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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

「肌の細胞を増やす治療」培養皮膚治療

金曜日と土曜日の外来を担当している宮下宏紀です。

まだ自分の公式ブログがないので、藤本先生のブログに今日はお邪魔しています。

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水素点滴良かったですよ(笑)。

***

さて、今日のテーマは再生医療です。

11/10夜は、培養皮膚によるアンチエイジング治療の第一人者である北條元治先生に来ていただきクリニックFで勉強会を行いました。

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夜遅くまで盛り上がり話は尽きませんでした。

従来より美容皮膚治療は数多くあり、大きく分けると肌の細胞をより働かせる高周波・血小板などの治療と、異物を入れてバランスを整える注入・ボトックスなどの治療の2種類に分かれていました。

2種とは一線を画して、「肌の細胞を増やす治療」ということになります。

できあがった培養皮膚の利用法としては、従来は細かく1mm間隔で皮膚浅層に注射をしていましたが、クリニックFで行う際はもう一工夫加えて、フラクショナルレーザーで出来た小さな穴を利用したり、プラズマの深達性を利用した利用法を検討中です。

複数の治療の組み合わせによる相乗効果が楽しみですね。

患者さん自身から採取した組織や細胞を培養してまた体に戻すという治療は、第2種再生医療というものにあたり、厚労省の認可を受けたクリニックでないと行えない類のものです。

クリニックのレベルで第2種再生医療の認可を受けているのはまだ10院程度しかないですが、幸いクリニックFは第2種の認可を受けられそうで11月下旬には培養皮膚を利用した治療が開始できる見込みです。

一度採取した自分の若いときの細胞はセルバンクの-196℃の液体窒素タンクに預ければ数十年の保管が可能になるので、働きが元気なうちの細胞を将来に備えてとっておくことが出来るというメリットもありますね!

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ご興味のある方はぜひお問い合わせください。


未来を感じるプラズマ

早いもので、もう9月になってしまいましたね。

今年は慣れない薬学の博士論文に取り組んでいて、英語漬けです。

こういった時、なぜか僕の場合は日本語の表現能力が落ちるんですよね。

特に最近はまとまった長さのブログがなかなか書けないのが悩みです。

 

***

 

今日は時間ができましたので、僕が現在特に注目している「プラズマ」の医療応用について考えたいと思います。

 

 

クリニックFに勤務してくれている宮下宏紀先生と前田拓摩先生が、工学博士号を目指して、10月から東京都市大学のプラズマ医用研究の工学部大学院平田孝道教授の研究室に社会人入学することになりました。

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*受験日のふたり。面接のためにスーツを着ています。

 

 

いよいよクリニックFのチームで、本格的にプラズマの医療応用研究がスタートします。

 

研究室*平田孝道教授がクリニックを訪問してくれた際に

 

戻り*前田先生、宮下先生と。11月にはまた新しいドクターが入りますのでお楽しみに。

 

 

 

プラズマには、とても未来を感じていますので、楽しみです。

美容医療機器の中には、レーザーを中心として様々なエネルギーベースを利用した機器があります。

Enagy based Medical Device という言葉が海外では一般化しましたが、市場にあるものを考えても、かなりの機器が存在しています。:-

 

○レーザー

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ピコ秒レーザー(ピコシュア ピコウェイ エンライトン)
Qスイッチ Nd:ヤグレーザー(メドライトC6 レブライト)
Qスイッチ ルビーレーザー
Qスイッチ アレキサンドライトレーザー(アコレード)
ロングパルス Nd:ヤグレーザー(ジェネシス フォトナ4D)
ロングパルス エルビウムヤグレーザー(スマイルリフト)
ダイオードレーザー
エキシマレーザー
CO2レーザー

 

○フラクショナルレーザー
halo ヘイロー(ハイブリッドフラクショナル エルビウムヤグ2970nm+ダイオード1470nm)
フラクセル3DUAL(ツリウムグラス1940nm+エルビウムグラス1550nm)
スターラックス1540XD
スマートサイドスクエア(RF+フラクショナルCO2 10600nm)

 

○光 IPL(インテンスト パルスライト)
主に色素用

M22

eplusSR

オーロラ

ライムライト

BBL

スターラックス

 

○光 NIR(近赤外線)
主にたるみ用

サブライム

タイタン

スキンタイト

 

○RF(ラジオ波 高周波)
サーマクール

エンディメッドプロ

インディバ

ヴァンキッシュ

トゥルースカルプ

 

○パルス磁場

ヴィーナスレガシー

ヴィーナスフリーズ

 

○超音波

エクシリス

 

○HIFU(ハイフ・高密度焦点式超音波)

ウルセラ

 

○LED

オムニラックス

 

○クライオ(氷結)

ゼルティック

 

○衝撃波

セルトーン

などなど

***

 

レーザーは「クロモフォア(発色団)」に反応するため、肌の色の濃い人や、色ぐすみがある方の皮下の治療は難しい側面があります。

RF(ラジオ波、高周波)はたるみ治療には効果的ですが、モノポーラやバイポーラ、マルチポーラなど、エネルギーを出力するジェネレーター先端の数によってエネルギーの伝わり方やその伝わる深さが異なります。

新たなエネルギーベースとしてここに加えておきたいのが、プラズマです。

プラズマは、気体 液体 固体 ではない第四の「物質の”相”」と言われるものです。

***

 

“相”とは聞きなれない言葉かと思います。

「形態」という言葉に直すともう少しわかりやすいかもしれません。

水を例にとると大気圧下では、0度以下の状態で、固体=氷、常温では液体=水、100度を超えると気体=水蒸気、となり、数千度を超えるとプラズマ=電離ガスという状態になります。

プラズマ中では、イオン、電子、中性粒子、ラジカルなどがランダムに運動していう状態です。

レーザーと比べた場合のプラズマの特徴は、皮下にどんな物質があろうが一様にエネルギーを伝えることができることです。

これは、高エネルギーの小さな物質を、ピストルの弾のように皮下に打ち込んでいくことをイメージしていただければ良いと思います。

***

 

クリニックFでは、ネオジェンスパという機器が現在活躍しています。

 

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プラズマにはいくつかの特性があり、その性質が様々な分野で応用されています。

例えばプラズマのもつ反応性。

このラジカルなど反応性の高い粒子が生成される性質は、半導体プロセシング、空気清浄、脱臭などに利用されています。

また、気体に固有の波長の光を発する性質は、PDP、レーザー、微量元素分析、紫外線殺菌などに、摂氏10,000度の高温を容易に実現できる性質は廃棄物処理、核融合などに応用されます。

さらに近年「低温プラズマ」が開発されたため、2000年代後半以降、大気圧プラズマの研究が流行しています。

大気圧低温プラズマはほとんど室温のヘリウムプラズマです。

プラスチック、金属、半導体、繊維、紙、生体などあらゆる物質へのプラズマ照射が可能となるため、様々な物質の表面処理だけでなく、医療分野への応用「プラズマ医療(PLASMA MEDICINE)」も始まっています。

歯のホワイトニング、医療機器の滅菌、血液凝固、がん細胞のアポトーシス、植物の成長促進、そして細胞の活性化や創傷治療など美容医療への応用が十分に期待できる分野です。

クリニックFでは、プラズマの医療応用として、火傷治療の加速やケロイド治療などに使っています。

では、このプラズマ、美容目的に利用したとして、一体どのような効果があるのでしょうか?

一般的にプラズマの適応疾患は毛穴、キメ・くすみ(特に美白化)、小じわ(眼瞼内も可能)、にきび、にきび痕、傷跡・瘢痕などが挙げられます。

プラズマによる殺菌の研究は進んでおり、窒素ガスプラズマを水分を含んだ皮膚に照射するとアクネ桿菌や黄色ブドウ球菌、などを主体とする皮膚の常在菌の他、高耐性細菌を殺菌することがわかっています。

こうしたプラズマの抗生物質などとは違った形での殺菌への作用機序と創傷治癒の能力が、ニキビ治療の分野で期待されています。

また、殺菌親水性はくすみの解消や美肌にも効果的ですし、先ほど述べたようなクロモフォアに反応しない点、熱変性による小じわの改善、成長因子の産生や活性化による毛穴の改善など、様々な症状に対して全て同時進行の治療を1台で実現することが可能です。

***

 

もう一つクリニック F が他のレーザーや光などのエネルギーべースと違う、プラズマに注目する理由があります。

プラズマには「プラズマ洗浄」という工学的な言葉もあるように、レーザーと違って皮膚表面の有機物(角栓、老廃物、脂質)を完全除去する効果があるのです。

科学的な説明としてはプラズマの不対電子が、表面付着物の基材との結合を切っているためで、これは、レーザー施術などの前処理にプラズマが利用できる可能性を示唆しています。

いうなれば「プラズマ・ピーリング」。

プラズマを照射すると皮膚の透過性が増し、治療中や後のドラッグ・デリバリーの効果が高まります。

これは 肝斑治療への併用も期待できるのではないかと注目しています。


フィラー勉強会

今日は月一で行っている美容医師のフィラー勉強会でした。

帰宅時には12時を回っていました。

フィラー_1

フィラー_2

通常の仕事後に集まってのテクニックシェアの勉強会は大変ですが、日々進化する美容医療と関わるためには必要な事です。

もっともっと学びたいけれど、そのチャンスが無くて学べなかった若手の先生方の参加も多いです。

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フィラー_4

医療は本当に奥が深くて、知れば知るほど、もっと学びたくなる。

仕事であり、趣味であり、知的好奇心を満たしてくれる唯一無二の職業だと思います。


ドクターデマイヨのショータイムのようなワークショップ

昨日のドクターデマイヨのワークショップでご一緒させていただいた、大学の研修医同期の田中亜希子先生、大阪の塚原孝浩先生と藤井靖成先生、さらに血管や神経、筋肉を顔に実際に書き込んで人体解剖図となってくれたスタッフさん達です。

デマイヨ

あたかもショータイムのようなワークショップでしたが、僕は好きでしたね。


フィラーマスタークラス勉強会

今日はブラジルのDr. De Maioのフィラーのマスタークラスの勉強会に出させていただきました。

フィラー

美を求めるフィラーとアンチエイジング目的のフィラーを上手く使い分け、レーザーと組み合わせる事でより良い治療を提供できると確信しました。

勉強になったなあ。


レーザートレーニングセンターの反響

クリニックFをレーザートレーニングセンターとして開放する旨、昨日FBにポストを挙げたところ、直後から予想を遥かに上回るお問い合わせを頂きました。

ありがとうございます。

FB

驚きと喜び、そして「やはりこうした場が今、日本の医師にも求められているのかもしれない」と感じました。

僕自身は、50歳を前にこの先どんな道を往けばよいのかつらつらと思う中で、道のりのひとつにこうした取り組みをしばらく考えていました。

ほとんど慈善事業のような形で教育の在り方を僕なりに模索していく取り組みとなりますので、あまり肩に力を入れすぎず、無理をしすぎず、細々とでも長きにわたって継続していけるプロジェクトにしたいなと思っています。

途中で頓挫しては元も子もありませんからね。

ということで、とりあえずは1dayセミナーのような形で、春の学会が落ち着いたころに一度開催してみたいと考えています。

知識や技術の修練の場としてはもちろん、医師同士の情報交換や交流の場にもしていけたらいいですね。

開業医は孤独な職業でもありますから・・・

マイペースでコツコツやっていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。また、諸先輩方で講師を務めていただける方がおいでになりましたら、ぜひこちらもお声がけください。

よろしくお願いいたします。


The Fujimoto Training Center for LASER and Photo-medicine

昨年より取り組んできた案件が、そろそろスタートできそうです。

レーザー企業の方々の御協力も得られることになりました。

美容医療に興味のある医師で、ご興味がありましたら、ご連絡ください。

※The Fujimoto Training Center for LASER and Photo-medicine

「クリニックFをレーザートレーニングセンターとして開放します」

ここ数年レーザー医療及びEBMD(energy based medical devices)の進化は益々著しく、需要も飛躍的に伸びており、医療現場でも様々な科による関心や研究、応用が見られるようになりました。

しかしながら、こうした治療を新たに採用し、また独立・参入するための理論や実際を学べる機関が日本にはまだありません。

そもそも機器の導入に対し、この国では未だ高い壁が立ちはだかる現状があります。

世界最新機器の多くが未認可製品というカテゴリーにおかれ、それぞれの医師の個人輸入によってしか輸入をすることができないのです。

そのため、統一したクライテリアを設置・共有することが困難であり、開業医がそれぞれの個人で独自に判断、採用した理論の元展開されている状況があります。

こうした背景により、様々な問題が日々起きており、また業界全体をまとめ指揮を執り、次世代に知識や経験をつなげていく機関さえも存在しません。

課題多い日本のレーザー医療ですが、15年近く世界の学会や臨床・研究現場を実際歩いて思うことは、日本の医師というのはその繊細で正確な技術を持つ点で他国の医師を完全に凌駕しうる存在であり、またこうした機器を用いて行う医療を新規採用するにあたって必要な頭脳、研究心、忍耐力、勤勉さ・・・といったすべての要素を国民性として元々備え持つ稀有な人種でもある、ということです。

つまり、日本の医師には自然と備わっている競争力が、この業界にはある、ということなのです。

とはいえ、その競争力を磨きたくとも、実際の機器に触れる機会が限定され、知識や技術に関しても排他的な現状にあっては、次世代のマンパワーも育ちようがありません。

これまで様々な方からのお力添えあって機会を与えていただき、育ててもらった私自身の知識と、こつこつと仕入れてきた 日本最大規模の美容医療機器30台、それに伴う美容医療技術を、

日本のレーザー美容医療技術及び共有知向上のために開放し、これからのレーザー医療を担う医師およびメディカルスタッフのために役立てていけたらと考えています。

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1 レーザー及びメディカルエナジーデバイス診療の習熟及び
ディプロマの発行

2 fillerやボトックスなどの基本手技の習得

3 メディカルコスメの製作及び作用機序の習得

4 海外主要学会への入会・発表サポート

5 工学(PhD) 薬学(PhD) 経営管理学(MBA DBA)などの医学博士以外の学位の取得のサポート

6 自費診療を主とした経営コンサルタント

7 世界最先端の医療技術の情報提供

対象
専門医 もしくは 博士号 を取得しており、レーザー医療技術の習熟独立するまで最低3年間の期間を想定できる医師

https://www.facebook.com/FujimotomedicalLASER


前田拓摩先生とのダブル外来

今日はクリニックFの手術日でした。

札幌ル・トロワ ビューティクリニック Vogue院長の前田拓摩先生とのダブル外来。

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前田先生ヒアルロン酸&藤本レーザー施術、

前田先生手術&藤本レーザー施術、

二人の話し合いで患者さんにとっての最適解を提案することができたと思います。

これからもこのタッグで最小のダウンタイムで最大の施術成果を提供していきたいと思います。


ダブル診療日

今日もクリニックFは宮下先生とのダブル勤務日です。

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以前にも書きましたが、現在非常勤でクリニックFに勤務する宮下宏紀先生は、がん研究会有明病院の形成外科で副医長を務めているとあって、宮下先生の診療日は美容やアンチエイジングの相談に留まらず、御自身や御家族が患うがんの相談などをされる方も。

がんというのは、本当にいつの間にかこんなにも身近で、公の場で良く語られ、親族の中で患う人が珍しくない疾患となっているのだな、と今日みたいな日は改めて思いますね。

僕のほうはおかげさまでだいぶ喉の調子も良くなってきました。

 

 


IMCAS PARIS2016報告~ TEOXANE社テオシアルペン

1週間前にジュネーブで本社に立ち寄ったTEOXANE社。

ここパリの学会会場でスタッフに再会しました。

ブースで改めてテオシアルペンを使ってみました。

これは想像以上に楽なので、一度使うとドクターも皆驚くようです。

「彫刻」に集中できますし、注入速度を一定にできるので、患者さんの負担という意味でもかなり楽になりそうです。

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院長である僕の出張が多いクリニックFでは、リスクはもちろん、メンテナンスやアフターケアを考えて敢えてフィラーの患者さんをこれまで増やすことはしてきませんでした。一方、実はフィラーでもう10年以上通ってくださってる患者さんもいます。

かなりの症例により皮下の解剖もリアルに浮かぶようになってきましたし、副作用情報なども確かになってきたので、安全重視でフィラー施術をすこしこれから増やしても良いかもしれないと思うようになりました。

ピアノをやってたせいか、手先が器用だとブースで言われましたよ。


枕は1種類に固執せず、3~4つ持っているほうが良い

おはようございます。

12月31日午前11時。今年最後の診療日が始まりました。

2015年も残すところあと13時間です。

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2015年は思いがけず忙しい一年となりました。

通常の診療や研究、学会での論文発表業務に加え、外資系レコード会社では最大手であるユニバーサルミュージック合同会社よりお声掛け頂き、CDシリーズを監修することになったのです。

テーマは「自律神経とホルモンを活性化させるクラシック/ジャズ」。

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「藤本先生の聴くだけでスッキリ」シリーズとして一年の間にテーマ別で6枚のCDがリリースされました。「痛み」の軽減をテーマとしたもの、「悩み」の改善をテーマとしたもの、また僕の臨床における専門である「美容」や「アンチエイジング」に特化したもの・・・といったラインアップなのですが、この中の一枚に「不眠」をテーマとしたものがあり、不眠を解消するクラシックの名演奏を11作品選んでまとめたところ、こちらに反響がありました。

まず、クリニックにこれらのCDを置いたところ、6枚の中から患者さんが最も欲しいと仰るのがこのCDであったこと。

メディアの方々や各企業の方から様々な興味が寄せられたこと。

また昨日もこのブログで書きましたが、6枚の中からこのCDが選ばれ、現在ANAの国際線で聴くことができるようになっていること。

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加えて現在、「睡眠」と「枕」についての書籍などに関するお話をいくつか頂いているのです。

 

これは、睡眠について不安に思われたり、悩まれている方がそれだけ多く、どうしたらよく眠れるのか? といったことに対し大きな関心が寄せられていることの表れなのでしょうね。

 

***

 

たぶん同業のドクターには似た思いを持たれている方も多いと思うのですが

職業柄、僕はその人の顔(主に皮膚と目、口元)、首や頭蓋、肩の周りや背骨を中心とした上半身の形状を見れば、彼あるいは彼女が良い睡眠をとれているか、睡眠に適した枕を使うことが出来ているかどうかすぐに判断することが出来ます。

皮膚というのは人間にとって最大の臓器であり、嘘やごまかしは一切利きません。

また、持って生まれた資質や形状はあるものの、首周りを中心とした上半身というのは長い年月をかけて最終的な形が作られていくものです。

骨や筋肉、脂肪に刻み込まれた傾向や癖、左右の非対称性がどこまで促進しているかといった部分含め、姿かたちはその人の生活習慣を如実に物語ります。

また、見た目の健やかさ、美や若さを決定づけるのも浮腫みを感じさせない血色の良い顔面に漲るエネルギーや、背骨でしっかりと支えられた姿勢、詰まりのない首や肩、左右の対称性といったものに依るものが大きいことに異を唱える方はいないことと思います。

 

国籍や住む国、性別や生きる時代、職業などによって、皮膚の色他ある特定の人種としてDNAに組み込まれる情報、食べるものや住居、生活の中で何を良しとするのか何を善とするのかといったことなどは細かく異なりますが、どの国、どの時代に生きても変わらぬものもあります。

そのひとつが睡眠です。

ヒトという動物の一種である以上睡眠は必要不可欠であり、眠るときヒトは誰しもがある一定時間横になります。

もちろん睡眠の長さは人それぞれで、一日3~4時間しか眠らない(眠れない)人もいれば、毎日8~10時間といった長さで連続睡眠をとる人もいることでしょう。

しかしながら、眠る時間数は大局的に大きな問題ではありません。

レオナルド・ダ・ヴィンチやナポレオン、エジソンなどショートスリーパーとして名高い偉人がいる一方、毎日10時間以上寝ていたアインシュタインのような人もいます。

問題はその「質」と、一日その眠りにつく数時間必ず頭を乗せる「枕」です。

体重比でおよそ10%を占める頭部には、ここで言及するまでもなく身体の司令塔「脳」が収められており、また人の美醜や若さの指針となる顔もここにあります。

良い質の眠りに恵まれれば、自律神経やホルモンを活性化させるために脳はその間よく働き、若さと活力が約束されます。

またその人に合った良い枕があれば脳が喜ぶ健やかな眠りが誘われるだけでなく、身体に不自然な体勢を強いることなくうまく力を抜くことが出来ますので、それにより顔や首の皺、エラや顎のハリ、皮膚の質感、首~肩~鎖骨のラインやデコルテの美しさなどまで変わってきます。

浮腫みや顔の左右対称性にも影響は及ぶことでしょう。

 

脳には脳にしかできない仕事があり、しかも眠っている時間にしか達成できないことがあります。

眠りという人にとって限りなく無意識の時間にその脳が収められている頭部を支える枕には、身体の安心と安全を担う必要があります。

毎日の睡眠は非常に大切な「脳が戦略を練り仕事をする」時間であり、枕はその間この大事な脳と顔を擁する頭蓋を守り支えるコクピットの役目を果たすものです。時に計器の役割すら求められるかもしれません。

そうした脳の‟夜間飛行“がその日うまくいったかどうかの答えは毎朝自ずと出るものです。

起きている間、人間は心身共に様々な体験をします。

その体験には過酷なものも多々含まれることは容易に想像できることと思いますが、肉体や皮膚がたとえ過剰なストレスにさらされたとしても、その場で適切な処置を施し、その後夜を迎え睡眠に入る際身体と状態に合った枕で頭を支え、良質な睡眠を必要なだけとることが出来れば、寝ている間にそれら日中かかった負荷を一定レベルまで修復するために脳が必要な仕事をし、朝にかけて身体をある程度までリセットしてくれるはずなのです。

逆に言うと、皮膚を含めた身体から疲労とアンバランスが伺われる人はそれらがうまくいっておらず、日々リセットしきれなかった負荷の蓄積が積もり積もって身体に表れてしまっている、ということが言えるかと思います。

つまり、うまく睡眠をとれていないことで、脳がその間に行うべき仕事を仕上げ切ることができず、目的地に辿り着くことなく、不完全燃焼のまま不時着しているということです。

***

枕については一種類に固執せず、季節や気分によって上着や靴を履き替えるような感覚で、3~4種類準備しておくとよい、というのが僕の持論なのですが、そんな話にも興味を持っていただいたようで、来年は睡眠に関する書籍にすこし関わることになりそうです。(もちろん本業がありますので、それに準ずる部分のみということになりますが)

またご報告しますね。

 

 

 

 

 

 

 

 


『水素水を科学する』初版が届きました

印刷所の都合で出版が遅れていたハイドロジェンセラピー「水素水を科学する」の初版が届きました。

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12月15日頃よりamazonで購入可能です。

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帯のキャッチコピーは、日頃よりメンターとして尊敬する東証一部上場株式会社日本トリム社の森澤紳勝社長に考えていただきました。

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こちら、本書のプロローグより

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皆さんは、「健康」を病気と表裏一体にあるものだと思っておられるかもしれません。そして、医師をその病気の専門家であると共に健康の専門家でもあると考えておられることでしょう。表と裏という関係にありながらも健康と病気が一体のものであるならば、そう考えるのは当然のことですよね。

確かに私たち医師はヒトの体の仕組みについて、そしてそれに起こりうる異常事態や非常事態について数多くのことを学んできました。病変と病気を発見し、それらを速やかに取り除き状態を改善・緩和させること、あるいは妊娠・出産のように、生命を脅かす「異常」ではないがカラダに起きた「非常」事態に対し、伴走しながら最善の結果を導き出すこと――これらが患者さんの求める医師の主な仕事であり、各種医療機関はそうした患者さんで今日も溢れている事でしょう。

しかしながら、こうした身体の異常事態・非常事態がひとまず落ち着いた後、より良い健康を目指すためにその後何を行うべきか、健康に点数があるならば自分の点数は今何点で、そこから100点を取るためには何を具体的にすればよいのか、ということについて、医師は専門的に学ぶ機会を与えられているわけでは決してありません。

一方、医療の発達に伴い長寿社会となった今では「病気」と「健康」の間に実は長い河が横たわり、病気ではないけれど健康とも言えない、という層を生きる人たちが年々増えていることもまた事実です。そして様々な健康法が世には存在し、それらを研究する機関も増える一方ですが、依然としてすべての人類に共通する「解」が見つかったわけではありません。

医学をはじめとした生物学には100%という概念はありません。必ず例外が存在します。

個人個人の持って生まれた資質や体質はそれぞれに異なります。例えば、体内に生息する100兆個もの腸内細菌の一部が生成するアミノ酸などの物質によって健康が維持されている場合もあります。この地球上には、水以外に何も食べずに生活している人が10名ほど確認されていますから、ヒトの体が持つポテンシャルというのはまだまだ計り知れないということでしょう。

そんな中、私個人の臨床テーマである「より若々しく、より健康に見える皮膚を作る」という点において、外用機器・治療以外に取り組むべき課題が絞られてきたことも事実です。中でも大きなものとしては、加齢を促進させる「酸化」、「糖化」、「脱水」それぞれへの対応、そして「ホルモンの活性化」と「自律神経の安定」ということが言えると思います。

本著ではその中でも「酸化」への取り組みを水素水と共に考えていきたいと思います。現在では、体内に発生する活性酸素とフリーラジカルが体内を酸化させることで、加齢の促進と癌化につながることがわかってきています。酸化とは人間にとって非常に大きなストレスであり、健康を維持するために体の酸化を防ぐことは極めて重要なのです。

酸化を防ぐためには紫外線他各種外的ストレスから出来るだけ身を守る事の他に、食生活や生活習慣の中で多くのビタミン類、カロチンやフラボノイドなどの抗酸化物質を栄養素からとることが大切なのですが、こうした食品群・サプリメント以外に最近注目を集めているのが水素です。

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今話題の水素について、できるだけ平易な言葉を選びわかりやすく解説したつもりです。

良かったらご一読くださいね。


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