フィンランドのように北欧を旅していると、高(福祉+税)国家が成り立つのは、人口密度が低く、かつ人口が少ない国家に限るといういう条件がよくわかってくる。
フィンランド、ノルウェー、デンマークはそれぞれ約500万人、スウェーデン900万人。
これは日本で言えば都道府県の人口。
あまり政治のことは言いたくないけれど、日本のように巨大な人口を抱えた国が、高福祉国家を目標とすること自体が、すでに理論破綻していると、政治家さんたちに気づいて欲しい。
戦後の行動成長期と違い、そもそもそれぞれの価値観が大きく変わってしまった日本人全てが満足する政党政策などあるわけがない。
欧州のように、日本もいくつかに分国し、合州国制にして、主義の違う国家に個人が選んで住めるようにしたらいいのに、と思います。