クリニックFは、「肌質の改善」「肌の若返り」を専門とした新しい概念のクリニックなので、「治療」がテーマではありません。
いわゆる「ほくろ」や「いぼ」、「あざ」など治療の希望がある時は、原則としてほかのクリニックをご紹介しています。
この機械はドイツのAsclepionというメーカーの「ルビーレーザー」です。ちょうど二週間クリニックFにてテスト照射をしているところです。
ルビーレーザーは機械として完成しているのでメーカーによって差が出にくいレーザーとなりつつありますね。さらに「黒子」や「入れ墨」などにも効果があり、一旦カサブタにしてシミを取るという、旧来のレーザー機器では、やはりQスイッチルビーレーザーが最も優れていると思います。黒い刺青の色や、茶色いメラニンなどはよく反応してくれます。
ルビーレーザーの弱点は、694nmという宝石のルビーの波長を使用しているので、赤色、オレンジ色、黄色系の刺青は取りにくいということでしょうか。
近年刺青治療によくつかわれるようになったQスイッチヤグレーザーは反対に緑色の刺青に反応しにくいという性質を持っています。
Qスイッチルビーレーザーとヤグレーザー、この二つの波長が一台で出すことができる「ウルトラQスイッチレーザー」をどこかのレーザー会社が開発できたら魅力的なのですけどね。そんなプロジェクトがあったらぜひ参加したいくらいです。