルオイルの種類によって違います。

香りは

①立ち上がりが早く、すぐに消えてしまう、香水の第一印象を決める「トップノート」

②持続力があり、最後まで余韻を残す香りである「ベースノート」

さらに、

③二つを調和させる「ミドルノート」

・・・この3つの「ノート」から少なくとも1種類ずつ加えるのが理想的だと言われています。今回のAFクリームも、特に「ミドルノート」と「ベースノート」のエッセンシャルオイルにはこだわりました。

AFクリームを使用すると、ラベンダーのほのかな香りに気づきますが、すぐにゼラニウムとローズのオイルから出るゲラニオール系の香りに変化し、さらに「熟成した落ち葉の香り」といわれるパチュリの香りが加わります。

ご存知の方も多いと思うのですが、「ベースノート」にパチュリとフランキンセンスがあると、ゲラニオール系の花の香りとハーモニーになって、堪能的な香りに変化するのですよね。

さらに、最近気づいたのですが、クリームを作成してちょうど2週間ぐらいすると、ローズの熟成された、ブレンドに特有の香りがするのです。

値段も10,500円と、ナノラディエンスクリームの価格を大幅に抑えることができました。

宜しかったらお試しください。


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