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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

宮下外来:二の腕や膝にもInmode 普段の生活指導も承ります

金曜・土曜外来担当の宮下です。

最近汗ばむような日も出てきたせいか、ダイエットや痩身のご相談も増えてきました。

クリニックでは部分痩せに使えるレーザー・光治療器もいくつかありますので、こちらの稼働もどんどん増えてきましたね。やはりInmodeがじわりじわりとその人気を上げているかんじです。

(*Inmodeについては藤本先生のブログもご参照ください:http://clinic-f.com/blog/13/post_17336/ )

 

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こちらは二の腕の施術風景。

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和やかに施術も進んでいます。

そして、こちらは左足の膝上に10分Inmodeを照射した写真ですが

 

inmode

患者さんの左足のむくみがとれ、膝の位置が上がって見えるのおわかりになりますか? 左足のほうが足・膝下が長く見えますよね。

一度でも膝の位置がこうして変わりますから、素足になる季節にはお勧めです。

短時間でできる施術のため、普段お忙しいメディアに出る方にもとても人気です。

***

以前にもすこし書きましたが、僕は出身大学の躰道部で監督/指導も務めています。空手は黒帯、五段。高校の時は器械体操をやってました。アクロバットが得意で身体も柔らかいことがちょっとした自慢?です(笑)。

 

部員たちには日頃から

「いい姿勢でいよう、声は大きく、深呼吸を積極的に取り入れよう」

と伝えていますが、これはこうした痩身でご来院されている患者さんにお伝えしたいことでもあります。

深呼吸によって代謝を促し、姿勢を良くすることで体幹が鍛えられ、見た目の印象もスマートになります。

呼吸を利用したトレーニングは、いつ何時も自然に取り組めるところが魅力です。所謂‟筋トレ”とは違い、周囲から「筋トレやっているの?」と茶々を入れられることなく、会話の中で深い呼吸をごく自然にできるのです。

健康的な生活を送るのに、運動やトレーニングを重ねることはもちろん大切ですが、時間や効率を考えると

“ただ生きているだけでカロリーを消費する、燃費の悪い体”

というのを目指したいところです。

燃費の悪い体を実現する上で重要なのが、この正しい姿勢を保つことでもあるんですね。

形成外科医として日々手術をしていて、体幹(胴体や胸など)の周りには、なんと筋肉が多いことかと驚きます。

筋肉を鍛え始める際に腕立て伏せからスタートする方が多くいますが、腕はあくまで末梢の筋肉。体幹にある大きな筋肉を鍛えないのはもったいないです。

日々姿勢を意識して、自然に体幹を鍛えている状態を作ること。姿勢を正しておけば、脊柱起立筋を始めとした体幹筋を常に鍛えている状態になります。

深呼吸しながらお腹を締めてみたり、お尻を引き締めてみたり、時々気がついた時だけでも意識して行ってみましょう。

日々の生活の中でもコツコツ筋トレしている状態となり、効率良く“燃費の悪い体”になれると思います。

そして、なかなか自分ではできないパーツパーツを引き締めるInmodeのような機器を使った施術を取り入れていくと、理想のフォルムに着実に近づいていくことができることと思います。

クリニックFの良いところは、おひとりおひとりの患者さんに対しカウンセリングの時間も長くじっくりとれることにもあります。

初診以外すべてこうしたカウンセリングは無料ですから、普段の生活指導も含めて、ぜひご相談くださいね。

ダイエットで壁にぶつかったり、行き詰ってる方にも多分お役に立てることと思います。

メンタルのサポートも重要ですからね。

ぜひお気軽に声をかけてください。


赤ら顔やニキビ跡、小じわの治療:最近活躍しているスターラックスLux1540XD

おはようございます。

 

昨日は突然の嵐にびっくりしましたが、今日は一日晴れそうですね。

 

新緑が爽やかな季節になりました。
今日はクリニックFで赤ら顔やニキビ跡、小じわの治療においてまた最近活躍しているスターラックスLux1540XDについて改めてご紹介したいと思います。

 

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スターラックス自体は新しい機器ではなく、2008年にアメリカのパロマ社で開発されたフラクショナルレーザーです。

 

 

本ブログでも当時から度々取り上げ、これまで多くの患者様に高い評価を頂いてきましたが、メンテナンスしながら照射方法を何度も調整し、ここへ来てまた患者さんの支持厚いデバイスとなっているのですよね。

 

 

機器としても改めて面白いな、と僕も思っています。Lux1540XDは1540nmのEr:Glassレーザーを短時間に高出力で照射し、皮膚のリサーフェシングを行います。

 

 

先端のクリスタルをピラミット型の構造とし、業界唯一の“ micro-compression”技術でより真皮の深部まで安全にレーザーを到達させることが可能です。

 

 

 

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圧迫しながら照射するため、真皮の水分量を減らしレーザーの深達度を約40%アップさせると共に、照射後の真皮と表皮の解離が最小限となり、より迅速な再生が促されます。

 

加えて、皮膚との接触面を急冷するコンタクトクーリングシステムを採用することで、皮膚表面のダメージを最小限にしています。

 

 

 

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最近人気がまた出てきた理由として、特に

 
① 他の治療機器では治療に難渋するニキビ跡(凹凸)

 
② ダウンタイムや疼痛を避けたい

 
③ 他のレーザーや光治療で取れない赤みや色素沈着

 

等の特徴や思いある患者様からの高評価ということが挙げられます。

 
表面麻酔やジェルの塗布は必要なく、施術中・施術後の疼痛はほとんどありません。

 
それにも関わらず、効果は真皮深層にまで達し、照射後2-3日すると肌の内側からパンッとした張りが出てきます。

 
昨日も、半年前に突然顔全体に赤みを伴う丘疹が出現した40代の患者さんに対して、3回目のLux1540XDの照射を行いました。

 
これまで、他院にて保険診療による内服や軟膏治療が奏功せず、今年の2月から当院でLux1540XDによる治療を開始しました。

 
ダウンタイムや疼痛は絶対に避けたいというご要望。

 

 

初回の照射後2-3日目から、赤ら顔やハリ・ツヤの改善を認めました。

 
また、照射後の腫脹や発赤も目立たず、施術後のダウンタイムは殆どありません。

 
本日で3回目の照射ですが、これまで何をやっても改善しなかった症状が、みるみる良くなっています。

 
赤みがほとんど消失した現在でも、肌全体のテクスチャの改善やハリの満足度が高いため、本人の希望から照射を継続しています。

 
次回は3週間程度あけて、照射予定です。

 
当院では、活動性のある炎症性皮疹から挫創瘢痕に至るまで、“ micro-compression”という技術を用いたLux1540XDによる効果的な治療を提供しています。

 
いつでもお気軽にご相談下さい。


ニキビ跡治療をレーザーで行う クリニックFでの治療戦略

ニキビ跡に悩んでいる人は多いですよね。

国内のクリニックでも、

ニキビ治療が得意なクリニックと

ニキビ跡治療が得意なクリニックに分かれると思いますが、クリニックFは、過去10年間、フラクショナルレーザー機器を使い分けることによって治療を行ってきました。

2017年の米国レーザー医学会(ASLMS)でもニキビ跡治療の演題が散見されましたが、ほぼ数年前に「ニキビ跡治療は完成した」と報告されたように、治療方針は固まっています。

現在はフラクショナルレーザー機器の全波長に加え、新たなフラクショナルRF機器がいくつか登場しています。

クリニックFで現在積極的に治療に取り入れを検討しているフラクショナルRF機器は

ヴィーナス社の VIVA

Immode社 の FRACTORA(フラクトラ)

どちらもイスラエルの企業ですが、よりダウンタイムの少ない、効果の高い治療が今現在も模索されているという事ですよね。

ニキビ跡を治療するためには、以下のスライドのように3つのハードルがあります。

1 凸凹/クレーターによる瘢痕

2 赤味によるニキビ跡

3 色素沈着によるニキビ跡

です。

スライド4このうち最も難しいのが、 でこぼこしたニキビ跡の形態に関連する治療です。

ニキビ跡の形態は以下の四種類に種別できます。

ローリング型  「W-shaped(>1-4mm

アイスピック型  「V-Shaped」 (<2mm

浅いボックスカー(箱形)U-shaped

  (>4-5mm

深いボックスカー型 「U-shaped

こちらを、フラクショナルレーザー機器、つまり柱状にレーザービームを打ち込むことで肌を均一化する機器によって治療してゆくのです。
スライド6

フラクショナルレーザー機器の治療にあたり、 機器的なパラメーターが4つあります。

それは、波長 パワー 照射密度 照射時間

なのですが、

フラクショナルレーザー機器をニキビ跡治療に利用するさいには、以下の4点のメリットがあります。

1.時間的・空間的制御性(照射密度依存性)に優れる

2.創面を湿潤もしくは乾燥にコントロール(波長依存性)ができる

3.穴の深さ(パワー依存性)をコントロールできる

4.大きさ(照射時間依存性)をコントロールできる

キャプチャ キャプチャ2実際にどのような機器を使用してニキビ跡治療をしてゆくかですが、クリニックFには以下の表にあるように多くのフラクショナルレーザー機器がありますので、それぞれに対応した治療をしてゆくという事になります。
スライド9

具体的には以下のような機器を利用しますが、クリニックF推奨のパラメーターにつきましては治療戦略上の秘密もありますので空欄にさせていただいています。(笑)。スライド10 スライド11 スライド12 スライド13 スライド14 スライド15 スライド16 スライド17 スライド18

これらの機器を、

4種類に区分けしたニキビ跡の形態に合わせて適応させてゆくのです。

ローリング型  「W-shaped(>1-4mm

アイスピック型  「V-Shaped」 (<2mm

浅いボックスカー(箱形)U-shaped

  (>4-5mm

深いボックスカー型 「U-shaped

スライド19クリニックFでは、クオリティ高く効率よいニキビ跡治療を過去10年に渡って実践し、ご評価いただいています。

以前は治せないと言われたニキビ跡ですが、現在は治療が可能な症状になっています。

悩まれている方がぜひご相談くださいね。


今日は宮下宏紀先生とダブル外来です

今日は宮下宏紀先生とダブル外来です。

もう4月も終わり、今年もなんだか早いですね。

実は来月末、クリニックFは開業から10年を迎えます。

東京で美容のメッカといわれる青山・表参道、銀座、渋谷、新宿、六本木・・・といった街ではなく、学生街やオフィス街の印象強い四ッ谷のこの土地で10年美容・アンチエイジングレーザークリニックをやっていくことができたのは、嬉しくもあり不思議なかんじもあります。

でも実はまだ20代の頃から僕はこの辺りで仕事をしたいな、となぜか思っていたんですよね。

華やかな催しは苦手な僕なので、10周年記念パーティなどを行う予定はありませんし、お花などお贈りいただくのも辞退しています。

一方患者さんを始め、ここまで支えてきてくださった方々には感謝の気持ちを伝えたく、こんなものを用意し昨年末からお送りさせて頂いています。

宮下先生

10周年記念で施術などいくつかプレゼントさせて頂いているのです。

クリニックFではDMなどを患者さんにお送りしたことがかつてないためか、これが思いがけず大きな反響と御好評を頂き、最近第二弾を刷ったところです。

今年一年かけて何度かこうしたプレゼント企画をご用意していますので、いつもお越しくださっている方はもちろん、しばらくいらしていただいていない方もぜひこの機会にお越しくださいね。

僕もできるだけ皆さんにご挨拶したく思っています。


トゥルスカに代わって今年はInmode

春になり、痩身のご相談が増えてきました。

去年大人気だったトゥルスカに代わって、今年はInmodeの施術が増えています。

今日はこちらについてご紹介しますね。

インモード_1

Inmodeはプラットフォーム型のレーザー機器でいくつもの機能が搭載されています。

痩身にはこの中のBodyFX、MiniFXを使用します。

Body FX(体幹)、 Mini FX(顔面)とはBody or Min FXはRFとエレクトロポレーション(電気穿通法)の相乗効果により脂肪組織のアポトーシスを引き起こす業界初の機械です。

施術の流れと効果は以下の通りです。

① 2つの電極に挟まれた組織が吸引されます。
それにより、広範囲で深部の脂肪組織までターゲットとすることが可能となります。

② 吸引した組織に対してバイポーラ型のRFエネルギーを加え、組織を40-43℃まで上昇させます。
RFの熱エネルギーにより、脂肪を膨張・融解させると同時に、皮膚表面のタイトニング効果があります。

③ さらに膨張した脂肪組織に対してナノ秒で2kVの電圧をフラクショナル状に照射し、エレクトロポレーションを行うことで深部組織まで脂肪のアポトーシスを誘発します。通常のエレクトロポレーションは可逆性ですが、本機は2kVまで高圧にすることで脂肪組織の細胞膜に不可逆的な変化を引き起こし、より効果的に脂肪融解を行っています。

どんな方に人気があるかというと、
① 運動してもなかなか痩せない方
② 太ももや二の腕、お腹などセルライトの凸凹が気になる方
③ 短期間で効果を実感したい方
といったことになるかと思います。

おなかや二の腕、太ももなど脂肪の気になる部分に、部位や状態により10~30分程度施術していくわけですが、目安としては片腕:約10分、お腹:約10〜20分、太もも(片側):約15〜20分といったところでしょうか。身体に当てるヘッドのサイズは携帯電話を一回り小さくした程度のものとなります。

施術部位が冷えていたり(冷え性含む)、セルライトなどが多いとその分温まる時間がかかるため施術時間が長くなる傾向にあります。

◇1回の施術でも直後にサイズダウンを実感できる(約1〜2cmのサイズダウン)
◇バキュームにより、より深い部分に熱が届いている(脂肪に効いている)感覚がある
◇頑固で硬いセルライトがほぐれる感覚があり、ボディーラインが綺麗に出る
◇施術後8時間以上経過しても、施術部分が暖かく、冷えを感じない。冷え性が楽になった
◇足に施術すると、足が軽くなった印象があり、浮腫みなども軽減できる印象
◇施術時間がトゥルスカに比べ明らかに短く済む。
◇一般的なセルライト潰しに比べ、痛みは少なくセルライト除去が期待できる
といったご感想を頂いています。

インモード_2

インモード_3

一方デメリットとしては、
◆吸引をされるので、内出血を起こす方がいる。施術部位の露出が必要な方は2~3日ほど余裕をもって施術されることをお勧めします。早い人は2時間程度で消失。長い方で2日程度で消失します。
◆瞬間的に高圧のRFが出る事で、場所により“ピリッ”とした刺激を感じる。(静電気が苦手な方は苦手かもしれません。保湿をする事で多少軽減できるので、サイズダウンしたい方はトライする価値はあるかと思います。)
◆体が冷えている方、セルライトが多い方は、温度上昇の際痛みを感じやすい可能性があります。体が温まってくると痛みは少なくなってきます。特に女性が冷えやすいも太もも裏やお尻は始め少し痛みを感じる可能性があります。
といったことが挙げられます。

当院の標準プロトコールとして、体幹では1週間に1回の照射を6週間(合計6照射)、顔では1週間に1回の照射を8週間(合計8照射)行っています。施術時間は部位によって異なりますが、大体の目安として、体幹では60分程度、顔では30分程度です。施術後の所見が不安な方は、体幹などの非露出部から照射して頂いて、その効果を実感して頂いています。

一度施術をされた方はほとんど皆さんリピートされるので、多少痛みやデメリットがあっても結果が出やすいのだと思います。ご興味のある方はぜひご体験ください。


サンディエゴ最後の夜。

サンディエゴ最後の夜。
世界一流の研究を聞き、多くの事を学び、気付きと発見がありました。
昨日学会関係者はほとんど帰ってしまいましたが、僕はサンディエゴでもう1日過ごす事にしました。
一人でいる時間は色々考える事が出来ますので貴重ですね。
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ここ7年ぐらい、僕はレーザーの知識を深める為に工学博士に薬学博士と、あえて医学とは違った方向からレーザーの研究をしてきましたが、僕が50歳を迎えるまでのここ数年で、医学臨床のレーザークリニックについては総決算をしても良いのではと思っています。
専門性独自性の高いレーザークリニックとしてのクリニックFの価値をより高めさらに進化させる為に、今後はどんな努力をするべきか、そしてその優先順位を集中して考えてみたいと思います。
一言で言うと、うちでしか出来ない新たな若返りの価値観を提供するという事ですが、やはり僕の努力やこだわりが分かってくれる人だけに今後も新たな価値を提供してゆきたいなあ。
やっぱり会員制ですかね。

ASLMS 2017マンスタイン博士のカッティングエッジの講演

今年のASLMS米国レーザー医学会では新規の機器はあまり発表されませんでしたが、講演は面白かったですね。
数年前ピコレーザー一色だった講演も一巡し、レーザードラッグデリバリーや脂肪溶解、スキンリサーフェシングの研究発表が再び増えました。
FDAの方針でスキンタイトニングの測定法について統一基準がないことを指摘されたようで、こちらの発表は下火になりつつあります。
新しい測定機器の開発が必要ですね。
個人的にヒットしたのはマンスタイン博士のカッティングエッジの講演です。
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皮膚ケラチノサイトにはエンドルフィン、オキシトシン、セロトニンという幸せと快楽を感じる3種類のホルモンの発現が関わっているので、レーザーを用いることで、これらを発現させる経路が活性化できないかというもの。
興味あります。
研究してみたら面白いかもしれません。

ASLMS 2017 発表無事終わりました「フラクショナルレーザーの機能性リポソームを用いたドラッグデリバリー」について

学会の発表無事に終わりました。
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フラクショナルレーザーの機能性リポソームを用いたドラッグデリバリーについて。
薬学系大学院の発表演題の総決算です。
日本の仲間もたくさん聞きにきてくれました。嬉しかったです。

健康情報を広めていく企業の取材

今日は健康情報を広めていく企業の方から取材を受ける機会がありました。

藤本先生は美容の情報について。

宮下先生

宮下先生が担当したテーマはレプチン、乳房再建でした。

痩身に重要なホルモンであるレプチンについては、先日日本痩身医学協会で講演した内容をかいつまんでお話ししました。

乳がんは年々増加しており、乳房再建についての情報も重要ですが、初期乳がんの発見のポイントなど予防や健診的な観点についても強いニーズがあるようです。


「若返らせる治療」と「若い顔を作る医療」

僕自身、2000年から美容診療に関わってきましたが、アンチエイジング目的の美容診療には大きく二つの流れがあると思っています。

一言で言うと、「若返らせる治療」と「若い顔を作る医療」です。

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レーザーを中心とした光治療や超音波、HIFU、RF(ラジオ波)などのEBMD(Energy Based Medical Devices)を中心とした機器医療は、熱刺激や選択的光熱破壊を起こすことにより、肌の中の遺伝子に働きかけ、新たな蛋白合成をすることで肌全体を「若返らせる治療」です。

こちらは、肌のハリや透明感を戻すことにより、年齢を数歳戻すことを目的とした過去最高の時の自分の顔を取り戻すための治療で、いわば「いけていない時の顔が減る」治療だと表現しています。

機器を用いた医療は、肌質を改善することを目的としますので、時間がかかります。

現在、米国の学会では、約10年前の患者さんの顔と現在の顔写真を比較し、より若返った写真が供覧されるようになりました。

今から正しい機器による肌のメンテナンスをきっちり続けてもらえば、10年後には今より若い顔になると言うことです。

5年10年先の肌を考えるのであれば、機器による治療を薦めます。

クリニックFでは、肌全体を若返らせるために用意された30機種以上の機器の中から

1 肌の透明感をあげる「ホワイトニング」

2 肌のハリと弾力を作る「タイトニング」

3 肌を平滑にする「リサーフェシング」

4 肌を持ち上げる「リフティング」

のそれぞれのカテゴリーで、患者さんに最も必要な機種を選び、年5回をめどに定期的に照射してもらうオリジナルのメニューをお勧めしています。

こちらのトッピング要素として、肌質を改善する「ボトックス」や「臍帯血増殖上澄み液」、「自家再生線維芽細胞」などを、フラクショナルレーザーアシストによるドラッグデリバリーで肌広域に導入する治療も行っています。

一方で、ボトックスやヒアルロン酸などは、フィラーを用いることで若い顔を作ったり、変身願望を叶えるための「若い顔を作る医療」。

こちらは化粧の延長上にあるように手軽にできる整形という意味の、「プチ整形」という言葉が使われています。

フィラーはすぐに結果が出ますので、来週の結婚式や同窓会がある人であれば、ヒアルロン酸で調整します。

僕は2006年より米国レーザー医学会の専門医の資格を持った機器治療の専門家ですので、クリニックFでは「若返る」機器治療を中心に施術を薦めてきたつもりですが、数年前から志を同じくした形成外科専門医の先生たちが合流してくれたので、いわゆる「プチ整形」も施術メニューに加わるようになりました。

現在は患者さんのWant’sがどこにあるのか、初診時に見分けなければならないと思っています。


三つ目の博士号 薬学博士論文 フラクショナル・レーザーアシストとリポソーム併用によるドラッグデリバリーについて

3年間研究在籍していた慶応義塾大学大学院薬学系研究科での研究を終え、

医学博士(東京大学2004年)

工学博士(東海大学2013年) に次ぐ

僕の3つ目の博士号である 薬学博士

博士(薬科学) (慶應義塾大学2017年)を受理することができました。

 

ここに至るまで、思わず涙が出るほどつらい経験もしました。

その分本当に嬉しいです。様々な局面で支えてくださった方々のおかげです。

ありがとうございました。

***

僕は小学生の頃から理科が大好きな子供でした。

父親は文系の研究者でしたが、理系の研究者という職種が存在すると気づいたのは、小学3年生の頃だったような気がします。

当時、千葉の放射線医学総合研究所(放医研)に勤めていた理学博士の叔父の研究室に遊びに行かせてもらって感激したのです。

思えば、将来博士号を取るという事を明確に意識したのがこの時でした。

物理 化学 生物 は理系の主要な三部門です。

新たな理論を立証する手法は、それぞれの学問で異なります。

物理であれば数式で

化学であれば化学式で

生物であれば図表で

証明することが必要になりますが、

レーザーを軸にし、工学(物理学) 薬学(化学) 医学(生物学) の三分野の博士号を取得した医師は世界にも他にいません。

人生においても、研究においても、経営においても、他人とはひと味違った、またはちょっと角度の異なるオリジナルなものを作り上げたいというのが僕の常なる目標でありモチベーションですので、転んでしまった時もとりあえず立ち上がりひたすら信じる道を進んできたな、と思います。

***

フラクショナルレーザー機器を用いたドラッグデリバリーの論文は英文で2報書くことができました。

スライド42

一本目の論文は、レーザー医学の世界のトップジャーナル。Lasers in Surgery and Medicine誌に載せることができました。

生体に薬を入れる手法は大きく分けて三つあります。

経口 経静脈 経皮 (経肺というルートも考えられます)

ですが、この論文は、経皮の薬剤吸収を促進する方法です。

今回の僕の論文は、リポソームを薬剤トランクのように用いて、フラクショナルレーザーをアシスト照射することで薬剤の皮下への導入を増やそうというもの。

スライド43それまで、経皮の薬剤吸収の促進と制御方法には上記二つの手法がありました。

こちらのフラクショナルレーザー機器を物理的な手法とすれば、以下のようにより有利に薬剤をコントロールして皮下に導入できることとなります。

スライド44皮下に導入するフラクショナルレーザーとしてはCO2の波長を選択しました。

この波長は照射後の皮膚が乾燥し、薬剤が浸潤しやすい状況を作るからです。

スライド45波長を決定して、残りの3要素のパラメーター

パワー 照射密度 照射時間をコントロールして実験を行いました。

スライド46

リポソームに内封させる薬剤としては、

低分子モデル 分子量376 5CF

低分子タンパクモデル 分子量6000 インシュリン

ワクチンモデル 分子量 45000 OVAアルブミン

と、大きさの違うモデル薬剤を用いて、それぞれ実験を行いました。

スライド48

どのモデル薬剤を用いても、パワー依存性、照射密度依存性、パルス幅依存性に薬剤導入が増すことが確認できました。

こうしたフラクショナルレーザーを用いた薬剤導入で最もメリットがあると思われるのは

〇針を使って日々インシュリンを導入しなければならない糖尿病患者

〇予防接種のためにワクチンを注射する小児

〇組織内圧が高く、そもそも注射が難しいケロイド患者

などが想定されます。

さらに、フラクショナルレーザーで開ける穴を調節することで、さらに大きな、例えばメラノサイトのような細胞を導入できるようになります。こちらはドラッグではなく、セル(細胞)デリバリーとしての応用です。

白斑や薄毛の治療などにも大きな福音となるでしょう。

***

二つ目の論文は、リポソームに用いるペプチドを、温度応答性に構造変化する変形性のペプチド組み込むことで、崩壊のタイミングをレーザーでコントロールするというもの。薬学のジャーナルに載せることができました。

スライド60

スライド61皮下に温度応答性のリポソームをしばらく沈降させて、必要な時間にレーザーを照射して皮下温度を上昇させることで薬剤放出をさせることができるのです。

実際にクリニックFでは、フラクショナルレーザーを使用したのちにこうした効果的な薬剤を塗布することで、肌を入れ替える施術を行っています。

難治性のニキビ跡や、初老期の表皮の細かいシワなどの肌を、脱皮させ、生まれ変わらせることができますよ。


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