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藤本院長のブログ(新国際学会周遊記)

経営者にとって勝利とは

2018年07月12日(木) カテゴリー:経営学

自然科学系の学問と違って勝つための戦略は数える程なのに、それでも経営が面白いところは、時と運により百社百様の戦術を展開して、時には一発逆転勝利が狙える事なのでしょうね。

追いつめられてボロボロになっても、追いつめられたからこそ絞り出された知恵により起死回生の一手を打ち息を吹き返すこともある。

思いがけないトラブルに見舞われて倒れても、それが何かのヒントをもたらし、それまで以上に大きくなることもある。

もちろんその逆もあるわけですが。

答えがバラエティに富んでいるので創意工夫で何通りも挑戦できるのが、経営の醍醐味なのだろうな、と人生の先輩ともいえる様々な経営者の方々とお目にかかってお話を伺うと、そんなことを思います。

 

そして、50歳を目前に若輩者ながら確実に僕が理解したことはと言えば、

ではその目指す「勝利」とは一体どこにあるのか、ということが経営者自身の中でも時や経験の熟成の中で形が変化していくということです。

戦略も、勝利そのものも、有機的で粘土細工のように形状変化するものなのですよね。

クリニック内観

病院というカテゴリーの中のささやかなクリニック経営をしていますが

経営者として自分はクリニック経営には向いていないんじゃないか。

医療に関してはどこかの研究施設で研究者に徹し、それとは別に自分の好きな機器やテクノロジーをテーマにした企業を別に作り、その経営者になることを考えたほうが良いんじゃないか。

この点を随分悩みながらもう15年以上経ってしまいました。

クリニックの目指す勝利は、ゴールにたどり着くことではなく、患者さんとの間の関係構築と維持にある、という結論に最近辿り着き、それにより少し肩の力は抜けたかもしれませんね。


どうすればエビデンスを立証できるのか?

外来中です。

場所を見つけてFBやブログ用に写真を撮っていると患者さんやスタッフに声をかけられることもしばしば。

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今日も僕なりに精一杯頑張っています(笑)。
さて、ヘルスケア系の企業から、「エビデンスが無い」と言われてしまうので何とか立証出来ないかと相談を受ける事が多いのですが、ではエビデンスと言うのは一体なんでしょうか?
僕も理系のコンサルティングファームとして、いわゆる理系の謎解きを生業としてきました。今まで、医学、工学、薬学つまり、生物学、物理学、化学の自然科学の博士号と、経営学の社会科学の修士号を取得してきましたが、これはそれぞれの学問での立証論理方法を学ぶために必要な過程でした。
医学の世界で言うと、統計学的に有意差が出るかという点を重視する論文が多いのですが、そもそも統計学をエビデンスの立証に選択する以上は5%は無視しています。

どんなに素晴らしい薬でも、5%の人には効かない可能性があるのです。
英文論文があると根拠にしている企業も多いですが、英文論文の採択率が50%を超える雑誌も沢山あります。

つまるところ現在の英文論文なんて、単なる仮説の一つに過ぎません。
もちろん、信頼度の高い論文誌に、マルチプルな検証総論が出ているものが、最も信憑性が高いといえますが、生物学にはそもそも100%例外がないという事象はありません。
ではどうすればエビデンスを立証できるのか?
誰もが納得できるためには、結局自然科学の立証方法を利用した上で、演繹法もしくは帰納法で理論構築するしかないのです。
自分は仮定理論の上に、さらに理論武装して解を解く、演繹法が得意ですので、その手法をとる事が多いのですが、こうなると文系と理系の再統合が必要になりますよね。
今後は統計学の時代は終わり、AIを用いたビックデータの直接比較検討ができる様になりますし、さらに量子コンピューターが数年で開発されると、演算機能が飛躍的に上がり、実験もしなくて良い状況になります。
我々医師は、まさに自然科学の立証法がパラダイムシフトをおこす、その岐路にいるのです。
さらに、せっかくエビデンスを立証しても、すぐに経営的にメリットとなるとは限りません。
エンゲル係数で有名な経済学者エンゲルは、新しいものが売れるためには、「奇跡的な効果」が実感できないとビジネスにはならないと言っています。

今は企業努力により、良い製品ができているのは当たり前、良い物を作れば売れる時代は終わりました。マーケティング自体がもう古い考えとも言えるのです。
やはり、市場の既存の価値観を変える様な、新たな価値を提供する知的財産ビジネスモデルの模索が、今後企業が行うべき方向性なのでしょうね。
僕も薬学博士を取ったのち、一年半が経過しましたので、そろそろ次のアカデミックな目標を決めたいと思っています。
ハーバードでビジネスの学位を取るか、音大で指揮者の勉強をするか、知的財産立証を求めて弁理士の資格を取るか。
どうしますかね。笑。


生理学解剖学の本

今日はクリニックFにて外来です。

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新たな研究検証依頼の資料としてAmazonで購入した本が届きました。

3冊で締めて30000円弱。

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医学書は高いです(涙)が、生理学解剖学に遡らないと理論立証が出来ないのです。新たな謎解きが始まりましたよ。


Lasers in Surgery and Medicine 368ページ

レーザー治療を行う医者にとっての情報源は、一つは英文学会誌。もう一つは英文業界誌です。

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学会誌は、論文などでレーザーの理論をcatch-upするもの。

業界誌は新機種情報や機器スペックなどが記載されています。

どちらも必要な情報源なのですよね。
今日はこちらの学会誌Lasers in Surgery and Medicineの最新号が送られてきました。

368ページに僕の名前のアブストラクトの記事が出ています。

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多くの記事の中で、ニキビ跡に関するPRPとフラクショナルレーザー機器の併用療法の臨床報告、骨芽細胞のセルラインを使っての実験ですが、低出力のブルーライトLaserが細胞外骨化を促進するという記事が面白かったです。


500人

本日は500名弱の参加者の元、品川グランドホールにて招待講演をさせていただきました。

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もう1人の招待講演者はパッションリーダーズの近藤太香巳社長でした。


鎌倉高校同窓会

昨晩は鎌倉高校の2年生のクラスの同窓会で、10名の同級生が横浜駅前の和民に揃いました。

30年ぶりの再会で、もう皆、50歳になります。おっさんかと思っていた高校生の時の教官たちの写真が、今の自分たちよりも遙かに若かったのが衝撃でした。

当時友人たちと、何を話していたのか、全く憶えていないのですが、自由な校風の良い学校だったなあ。

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ちなみに、鎌倉高校前駅の風景は、モデルになったスラムダンクのアニメ主題歌の映像でも使われていました。


医療分野におけるワトソン

2018年06月27日(水) カテゴリー:医療

今日も東京女子医大でAI統計学の勉強会ですが、IBMのワトソンの医療分野での使用事例についての勉強でした。

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日進月歩でキャッチアップが大変ですが、ワトソンで何が出来るのか、知っておく事は大事ですよね。


オーシャンズ8月号

オーシャンズ8月号。

クリニックFを取材していただいた記事が載っています。

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Laserによって、単にシミを取るのではなく、「肌全体を若返らせる」事が出来る様になりました。


IFSO2018

本年9月に開催されるドバイでの国際学会の演題が通過しました。

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ドバイはまだ何もなかった頃1997年に初めて行って以来、定期的に訪れている都市です。

今年の後半も忙しくなりそうです。


昔から濫読派

ワールドカップ凄かったですね。

今日は寝不足です。

皆が一様に努力しているのに、やはり努力を超えた存在があるんですね。

珍しく講演もなかった週末。

週末は仕事の発想や講演のネタになりそうなこんな本を読みました。

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ちょっとした閃きあり!

起業家医師の会でも一緒の裴先生の本も読んでみました。

僕は昔から濫読派なので、色々な分野の本を並行して読むのが好きです。


今日は企業招待席で東京ドームへ。

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すごい方々にご挨拶され、練習を観たのちに、案内された席はバックスクリーンカメラの目の前。

やっぱり野球観戦は楽しいですね!


学部長室

久しぶりに母校へ。

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指導教官だった金澤教授が学部長になられたので、改めてご挨拶しました。

学部長室広い!


EMN2018

ニュージーランドでの12月の国際学会。

早くも招待演者のコーナーに僕の名前が載りました。

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頑張ろう!

http://emnmeeting.org/2018/auckland/titanium-oxides/
Invited Speakers:
Dalibor Biolek, University of Defence, Czech Republic
TiO2 memristor: Nanodevice or a manifestation of natural principle?
Federica Bondioli, University of Parma, Italy
From traditional ceramic to nanotechnology: multifunctional surface for ceramic tile
Marco Fronzi, Xi’an Jiaotong University, China
First-principle investigations of photo-catalytic processes in modified TiO2 surfaces
Takahiro Fujimoto, Clinic F, Japan
Development of A Semiconductor Laser Based High Temperature Fine Thermal Energy Source using an Optical Fiber Tip once melted and covered with titanium oxide
Jacek Katzer, Koszalin University of Technology, Poland
Bunsho Ohtani, Hokkaido University, Japan
Identification and characterization of metal-oxide particles with energy-resolved distribution of electron traps
Muhammad Babar Taj, Quaid-e-Azam University, Pakistan
Atsushi Tsurumaki-Fukuchi, Hokkaido University, Japan
Observations on the interfacial redox reactions in metal-oxide memristive devices
Judy Z. Wu, The University of Kansas, USA
Hybrids of carbon nanostructures and semiconductor nanocrystals for high-performance renewable energy devices
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FOR CONTRIBUTORS
Presentation
Abstract Submission


仕事用

先日の記者会見のプレゼンテーション中の映像が送られてきました。

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仕事用の顔だなあ。


レーザーの歴史

クリニックFを作った時に書いたレーザー医療の歴史のページです。

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http://clinic-f.com/history/

思えば唯一FDAで認められているHIFUのウルセラ以降は書いていなかったなあ。

その後のトピックとしては、クライオによる痩身(ゼルティック)によって作られた痩身系機器の市場、レーザーアシストによるドラッグデリバリー、ピコ秒レーザーの誕生、常温常圧プラズマの台頭、新型サーマクールを最終とした6世代のRFなどですかね。

ちょっと時間を見てまとめてみようと思います。


U.S.N.S.MERCY Hospital Ship

今日は大学病院時代の後輩の相澤宏光先生に誘われて日本に初寄港している米軍の世界最大級の病院船であるマーシーを見学させて頂きました。

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米国軍医で大佐、第七艦隊軍医長 Dr.Merrickの特別なプライベートツアー。

病室 手術室 薬剤部 検査室 ジム リカバリールーム トリアージルームなどを全て完備した船。

オペ室12室、ICU80床、ベッド数1000床という、ざっとお聞きしただけでも大学病院レベルです。

主要なところをご案内頂いただけでも2時間のツアーになってしまいました。

揺れる船に載せている機材が動かないように、全てが固定されている点を除けば、施設は大学病院規模。

全長272mとのことですから、あの全長263mの戦艦大和よりも巨大なのです。

クルーズシップの様。

驚きましたね。

貴重な体験をさせて頂きました。


小松弥助

2018年06月15日(金) カテゴリー:グルメ

金沢出張のハイライト。

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松林教授が予約してくださった金沢駅前に移転された小松弥助にて。

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喜びを与える仕事ですね!

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15歳からお鮨を握って72年目だそうですが、手さばきが本当に美しい!

握手させて頂いた手が柔らかかったのが印象的でした。

これから都内に帰ります。


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