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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

レーザートレーニングセンターの反響

クリニックFをレーザートレーニングセンターとして開放する旨、昨日FBにポストを挙げたところ、直後から予想を遥かに上回るお問い合わせを頂きました。

ありがとうございます。

FB

驚きと喜び、そして「やはりこうした場が今、日本の医師にも求められているのかもしれない」と感じました。

僕自身は、50歳を前にこの先どんな道を往けばよいのかつらつらと思う中で、道のりのひとつにこうした取り組みをしばらく考えていました。

ほとんど慈善事業のような形で教育の在り方を僕なりに模索していく取り組みとなりますので、あまり肩に力を入れすぎず、無理をしすぎず、細々とでも長きにわたって継続していけるプロジェクトにしたいなと思っています。

途中で頓挫しては元も子もありませんからね。

ということで、とりあえずは1dayセミナーのような形で、春の学会が落ち着いたころに一度開催してみたいと考えています。

知識や技術の修練の場としてはもちろん、医師同士の情報交換や交流の場にもしていけたらいいですね。

開業医は孤独な職業でもありますから・・・

マイペースでコツコツやっていきたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。また、諸先輩方で講師を務めていただける方がおいでになりましたら、ぜひこちらもお声がけください。

よろしくお願いいたします。


The Fujimoto Training Center for LASER and Photo-medicine

昨年より取り組んできた案件が、そろそろスタートできそうです。

レーザー企業の方々の御協力も得られることになりました。

美容医療に興味のある医師で、ご興味がありましたら、ご連絡ください。

※The Fujimoto Training Center for LASER and Photo-medicine

「クリニックFをレーザートレーニングセンターとして開放します」

ここ数年レーザー医療及びEBMD(energy based medical devices)の進化は益々著しく、需要も飛躍的に伸びており、医療現場でも様々な科による関心や研究、応用が見られるようになりました。

しかしながら、こうした治療を新たに採用し、また独立・参入するための理論や実際を学べる機関が日本にはまだありません。

そもそも機器の導入に対し、この国では未だ高い壁が立ちはだかる現状があります。

世界最新機器の多くが未認可製品というカテゴリーにおかれ、それぞれの医師の個人輸入によってしか輸入をすることができないのです。

そのため、統一したクライテリアを設置・共有することが困難であり、開業医がそれぞれの個人で独自に判断、採用した理論の元展開されている状況があります。

こうした背景により、様々な問題が日々起きており、また業界全体をまとめ指揮を執り、次世代に知識や経験をつなげていく機関さえも存在しません。

課題多い日本のレーザー医療ですが、15年近く世界の学会や臨床・研究現場を実際歩いて思うことは、日本の医師というのはその繊細で正確な技術を持つ点で他国の医師を完全に凌駕しうる存在であり、またこうした機器を用いて行う医療を新規採用するにあたって必要な頭脳、研究心、忍耐力、勤勉さ・・・といったすべての要素を国民性として元々備え持つ稀有な人種でもある、ということです。

つまり、日本の医師には自然と備わっている競争力が、この業界にはある、ということなのです。

とはいえ、その競争力を磨きたくとも、実際の機器に触れる機会が限定され、知識や技術に関しても排他的な現状にあっては、次世代のマンパワーも育ちようがありません。

これまで様々な方からのお力添えあって機会を与えていただき、育ててもらった私自身の知識と、こつこつと仕入れてきた 日本最大規模の美容医療機器30台、それに伴う美容医療技術を、

日本のレーザー美容医療技術及び共有知向上のために開放し、これからのレーザー医療を担う医師およびメディカルスタッフのために役立てていけたらと考えています。

FB

1 レーザー及びメディカルエナジーデバイス診療の習熟及び
ディプロマの発行

2 fillerやボトックスなどの基本手技の習得

3 メディカルコスメの製作及び作用機序の習得

4 海外主要学会への入会・発表サポート

5 工学(PhD) 薬学(PhD) 経営管理学(MBA DBA)などの医学博士以外の学位の取得のサポート

6 自費診療を主とした経営コンサルタント

7 世界最先端の医療技術の情報提供

対象
専門医 もしくは 博士号 を取得しており、レーザー医療技術の習熟独立するまで最低3年間の期間を想定できる医師

https://www.facebook.com/FujimotomedicalLASER


前田拓摩先生とのダブル外来

今日はクリニックFの手術日でした。

札幌ル・トロワ ビューティクリニック Vogue院長の前田拓摩先生とのダブル外来。

前田先生

前田先生ヒアルロン酸&藤本レーザー施術、

前田先生手術&藤本レーザー施術、

二人の話し合いで患者さんにとっての最適解を提案することができたと思います。

これからもこのタッグで最小のダウンタイムで最大の施術成果を提供していきたいと思います。


ダブル診療日

今日もクリニックFは宮下先生とのダブル勤務日です。

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以前にも書きましたが、現在非常勤でクリニックFに勤務する宮下宏紀先生は、がん研究会有明病院の形成外科で副医長を務めているとあって、宮下先生の診療日は美容やアンチエイジングの相談に留まらず、御自身や御家族が患うがんの相談などをされる方も。

がんというのは、本当にいつの間にかこんなにも身近で、公の場で良く語られ、親族の中で患う人が珍しくない疾患となっているのだな、と今日みたいな日は改めて思いますね。

僕のほうはおかげさまでだいぶ喉の調子も良くなってきました。

 

 


IMCAS PARIS2016報告~ TEOXANE社テオシアルペン

1週間前にジュネーブで本社に立ち寄ったTEOXANE社。

ここパリの学会会場でスタッフに再会しました。

ブースで改めてテオシアルペンを使ってみました。

これは想像以上に楽なので、一度使うとドクターも皆驚くようです。

「彫刻」に集中できますし、注入速度を一定にできるので、患者さんの負担という意味でもかなり楽になりそうです。

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院長である僕の出張が多いクリニックFでは、リスクはもちろん、メンテナンスやアフターケアを考えて敢えてフィラーの患者さんをこれまで増やすことはしてきませんでした。一方、実はフィラーでもう10年以上通ってくださってる患者さんもいます。

かなりの症例により皮下の解剖もリアルに浮かぶようになってきましたし、副作用情報なども確かになってきたので、安全重視でフィラー施術をすこしこれから増やしても良いかもしれないと思うようになりました。

ピアノをやってたせいか、手先が器用だとブースで言われましたよ。


枕は1種類に固執せず、3~4つ持っているほうが良い

おはようございます。

12月31日午前11時。今年最後の診療日が始まりました。

2015年も残すところあと13時間です。

***

2015年は思いがけず忙しい一年となりました。

通常の診療や研究、学会での論文発表業務に加え、外資系レコード会社では最大手であるユニバーサルミュージック合同会社よりお声掛け頂き、CDシリーズを監修することになったのです。

テーマは「自律神経とホルモンを活性化させるクラシック/ジャズ」。

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「藤本先生の聴くだけでスッキリ」シリーズとして一年の間にテーマ別で6枚のCDがリリースされました。「痛み」の軽減をテーマとしたもの、「悩み」の改善をテーマとしたもの、また僕の臨床における専門である「美容」や「アンチエイジング」に特化したもの・・・といったラインアップなのですが、この中の一枚に「不眠」をテーマとしたものがあり、不眠を解消するクラシックの名演奏を11作品選んでまとめたところ、こちらに反響がありました。

まず、クリニックにこれらのCDを置いたところ、6枚の中から患者さんが最も欲しいと仰るのがこのCDであったこと。

メディアの方々や各企業の方から様々な興味が寄せられたこと。

また昨日もこのブログで書きましたが、6枚の中からこのCDが選ばれ、現在ANAの国際線で聴くことができるようになっていること。

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加えて現在、「睡眠」と「枕」についての書籍などに関するお話をいくつか頂いているのです。

 

これは、睡眠について不安に思われたり、悩まれている方がそれだけ多く、どうしたらよく眠れるのか? といったことに対し大きな関心が寄せられていることの表れなのでしょうね。

 

***

 

たぶん同業のドクターには似た思いを持たれている方も多いと思うのですが

職業柄、僕はその人の顔(主に皮膚と目、口元)、首や頭蓋、肩の周りや背骨を中心とした上半身の形状を見れば、彼あるいは彼女が良い睡眠をとれているか、睡眠に適した枕を使うことが出来ているかどうかすぐに判断することが出来ます。

皮膚というのは人間にとって最大の臓器であり、嘘やごまかしは一切利きません。

また、持って生まれた資質や形状はあるものの、首周りを中心とした上半身というのは長い年月をかけて最終的な形が作られていくものです。

骨や筋肉、脂肪に刻み込まれた傾向や癖、左右の非対称性がどこまで促進しているかといった部分含め、姿かたちはその人の生活習慣を如実に物語ります。

また、見た目の健やかさ、美や若さを決定づけるのも浮腫みを感じさせない血色の良い顔面に漲るエネルギーや、背骨でしっかりと支えられた姿勢、詰まりのない首や肩、左右の対称性といったものに依るものが大きいことに異を唱える方はいないことと思います。

 

国籍や住む国、性別や生きる時代、職業などによって、皮膚の色他ある特定の人種としてDNAに組み込まれる情報、食べるものや住居、生活の中で何を良しとするのか何を善とするのかといったことなどは細かく異なりますが、どの国、どの時代に生きても変わらぬものもあります。

そのひとつが睡眠です。

ヒトという動物の一種である以上睡眠は必要不可欠であり、眠るときヒトは誰しもがある一定時間横になります。

もちろん睡眠の長さは人それぞれで、一日3~4時間しか眠らない(眠れない)人もいれば、毎日8~10時間といった長さで連続睡眠をとる人もいることでしょう。

しかしながら、眠る時間数は大局的に大きな問題ではありません。

レオナルド・ダ・ヴィンチやナポレオン、エジソンなどショートスリーパーとして名高い偉人がいる一方、毎日10時間以上寝ていたアインシュタインのような人もいます。

問題はその「質」と、一日その眠りにつく数時間必ず頭を乗せる「枕」です。

体重比でおよそ10%を占める頭部には、ここで言及するまでもなく身体の司令塔「脳」が収められており、また人の美醜や若さの指針となる顔もここにあります。

良い質の眠りに恵まれれば、自律神経やホルモンを活性化させるために脳はその間よく働き、若さと活力が約束されます。

またその人に合った良い枕があれば脳が喜ぶ健やかな眠りが誘われるだけでなく、身体に不自然な体勢を強いることなくうまく力を抜くことが出来ますので、それにより顔や首の皺、エラや顎のハリ、皮膚の質感、首~肩~鎖骨のラインやデコルテの美しさなどまで変わってきます。

浮腫みや顔の左右対称性にも影響は及ぶことでしょう。

 

脳には脳にしかできない仕事があり、しかも眠っている時間にしか達成できないことがあります。

眠りという人にとって限りなく無意識の時間にその脳が収められている頭部を支える枕には、身体の安心と安全を担う必要があります。

毎日の睡眠は非常に大切な「脳が戦略を練り仕事をする」時間であり、枕はその間この大事な脳と顔を擁する頭蓋を守り支えるコクピットの役目を果たすものです。時に計器の役割すら求められるかもしれません。

そうした脳の‟夜間飛行“がその日うまくいったかどうかの答えは毎朝自ずと出るものです。

起きている間、人間は心身共に様々な体験をします。

その体験には過酷なものも多々含まれることは容易に想像できることと思いますが、肉体や皮膚がたとえ過剰なストレスにさらされたとしても、その場で適切な処置を施し、その後夜を迎え睡眠に入る際身体と状態に合った枕で頭を支え、良質な睡眠を必要なだけとることが出来れば、寝ている間にそれら日中かかった負荷を一定レベルまで修復するために脳が必要な仕事をし、朝にかけて身体をある程度までリセットしてくれるはずなのです。

逆に言うと、皮膚を含めた身体から疲労とアンバランスが伺われる人はそれらがうまくいっておらず、日々リセットしきれなかった負荷の蓄積が積もり積もって身体に表れてしまっている、ということが言えるかと思います。

つまり、うまく睡眠をとれていないことで、脳がその間に行うべき仕事を仕上げ切ることができず、目的地に辿り着くことなく、不完全燃焼のまま不時着しているということです。

***

枕については一種類に固執せず、季節や気分によって上着や靴を履き替えるような感覚で、3~4種類準備しておくとよい、というのが僕の持論なのですが、そんな話にも興味を持っていただいたようで、来年は睡眠に関する書籍にすこし関わることになりそうです。(もちろん本業がありますので、それに準ずる部分のみということになりますが)

またご報告しますね。

 

 

 

 

 

 

 

 


『水素水を科学する』初版が届きました

印刷所の都合で出版が遅れていたハイドロジェンセラピー「水素水を科学する」の初版が届きました。

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12月15日頃よりamazonで購入可能です。

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帯のキャッチコピーは、日頃よりメンターとして尊敬する東証一部上場株式会社日本トリム社の森澤紳勝社長に考えていただきました。

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こちら、本書のプロローグより

***

皆さんは、「健康」を病気と表裏一体にあるものだと思っておられるかもしれません。そして、医師をその病気の専門家であると共に健康の専門家でもあると考えておられることでしょう。表と裏という関係にありながらも健康と病気が一体のものであるならば、そう考えるのは当然のことですよね。

確かに私たち医師はヒトの体の仕組みについて、そしてそれに起こりうる異常事態や非常事態について数多くのことを学んできました。病変と病気を発見し、それらを速やかに取り除き状態を改善・緩和させること、あるいは妊娠・出産のように、生命を脅かす「異常」ではないがカラダに起きた「非常」事態に対し、伴走しながら最善の結果を導き出すこと――これらが患者さんの求める医師の主な仕事であり、各種医療機関はそうした患者さんで今日も溢れている事でしょう。

しかしながら、こうした身体の異常事態・非常事態がひとまず落ち着いた後、より良い健康を目指すためにその後何を行うべきか、健康に点数があるならば自分の点数は今何点で、そこから100点を取るためには何を具体的にすればよいのか、ということについて、医師は専門的に学ぶ機会を与えられているわけでは決してありません。

一方、医療の発達に伴い長寿社会となった今では「病気」と「健康」の間に実は長い河が横たわり、病気ではないけれど健康とも言えない、という層を生きる人たちが年々増えていることもまた事実です。そして様々な健康法が世には存在し、それらを研究する機関も増える一方ですが、依然としてすべての人類に共通する「解」が見つかったわけではありません。

医学をはじめとした生物学には100%という概念はありません。必ず例外が存在します。

個人個人の持って生まれた資質や体質はそれぞれに異なります。例えば、体内に生息する100兆個もの腸内細菌の一部が生成するアミノ酸などの物質によって健康が維持されている場合もあります。この地球上には、水以外に何も食べずに生活している人が10名ほど確認されていますから、ヒトの体が持つポテンシャルというのはまだまだ計り知れないということでしょう。

そんな中、私個人の臨床テーマである「より若々しく、より健康に見える皮膚を作る」という点において、外用機器・治療以外に取り組むべき課題が絞られてきたことも事実です。中でも大きなものとしては、加齢を促進させる「酸化」、「糖化」、「脱水」それぞれへの対応、そして「ホルモンの活性化」と「自律神経の安定」ということが言えると思います。

本著ではその中でも「酸化」への取り組みを水素水と共に考えていきたいと思います。現在では、体内に発生する活性酸素とフリーラジカルが体内を酸化させることで、加齢の促進と癌化につながることがわかってきています。酸化とは人間にとって非常に大きなストレスであり、健康を維持するために体の酸化を防ぐことは極めて重要なのです。

酸化を防ぐためには紫外線他各種外的ストレスから出来るだけ身を守る事の他に、食生活や生活習慣の中で多くのビタミン類、カロチンやフラボノイドなどの抗酸化物質を栄養素からとることが大切なのですが、こうした食品群・サプリメント以外に最近注目を集めているのが水素です。

***

今話題の水素について、できるだけ平易な言葉を選びわかりやすく解説したつもりです。

良かったらご一読くださいね。


「コピー&偽造 メディカル美容機器への注意」 医師への警告 知的財産権

アンチエイジングや美容領域におけるレーザー・光治療は、21世紀に入って確立された比較的新しい学問であり技術です。

そのため発展途上な部分もそこかしこにあり、各企業及び研究機関では新しく機器の開発が行われると特許を取得するなどして、自社や時に個人に属する「知的財産」を自分たちで守る必要があります。

機器一台の開発には膨大な時間と研究費がかかりますし、また一台のレーザーは高級外車1台分、時にマンション一部屋分の価格がつきますので、情報の漏えい、技術者のスピンアウトが起これば損害は計り知れません。

2000年以前は比較的寛容だった、米国やイスラエルの機器の模倣が認められるアジア諸国における機器開発も、2000年以降は監視の目が厳しくなりました。

その点幸か不幸か日本は厚生労働省による規制が厳しく、レーザー・光治療器の開発自体に高い壁が聳え立っていますので、日本にいる限り開発チームにすら入れない現状があります。

こうした特許に対する考え方、知的財産に対する知識はクリニック経営でも必要不可欠ですので、今日は少しこのあたりについて書いてみたいと思います。

約一年前、米国レーザー医学会誌に衝撃的な題名の論文が載ったのはこのブログでもご紹介しましたよね。

「偽造メディカル機器への注意」医師への警告

http://clinic-f.com/blog/laser/post_3202/

 

lasers_in_surgery_and_medicine

特に2010年以降の度重なるM&Aなどの企業買収と中国や韓国などにおける「コピー品」と言われる廉価版の流通などによって、米国レーザー企業では研究開発費が底をついています。

構想から何年もかけてその間試行錯誤を繰り返し、やっと完成した製品を世に出した途端、その完成品をバラされてコピー品を作られてしまっては、企業としてはたまりません。

このままでは研究費が枯渇し、新しい機器の研究開発ができないという事態になってしまいます。

現状では、コピー製品とオリジナルメーカーの製品では技術的格差も大きすぎます。

日本の厚生労働省の体質はなかなか変わらないだろうとは思いますが、それにしても米国の厚生労働局であるFDAの認可も取れていない機器を、国内で使うべきではないと僕は思います。

*****

ここで改めて書くまでもないかもしれませんが、知的財産の戦略はごく最近確立された考え方ではなく、本質的には遙か昔から形成されていた考え方であり、製造方法の秘密です。

知的財産についての講釈では、ヒッタイト王国や中国、ヴェネツィアなどの話が必ず出てきます。

ご存じない方のためにここでご紹介すると

紀元前2000 – 1200年頃に現トルコのアナトリア半島に存在したヒッタイト帝国は、当時全く知られていなかった鉄の製法を知る唯一の国でした。

他の金属よりも固い鉄を武器に用いたヒッタイト軍は、世界を席巻し征服することができました。

ヒッタイトの鉄は金を超えるような価値があるとされ、極めて高額で交換されたと言われています。

同じように中国は磁器や絹の製法が知られていた唯一の地域でした。

これらの製法は長い間秘密とされていたため、他の地域で産出することができませんでした。

つまり、知的財産とは、国家戦略上「合理的な独占形態」を実現するための一手法であるともいえるのです。

近代的な知的財産権の制度としては、ルネッサンス期のヴェネツィア共和国で誕生した特許制度が世界で最初の知的財産権制度なのだそうです。

そして、現代の知的財産権の議論には日本も関わっています。

1980年代の世界貿易は、先進国、アジア地域の高い経済成長につれて順調に推移しましたが、特に日本は1980年代前半の円安期に輸出を伸ばし、1986年には世界シェアが10%を超え、米国と並ぶようになりました。

日本による米国への輸出はアメリカ製品販売の低下を意味し、貿易摩擦問題を引き起こしたのです。

一方で、当時のレーガン大統領は、ヒューレットパッカード社のジョン・ヤング社長を委員長に迎え研究委員会を作ったのですが、ヤング委員長は1985年1月25日に「地球規模の競争-新たな現実」と題する報告書すなわち「ヤングレポート」を大統領に提出したのです。

ヤングレポートの要点は、

米国の技術力は依然として世界の最高水準にあり、それが製品貿易に反映されないのは、各国の知的財産の保護が不十分なためである。それを守るためのパテント政策が必要である。

というものでした。

実際には、安かろう悪かろうと当初予想されていた日本企業の技術力が想像以上に高かったという事が問題点でした。

*****

Back to the future

先日映画の「Back to the Future バックトゥーザフューチャー」を懐かしく観ながら、当時のアメリカ国民はその事実をわかっていたのだろうなあと思い出しましたよ。


人間は左右対称なのか

引き続きクリニックFのHP整理作業を行っています。

今回も一つ、過去のブログから記事を紹介しますね。

 

2008年10月24日の記事からです。

***

Easter

*写真はイースターを訪れた時の写真です。

 

クリニックで皮膚・・・主に顔をメインとしたアンチエイジング治療を行っていると、患者さんの顔を診察でも治療でも、経過の写真でも毎日観察することになります。

そして思うのです。

人間というのはつくづく左右対称ではないのだな、と。

だからこそ、美術や建築などの世界では、シンメトリー(対称性)・・・左右対称な様式美を追求してしまうのでしょうね。自分が不完全であることを知っているからこそ、「完全」に憧れてしまう。

医者の視点で解剖学的に人体を考えると、そこからすでに人間は左右非対称です。

人間の体を縦に真っ二つに切ったとき、右半身と左半身では、どちらが重いかご存知ですか?

一般の人は心臓が左にあるのだから、当然左が重いのではないかと考えるかもしれません。

ですが、実は心臓に関して言えば先端が左にあるというだけで、実質心臓の大半は体のほぼ中央にあります。

では、どちらが重いのでしょう?

正解は右半身です。

人体の中で脳の次に重い実質臓器は、肝臓です。肝臓の体積の内、その8割が身体の右半分にあります。

真っ直ぐに立っているつもりが、鏡で見ると右肩の方が下がっている場合があります。あるいは右足の方が長く感じるときがあります。これもこうした臓器の位置による影響があるのです。

また、船や車、バスなどで車酔いを起こしたとき、右を下にして横向きになると楽になると聞いたことはありませんか?

これは、胃の位置が関係しています。

胃は右を下にしたほうが安定するので、胃の内容物が逆流しづらくなるのです。

他には、妊婦さんが横になるとき、左を下にして横向きで横になるとよいと、医師が指導する場合があります。

妊婦さんは子宮が大きいので仰向けで長時間眠ると、子宮が背骨の右側にある下大静脈を圧迫します。心臓へ戻る血液が減少すると、動悸や息切れがおこり、貧血と同じ状態になります。母体に酸素が不足すると赤ちゃんも苦しくなるため、左を下にすることで、下大静脈の圧迫が減り、血液の循環が良くなるのです。妊婦特有の腰痛も、左を下にして、クッションや枕などを膝で挟むことで軽減されます。

右脳と左脳がまったく違った働きをすることも、最近わかってきましたよね。

美容医療の現場でも、ニキビやたるみ、シワ、毛穴・・・など、いずれをとっても左右対称ではなく、どちらかの方が他方より、より深刻です。

最近「身体のゆがみをなおす」「左右対称に近づける」という施術があるようですが、これらは体をスケルトンにした、いわば骨格組織だけを考えた施術なのかなと考えさせられます。

医師の視点で考えれば、「左右対称に近づける」のではなく、「左右非対称」を受け入れ、左右どちらの機能も理解し、その上で「相互作用」の視点からどちらもうまく活用する為にはどうしたらいいのか考えていく方が、建設的のように思います。

人間は、左右非対称であることに意味があるわけですからね。


日本医師会雑誌「心電図のリズムと波を見極める」

本日送られてきた日本医師会雑誌の今月特別号は、「心電図のリズムと波を見極める」でした。

僕は学生時代に循環器内科を選択しようと思ったぐらい、心電図好きで、国試の時も循環器は得意科目でした。

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しかもこの本の監修は学生時代の助教授だった磯部先生。

オリジナルの英語のプリントによる心臓の講義は、本当に面白かったなあ。

記憶に残る名講義でした。


2015年 光文社 美ST11月号

あす発売の光文社 美ST 11月号が届きました。

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今月号は クリニックF が4つの記事で載っています。

よろしかったらご覧くださいね。

詳細はこちらからご覧ください_1

詳細はこちらからご覧ください_2

詳細はこちらからご覧ください_3

詳細はこちらからご覧ください_4

詳細はこちらからご覧ください_5


アラガン・ジャパン株式会社本社での講演会終わりました

港区にあるアラガン・ジャパン株式会社本社での講演会が無事に終わりました。

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今日は、20名のドクターと10名ぐらいのアラガン・ジャパン株式会社の社員の方が参加されました。

質問もたくさん出て、とてもバランスの良い講演会となりました。


アラガン・ジャパン株式会社本社での招待講演スライド

明日のアラガン・ジャパン株式会社本社での招待講演スライド。

ようやく満足できるものに仕上がりました。

アラガン講演

「一般診療クリニックにおいてボツリヌストキシン&Fillerを導入する経営メリットおよびその集客方法~医療経営学的観点から」

おかげさまで、早々に定員締め切ったようです。


新国際学会周遊記

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