プロバイオディクスという言葉を最近聞きますが、何のことだか知っていますか?
プロバイオディクスは、”消化管に常に住んでいる細菌群に働きかけて、生体に有益な効果をもたらす生きた細菌”というのが定義です。
probioticsは、共生関係(Probiosis)が語源で、抗生物質を意味するantibioticsに対比される言葉なのです。
1991年から特定保健用食品制度によって、生体に良い影響を持つ食品が、有効性と安全性が試験によって確認されたもののみ、商品に表示できるといったものです。
・食物アレルギーやアトピー性皮膚炎の改善
・腸内への細菌やウイルスの進入を防ぐ
・抗コレステロール(コレステロールを低下させる)
・ビタミンB3、B5、B6、B12、葉酸、ビタミンKを作る
・ガン予防、老化防止など免疫を高める
・過敏性腸炎、クローン病、潰瘍性大腸炎による下痢を緩和させる
・口臭を減らす
などの働きを持つものがあります。
メタボリック症候群など、生活習慣病などを対象にした医療が、保険適応外になるのは時代の流れなので、特定食品として認可されたプロバイオティクス商品が医薬品との併用で医療分野に普及していくのは明らかでしょう。こういった健康を維持するための研究に携わりたいですよね。