さて、今日6月28日もクリニックFの診療日です。
何度かお知らせしていますが、今週は土曜日までの診療で、週末から再びロシアの学会に出張予定です。
9日朝の帰国予定ですが、その日の外来を終えた翌朝に札幌に飛び、7月10日にレーザー界の大先輩である久保田潤一郎先生が代表世話人/座長をされる
「第一回光線治療セミナー in 札幌」で
「レーザートーニングによる肝斑治療の最前線」
という講演をさせていただく予定になっています。2005年より、肝斑治療がレーザーで行うことができるようになり、この治療法の常識が変わりました。
僕自身も
ルートロニック社のスペクトラVRM3(マックスピール)
サイノシュア社のQスイッチアレキサンドライトレーザー(アコレード)
ホヤコンバイオ社のメドライトC6(レーザートーニング)
と、
いくつかのQスイッチレーザー機器を使用した肝斑治療の比較研究を、過去数年にわたりアメリカのレーザー医学会(ASLMS)や、ヨーロッパの美容系学会(IMCAS)などで発表してきました。
この内容を踏まえて
そもそも肝斑の成因はなになのか?
なぜ、白変を伴わない程度のローフルレンスのQスイッチヤグレーザーで、肝斑が消褪するのか?
これらの理由とメカニズムを、工学的な数式を使用して解明してみたいと思います。
そんなわけで、ロシアで学会発表の準備がどこまでできるかわかりませんので、朝からクリニックに出勤し、プレゼンをコツコツ作っています。
が、煮詰まってきたのでちょっと一休みして、間もなく始まる診療に備えます(笑)。