クリニックFは
「患者さんにとって、とてもわかりやすいクリニックであること」
を信条としています。
いくつもの「わかりやすい」のひとつは、クリニックの仕組みについて。
「患者さんから頂いた治療代から、経費を差し引いて、もしも利益が残った場合、それは何に使われるのか」
という部分を、日頃から意識して明確化するようにしているのです。
株主が存在しない=株式会社ではない病院という組織では、院長・理事長の方針によってこの利益の使われ方は異なるわけですが、僕自身は、
「いつの間にかクリニックの内装がゴージャスになった」
とか
「クリニックが広いところに引っ越した」
とか
「病院や医者、スタッフが増えた」
とか
「いつの間にか院長が良い家に引っ越してる!」
とか(笑)
そういうものに使うのではなく、クリニックで治療を受けてくださった患者さんが後日御来院されたときに、治療内容のレベルアップをお約束できるような、利益があればそれをそっくりそのまま患者さんに還元される形が良いな、と考えています。
クリニックには常に、世界レベルでその技術力が認められている最新鋭のレーザー/光治療器を配備し、機器のメンテナンスを日々怠ることなく、またそれらの機器のポテンシャルを余すことなく引き出し治療にあたることができるよう、世界各地の学会で、最先端の情報と技術を仕入れてくる。
ここは絶対ぶれないよう、開業からずっと心がけているんですよね。
というわけで
実は
クリニック開院当時から丸2年間使ってきたレーザーを、今回新しく買い替えることにしました。
その話をしたら、スタッフにも患者さんにも
「ぎょっ」
とした顔をされ
(ま、また買うんですかっ!!!???)
(まだ十分使えるんじゃないですか!!!!????)
という心の声まで聞こえてきましたが(笑)
たぶん誰一人気付いてないと思いますし、同じドクターでも気付かないくらいのごくごくわずかな範囲で、どうにも最近切れ味が鈍くなってきたような気がしていたのです。
今日は朝から銀行で海外送金を済ませ、それからクリニックに来たので、患者さんにその話をしていたら
「・・・先生は、“レーザーおたく”じゃなくて、実は“レーザー貧乏”なんじゃないの?」
と、言われてしまいました。
う・・・そうかもしれないなぁ・・・。