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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

静かなDEKA社オフィスにて

フィレンツェはDEKA社のオフィスに行ってきました。

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今日はファクトリーがお休み。

本社をほとんど貸切の状態で、副社長のマウロガリ博士と機器のアップグレードと共同研究テーマについて打ち合わせをしてきました。

静かなオフィスで良い話ができましたよ。

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特に今年は僕も慶應義塾大学薬学部で薬学博士号が取れたばかりなので、マドンナリフトやスマートサイドスクエアを使ったフラクショナルレーザーアシストのドラッグデリバリー後の、生体内のサイトカインカスケードをパヴィア大学と研究する事になりそうです。

新たなレーザーの機序が、薬学的な側面でも解明できるかもしれません。

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飽くなき知的好奇心の探求。楽しみです。


低温大気プラズマkINPen:キンペンに使用するアルゴンガス

ドイツのライブニッツ・プラズマ科学技術研究所が、ドイツの技術の粋を集めて開発した低温大気プラズマkINPen:キンペンに使用するアルゴンガスです。

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今日も朝から頑張ってくれています。
kINPenは、わずか1回照射しただけでもCO2のフラクショナルレーザーを照射した後のダウンタイム(かさぶたの期間)が劇的に(約3倍)短縮したことなどが報告されています。
医学界でこのkINPenに使用されるプラズマは、創傷治癒や癌治療、殺菌作用の分野で20年以上前から注目されています。

2000年以降は低温プラズマの開発が進み、より範囲広く応用されるようになりました。
ブログでも以前からご紹介していますが、創部が治る際に必要な因子は様々あり、その中でも創部の見た目を元通りに修復するために特に重要な因子として
①結合組織の増生
②血管新生に伴う血流改善
③表皮細胞の遊走
④感染制御
を挙げられます。
そして、これらの因子を促進させるものがこのプラズマです。
これら重要因子は、美容を目的としたレーザーによるリジュヴィネーション(若返り)で活性化させたい因子と全く一致しています。
健常な皮膚にプラズマ照射した場合でも、真皮層の結合組織(コラーゲン等)の増生、表皮の老廃物の除去、皮膚の常在菌(アクネ菌など)の殺菌等の効果が期待できるのです。
クリニックでも、ある意味「万能選手」として思いがけない場所でその真価を発揮しています。

将来的にも益々楽しみな機器・楽しみな技術です。


レブライト、ネオジェン、キンペン

西嶌順子です。

名古屋に向かった藤本先生の後を引き継いで、今日は外来を務めています。

昨日とは打って変わって今日は良いお天気の水曜日となりましたね。

クリニックではレブライト、ネオジェン、キンペンがフル稼働でした。

 

初秋はまだまだ紫外線量も多く、日常生活を送っているだけで生活紫外線の影響が蓄積してしまう時期です。

季節の変わり目で体調を崩されている方も少なくないようです。

紫外線以外の活性酸素の影響も心配ですから、日焼け後のアフターケアだけでなく、くすみや肌荒れにも効果がありますので是非受けていただきたいメニューです。

いずれの機器もできてしまったシミにはもちろん、シミ予防や美白、透明感の向上などに効果的で、組み合わせて受けていただくことで効果はさらに高まります。

当院の場合レブライトの照射を受けた方には、施術後無料でイオン導入も受けることができ、ダウンタイムのない美白治療としては最高の組み合わせです。

ご興味のある方はご相談くださいね。

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ちなみに日曜日は、主人と一緒にネオジェンの勉強会に参加してきました。シャンパンを飲みながらご講演を拝聴させていただけるという素敵な会でした。

授乳中は飲むのを控えていたのでとても美味しく、飲み過ぎないように気をつけるのが大変でした(笑)。
ネオジェンは大気圧低温プラズマ機器のひとつです。

痛みもダウンタイムもなく非常に使いやすくすでにシミ治療やニキビ治療でいい結果が出ていますが、さらに傷跡改善やドラッグデリバリーなど様々な使い方ができます。

他にもまだまだ美容に応用できる使い方がありそうなので、引き続き東京都市大学医用工学の平田教授と共同研究を進めていきたいと思います。

よい結果が出ましたら随時ご報告させていただきますね。


未来を感じるプラズマ

早いもので、もう9月になってしまいましたね。

今年は慣れない薬学の博士論文に取り組んでいて、英語漬けです。

こういった時、なぜか僕の場合は日本語の表現能力が落ちるんですよね。

特に最近はまとまった長さのブログがなかなか書けないのが悩みです。

 

***

 

今日は時間ができましたので、僕が現在特に注目している「プラズマ」の医療応用について考えたいと思います。

 

 

クリニックFに勤務してくれている宮下宏紀先生と前田拓摩先生が、工学博士号を目指して、10月から東京都市大学のプラズマ医用研究の工学部大学院平田孝道教授の研究室に社会人入学することになりました。

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*受験日のふたり。面接のためにスーツを着ています。

 

 

いよいよクリニックFのチームで、本格的にプラズマの医療応用研究がスタートします。

 

研究室*平田孝道教授がクリニックを訪問してくれた際に

 

戻り*前田先生、宮下先生と。11月にはまた新しいドクターが入りますのでお楽しみに。

 

 

 

プラズマには、とても未来を感じていますので、楽しみです。

美容医療機器の中には、レーザーを中心として様々なエネルギーベースを利用した機器があります。

Enagy based Medical Device という言葉が海外では一般化しましたが、市場にあるものを考えても、かなりの機器が存在しています。:-

 

○レーザー

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ピコ秒レーザー(ピコシュア ピコウェイ エンライトン)
Qスイッチ Nd:ヤグレーザー(メドライトC6 レブライト)
Qスイッチ ルビーレーザー
Qスイッチ アレキサンドライトレーザー(アコレード)
ロングパルス Nd:ヤグレーザー(ジェネシス フォトナ4D)
ロングパルス エルビウムヤグレーザー(スマイルリフト)
ダイオードレーザー
エキシマレーザー
CO2レーザー

 

○フラクショナルレーザー
halo ヘイロー(ハイブリッドフラクショナル エルビウムヤグ2970nm+ダイオード1470nm)
フラクセル3DUAL(ツリウムグラス1940nm+エルビウムグラス1550nm)
スターラックス1540XD
スマートサイドスクエア(RF+フラクショナルCO2 10600nm)

 

○光 IPL(インテンスト パルスライト)
主に色素用

M22

eplusSR

オーロラ

ライムライト

BBL

スターラックス

 

○光 NIR(近赤外線)
主にたるみ用

サブライム

タイタン

スキンタイト

 

○RF(ラジオ波 高周波)
サーマクール

エンディメッドプロ

インディバ

ヴァンキッシュ

トゥルースカルプ

 

○パルス磁場

ヴィーナスレガシー

ヴィーナスフリーズ

 

○超音波

エクシリス

 

○HIFU(ハイフ・高密度焦点式超音波)

ウルセラ

 

○LED

オムニラックス

 

○クライオ(氷結)

ゼルティック

 

○衝撃波

セルトーン

などなど

***

 

レーザーは「クロモフォア(発色団)」に反応するため、肌の色の濃い人や、色ぐすみがある方の皮下の治療は難しい側面があります。

RF(ラジオ波、高周波)はたるみ治療には効果的ですが、モノポーラやバイポーラ、マルチポーラなど、エネルギーを出力するジェネレーター先端の数によってエネルギーの伝わり方やその伝わる深さが異なります。

新たなエネルギーベースとしてここに加えておきたいのが、プラズマです。

プラズマは、気体 液体 固体 ではない第四の「物質の”相”」と言われるものです。

***

 

“相”とは聞きなれない言葉かと思います。

「形態」という言葉に直すともう少しわかりやすいかもしれません。

水を例にとると大気圧下では、0度以下の状態で、固体=氷、常温では液体=水、100度を超えると気体=水蒸気、となり、数千度を超えるとプラズマ=電離ガスという状態になります。

プラズマ中では、イオン、電子、中性粒子、ラジカルなどがランダムに運動していう状態です。

レーザーと比べた場合のプラズマの特徴は、皮下にどんな物質があろうが一様にエネルギーを伝えることができることです。

これは、高エネルギーの小さな物質を、ピストルの弾のように皮下に打ち込んでいくことをイメージしていただければ良いと思います。

***

 

クリニックFでは、ネオジェンスパという機器が現在活躍しています。

 

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プラズマにはいくつかの特性があり、その性質が様々な分野で応用されています。

例えばプラズマのもつ反応性。

このラジカルなど反応性の高い粒子が生成される性質は、半導体プロセシング、空気清浄、脱臭などに利用されています。

また、気体に固有の波長の光を発する性質は、PDP、レーザー、微量元素分析、紫外線殺菌などに、摂氏10,000度の高温を容易に実現できる性質は廃棄物処理、核融合などに応用されます。

さらに近年「低温プラズマ」が開発されたため、2000年代後半以降、大気圧プラズマの研究が流行しています。

大気圧低温プラズマはほとんど室温のヘリウムプラズマです。

プラスチック、金属、半導体、繊維、紙、生体などあらゆる物質へのプラズマ照射が可能となるため、様々な物質の表面処理だけでなく、医療分野への応用「プラズマ医療(PLASMA MEDICINE)」も始まっています。

歯のホワイトニング、医療機器の滅菌、血液凝固、がん細胞のアポトーシス、植物の成長促進、そして細胞の活性化や創傷治療など美容医療への応用が十分に期待できる分野です。

クリニックFでは、プラズマの医療応用として、火傷治療の加速やケロイド治療などに使っています。

では、このプラズマ、美容目的に利用したとして、一体どのような効果があるのでしょうか?

一般的にプラズマの適応疾患は毛穴、キメ・くすみ(特に美白化)、小じわ(眼瞼内も可能)、にきび、にきび痕、傷跡・瘢痕などが挙げられます。

プラズマによる殺菌の研究は進んでおり、窒素ガスプラズマを水分を含んだ皮膚に照射するとアクネ桿菌や黄色ブドウ球菌、などを主体とする皮膚の常在菌の他、高耐性細菌を殺菌することがわかっています。

こうしたプラズマの抗生物質などとは違った形での殺菌への作用機序と創傷治癒の能力が、ニキビ治療の分野で期待されています。

また、殺菌親水性はくすみの解消や美肌にも効果的ですし、先ほど述べたようなクロモフォアに反応しない点、熱変性による小じわの改善、成長因子の産生や活性化による毛穴の改善など、様々な症状に対して全て同時進行の治療を1台で実現することが可能です。

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もう一つクリニック F が他のレーザーや光などのエネルギーべースと違う、プラズマに注目する理由があります。

プラズマには「プラズマ洗浄」という工学的な言葉もあるように、レーザーと違って皮膚表面の有機物(角栓、老廃物、脂質)を完全除去する効果があるのです。

科学的な説明としてはプラズマの不対電子が、表面付着物の基材との結合を切っているためで、これは、レーザー施術などの前処理にプラズマが利用できる可能性を示唆しています。

いうなれば「プラズマ・ピーリング」。

プラズマを照射すると皮膚の透過性が増し、治療中や後のドラッグ・デリバリーの効果が高まります。

これは 肝斑治療への併用も期待できるのではないかと注目しています。


第6回 ITCAM Inspiration of Aesthetic of revolution の招待講演

来週バンコクで開催される第6回 ITCAM Inspiration of Aesthetic of revolution の招待講演のため、イギリスはENERGIST社のSteve Sutcliffe が打ち合わせに来ました。

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プラズマ治療機器Neogen Spaについて2演題を発表してきます。


プラズマライフサイエンスイノベーション研究体シンポジウム

今日は東京都市大学にて開催されているプラズマライフサイエンスイノベーション研究体シンポジウムに参加させていただいています。

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講演プレゼンの準備ができました。

今日は1日、大学の先生方と共にプラズマ医療の未来についてディスカッションしたいと思います。


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