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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

光治療器オーロラの機器変遷 光治療器を入れ替えるタイミング

おはようございます。

今日は4月21日(月)。クリニックFの診療日です。

都内はあいにくの雨模様で少々肌寒いようなお天気ですが、週末はいかがお過ごしでしたか?

僕は昨日久しぶりにお休みを頂きました。

このところ日米の出張と講演続きで体が休まる時間がありませんでしたが、昨日は片瀬江ノ島の自宅で一日好きな音楽を聴いて、ピアノを弾き、砂浜を歩き・・・とゆっくり休養できました。

小田急片瀬江ノ島駅。

海に浮かぶ色とりどりのヨット。

空は曇っていてもこうして鮮やかな帆が並ぶと、景色が変わります。

そして入れ替えたばかりのピアノ ヤマハ AVANGRAND N2。

素晴らしい製品で惚れ込んでいます。

おかげさまで、リフレッシュできました。

次の出張は、5月中旬にセルビアで開催される欧州皮膚科学会(EADV)。

今年のGWは、4月29日と5月3日を診療日として設けることにしました。

海外や遠方の方でお越しになれそうな方はお問い合わせください。

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こちら、今月出張したアメリカはフェニックスのASLMS 米国レーザー医学会会場にて。

テネシー州ナッシュビルで開業しているDr.Michael H. Goldとの写真です。

米国レーザー界で彼のことを知らない人はまずいないでしょう。大物です。

僕自身とても尊敬していますし、また彼のクリニックには必ず新しい機器が最初に入りますので、僕にとっては重要な情報源の一人でもあるのですよ。

今年のトレンド、気になられている方も多いようですね。

今ブログにまとめていますので、後日記事にもしていこうと思いますが、今日はひとつ最近こちらもよくお問い合わせいただく光治療器 オーロラの話を先にしたいと思います。

最近同業の先生方からもお問い合わせいただくトピックについてです。

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クリニックFでは、肌の透明感を増す色素系光治療機器(フォト治療器)が7台あります。

その中で初診の方に使う光治療機器は、シネロン社から2013年に発売された「eプラス-SR(通称オーロラ)」という機器が多いです。

この機種は2001年に市場に登場し、2005年までは「オーロラ」という機器名で販売されていました。

この「オーロラ」の名前が現在も通称として使用されていますが、実際には現在オーロラという機種は存在しません。

下の写真は2006年ぐらいまでに販売された旧式の機種です。

光学機器が一台開発されると、それは常に技術進化を追いかけながら、マイナーチェンジが随時加えられ、製品はアップデイトされていきます。

車やPC、カメラと一緒です。

下の写真は、2007年に発売された機器達です。

◎オーロラの後継機種がeライト

◎ポラリスの後継機種がeレーザー

◎ギャラクシーの後継機種がeマックス

そして、2013年にこれらの機種の後継として発売されたのがeプラスです。

一般にオーロラと呼ばれている施術も

■オーロラSR

■ギャラクシーSR

■eライト-SR

■eマックス-SR

■eプラス-SR

の5機種が市場に混在しているのが現状です。

光治療器を注意深く使っているとよくわかりますが、メンテナンスをしていたとしても、毎年経年変化で、数パーセントづつパワーが低下して来ることに気づきます。

例えば、20J/cm2と機器にフルレンス表示がなされていても、その値に誤差が出るのです。

実際にオシロスコープを使用して、工学的に機器出力を測定すると、その違いがよくわかります。

治療を組み立てて行く上で、患者さんに想定しているパラメーターがずれるのは嫌なので、僕自身は1年半から2年おきに機器本体を買い替えています。

工学的には機器本体の劣化を考えると、正確な診療をするためには、どのクリニックでも5年をめどに本体の買い替えを行った方が良いと思います。

また、僕もMBAを取得して、コーポレートファイナンス(企業の現在価値査定についての科目)の授業を受けてよく理解しましたが、良く使用する機器に関しては、機器を入れ替えた方が、経営上、税務上、クリニックにとってはむしろメリットがある場合もあります。


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