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BLOG 藤本幸弘オフィシャルブログ

『水素水を科学する』初版が届きました

印刷所の都合で出版が遅れていたハイドロジェンセラピー「水素水を科学する」の初版が届きました。

水素水1

 

12月15日頃よりamazonで購入可能です。

水素水2

帯のキャッチコピーは、日頃よりメンターとして尊敬する東証一部上場株式会社日本トリム社の森澤紳勝社長に考えていただきました。

水素水3

こちら、本書のプロローグより

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皆さんは、「健康」を病気と表裏一体にあるものだと思っておられるかもしれません。そして、医師をその病気の専門家であると共に健康の専門家でもあると考えておられることでしょう。表と裏という関係にありながらも健康と病気が一体のものであるならば、そう考えるのは当然のことですよね。

確かに私たち医師はヒトの体の仕組みについて、そしてそれに起こりうる異常事態や非常事態について数多くのことを学んできました。病変と病気を発見し、それらを速やかに取り除き状態を改善・緩和させること、あるいは妊娠・出産のように、生命を脅かす「異常」ではないがカラダに起きた「非常」事態に対し、伴走しながら最善の結果を導き出すこと――これらが患者さんの求める医師の主な仕事であり、各種医療機関はそうした患者さんで今日も溢れている事でしょう。

しかしながら、こうした身体の異常事態・非常事態がひとまず落ち着いた後、より良い健康を目指すためにその後何を行うべきか、健康に点数があるならば自分の点数は今何点で、そこから100点を取るためには何を具体的にすればよいのか、ということについて、医師は専門的に学ぶ機会を与えられているわけでは決してありません。

一方、医療の発達に伴い長寿社会となった今では「病気」と「健康」の間に実は長い河が横たわり、病気ではないけれど健康とも言えない、という層を生きる人たちが年々増えていることもまた事実です。そして様々な健康法が世には存在し、それらを研究する機関も増える一方ですが、依然としてすべての人類に共通する「解」が見つかったわけではありません。

医学をはじめとした生物学には100%という概念はありません。必ず例外が存在します。

個人個人の持って生まれた資質や体質はそれぞれに異なります。例えば、体内に生息する100兆個もの腸内細菌の一部が生成するアミノ酸などの物質によって健康が維持されている場合もあります。この地球上には、水以外に何も食べずに生活している人が10名ほど確認されていますから、ヒトの体が持つポテンシャルというのはまだまだ計り知れないということでしょう。

そんな中、私個人の臨床テーマである「より若々しく、より健康に見える皮膚を作る」という点において、外用機器・治療以外に取り組むべき課題が絞られてきたことも事実です。中でも大きなものとしては、加齢を促進させる「酸化」、「糖化」、「脱水」それぞれへの対応、そして「ホルモンの活性化」と「自律神経の安定」ということが言えると思います。

本著ではその中でも「酸化」への取り組みを水素水と共に考えていきたいと思います。現在では、体内に発生する活性酸素とフリーラジカルが体内を酸化させることで、加齢の促進と癌化につながることがわかってきています。酸化とは人間にとって非常に大きなストレスであり、健康を維持するために体の酸化を防ぐことは極めて重要なのです。

酸化を防ぐためには紫外線他各種外的ストレスから出来るだけ身を守る事の他に、食生活や生活習慣の中で多くのビタミン類、カロチンやフラボノイドなどの抗酸化物質を栄養素からとることが大切なのですが、こうした食品群・サプリメント以外に最近注目を集めているのが水素です。

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今話題の水素について、できるだけ平易な言葉を選びわかりやすく解説したつもりです。

良かったらご一読くださいね。


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